先週からの異常な暑さで自身の脳機能はパンク寸前だ
そもそも老化による影響で既に脳機能が衰えているところに、さらにこの暑さだ
だが自身の自慢の一つに昼食後の昼寝は70歳超えても若い時から、ほぼまったくと言っていいほど経験したことがなかった
ところがここ最近、昼食後に30分から1時間弱、知らず知らずの内にリビングのソファーで口を開けて寝てしまっているらしい
なんとも・・・
まぁ無理をせず気楽に暮らすとしよう
その気楽な日常でT-PADDOCK630に激震が走る事件が飛び込んできた
それは先週土曜日、夜の9時半頃、自宅のドアフォンがなった出るとお向かいの方が「今、タツミさんとこの前に若い女の子が原チャを止めっていったで」と教えてくれた
確認すると自宅前、確かに怪しい原付Ⅱ種が止まっているではないか
そして、その原チャを繁々観ていくと、メータの上にまたまた怪しいメモが貼られている
そのメモが上の画像だ
「バイクを修理して欲しい」とある
早速、記載の番号に電話をしてみると・・・
電話の呼び出し音が聞こえるだけで相手は出ない
仕方なく留守電にメッセージを入れて相手からの連絡を待つ
明くる日になって連絡があった
相手はどう聞いても若い感じだが、今時の?口をちゃんと開けて喋らない?口籠ったような喋り方をする?
女の子だった
そして原チャを置いていった経緯を確認したら
奈良まで原チャで遊びにいった帰り、阪奈下りで突然ブスブスいい出して止まってしまったとの事
そこで、Googleマップでバイク屋を探したらしい
すると近かったのがT-PADDOCK630だったことで押して来たと言っていた
この段階では相手の素性も分からない上に、あまりにも常識外れな行動
さらに改造しまくりの怪しい原チャ
よって「この原チャは修理はできんから引取りにきて!」と突っ返す
そして明くる日の夕方5時頃、なぜか二人連れの女の子が引取りにきた
聞くと大阪の十三から来たとの事で3度ビックリだ
外見で人を判断するのは大人として問題だが歳の頃は二人とも高校生ぐらいだろか
頭は超金髪と、もう一人は濃い目の茶髪に染め上げられていた
いわゆるヤ〇キ〇風だ
当初は偏見も確かにあったが、その子たちは外見とは裏腹で受け応えや態度は礼儀正しく好感は持てた
そして問題はバイクだがキックペダルもないまたバックミラーもガムテープでホールドするグルグル巻き仕様
とにかく随所に怪しいところが満載なのだ
極めつけは写真を撮り忘れたが前後のタイヤがツルツルでパターンが消えたスリックタイヤ状態
特に後輪は表面のゴム材が、ところどころ擦り減ってカーカス材が剥き出しているではないか
その状態で乗ると、どれだけ危険かを話すと、やっと理解したようだが今まで全く気にもせず乗っていたようだ
そんな状況で十三から来た女の子を追い返すのは忍びなかったが当T-PADDOCK630は整備ライセンスは取得していない
ある程度、修理をしてあげたとしても、もし事故った場合、その女の子の取巻き達がクレームをつけるかもしれない
よって他のバイク屋を当たる様に薦めたら早速、ネットで調べ近くのレッドバロンに行きますとなった
そして二人と原チャを見送るわけだが・・・一人の女の子が・・・
「預かってもらった上に危ないとこも教えてもらったり、いろいろご迷惑をおかけしてすいませんでした」
と、礼儀正しくちゃんとしてるではないか
「おっちゃんとしては何んもでけんで、ごめんなっ」と心の中で謝りながら見送った
「レッドバロンでちゃんと診てもらえたんやろか」と、少々気にはなっている
そんな週末の寸劇のような一幕だった
話は前後するが寸劇の前日には少し蒸し暑かったが月ケ瀬には行ってきた
しかし、毎度の月ヶ瀬ライダーも少なくメンバーは早々と月ヶ瀬から引き上げていった
自身も引き上げの帰路についたが、その道中、前から見慣れた風貌のライダーが通り過ぎた
「オッ!Hin〇さんや!」と、思い当たることがあったのでUターンをして追いかけた
そして再び月ヶ瀬お茶屋前にて
「セルペットのイグニッションコイルの予備、持ってない?」と尋ねた
すると「あるけど取り外しに時間がかかります」とのことだったが即座に別の提案を頂いた
「コマツさんとこに一緒に行きましょか?」
「コマツさんとこやったら帰り道やしコイルも持ったはると思います」
ということで、Hin〇さんと一緒にコマツさんとこに向かった
そのコマツさんは近鉄筒井駅から東に行ったところにお店?工場?廃品回収屋?どれもハマりそうな業種を営まれている
以前から一度は尋ねてみたいと思っていたコマツさんの店?
まぁスゴイところだった
5,60年前の過去にタイムスリップしたようなお店
正面入り口だその中の整備場?が・・・
所狭しとレストア中や並べられた古いバイクが20台以上かな現在は5,6台ほどだったか、並行して作業を進められているとか・・・
その横には
部品取り用やレストア待ちのバイクが何台も、ひしめき合っているここからは説明が不要なので画像を纏めて一挙掲載
このカブカスタム車のシートは着座位置を上下に換えられる可動式だ
またこんなカスタムも
浅間火山レース仕様のレプリカ当時の臭いが満載でムードは満点だ
またタンクは自作らしい
そして現在、進行形のカスタム車は
パッと見た段階ではスズキのGT750の復活作業のように見えたが・・・なんとGT750の水冷3気筒は使わず原付エンジンに乗せ換え、前後ハブとタイヤ幅も3インチ以内の細身に換えて登録をされるらしい
想像するだけで笑いがこみ上げるか、はたまた・・・になるだろう
自身とは方向が違うが小一時間の滞在で楽しいモノを見せてもらった
で、肝心のイグニッションコイルの件をお訪ねすると
「私、電気系は苦手で・・・」だった
中華製の新品のコイルは3個ほど出して頂き抵抗値を図るために
「テスター借りれます?」とテスターをお願いすると・・・
「しばらく使ってないので・・・」と仰りながら2台のテスターを準備いただいた
で、新品のコイルを計測するとテスターの表示は全く動かない
そんなこんなの20分少々の時が流れた時
「新品と言うても中華は怪しいからね」とコマツさんが仰りながらコイル2次側先端のプラグキャップを外された
そして再度、テスターを当てると反応はあり抵抗値が表示されるが表示が安定せず計測は断念となった
で、結局、Hin〇さん所有のコイルを借りることになって帰路に着いた
まぁ、これはこれで楽しい時間を過ごすことができ良かったと思っている
とにかく老後はバイクに乗るにしてもバイクをイジるにしても「楽しくないと、あかん!」と思っている
だが、楽しくないこともあるのだ
最も楽しくない作業は以前からもどうしても好きとは言えない、やはりタイヤ交換作業だろう
特に旧車はチューブを使うタイプが多く、新しいタイヤに履き替えさせる時が最も気を使う
要はリムに新しいタイヤの片側ビードをはめ、もう片方からチューブをタイヤ内にねじれない様、押し込める
問題はここからだ
2本のタイヤレバーを使い、チューブを入れた側からタイヤのビードをリムにハメて行くのだ
徐々に徐々にタイヤビードをリムにハメていくがハメる作業が最後の段階でレバーの動きはグッと硬くなる
この時が最も要注意なのだ
リムからタイヤレバーが外れないよう、この辺りでレバーをリム内に押し込むか
またはレバーの先端を逆にしてフック状に変えるか
どちらにしても、そこから力任せでタイヤビードをリムに入れた時、ヘタをすればレバーの先端でチューブに穴を空けてしまうのだ
過去に何度かチューブに穴を空けた経験はあるが、このやり直しの作業は最も気分的にも疲れる作業だ
そのタイヤ交換作業が今週の仕事だ
日々の雑用やらの仕事?でもガレージに籠るとスイッチは入る
今週は先週に発注を忘れていたCB77のタイヤが届いた
早速、嫌なタイヤ交換作業だが真っ先に確認したのが
届いたタイヤの製造年月の確認今年の10週目の製造とある
すなわち今年3月初めの製造となっているが、皮肉なモノでCB77で転倒したのが2月の末日だった
ということはタイヤ屋からは自身の転倒を確認してから「お届けにあがりました」と言われているような気分になる
思わず「転ける前に届けてよ!」とでも言いたい気分だ
CBのタイヤの事では、まだまだ引き摺りそうだ
そして、そそくさと交換作業は終わった
TT900は比較的、ゴム質は柔らかいと思っていたが久々のタイヤ交換「記憶違いか?」と思えるほどビードをハメる時は硬かった
ここにも加齢の影響は出たのか、要した時間は3,40分も費やしてしまった
そして交換の終わったタイヤに空気を入れるが空気圧は一般的に2kg/㎠だ
だが自身はタイヤ交換直後は4kg/㎠~5kg/㎠ぐらいを入れる
この高圧で30分から1時間を堪え、空気圧が全く落ちていなかったら100%チューブに穴は空いていないことが確かめられる
以前に2kg/㎠の空気圧でタイヤ交換が終わった時、明くる日に確認すると微妙にタイヤがヘタっているように見えた
「うん?水に浸けて穴あきの有無もムシ(タイヤバルブ)もチェックしたのに・・・」
で、ゲージで測ってみると1kg/㎠を切っていたことがあった
再度、バラシてチューブを水に浸けると非常に微細な泡が出ている箇所があった
それはチューブを見ればすぐわかったがタイヤレバーで突いて穴を空けていた!だった
そしてCB77のフロントタイヤ交換も終わり、リムの振れ修正も終わった
あとはフォークカバー、ヘッドライトケースの塗装が終われば一先ず組立られ仮走行は出来る手前まで来た
そこに携帯が鳴る
「塗装、終わったで!」
なんとグッドタイミングな連絡だ!
0 件のコメント:
コメントを投稿