2023年7月27日木曜日

『Bike in the sky』#346 熱い想いと暑い思いの狭間で・・・

暑くて堪らんのおぉ~

からだが溶けそうじゃぁ~

そんな酷暑の昨日26日はCB77の月命日

その5か月前の2月26日はCB77が逝った日になる・・・はずだった

その逝った日になるはずの転倒直後のCB77
そのCBはフロントを中心に大破していた

また、このCBの撤去では月ヶ瀬早朝メンバーに大変お世話になり、未だ感謝しかない

そして転倒で気落ちしていたことから「もう廃車か、手放そうか・・・」と考えていた

だがガレージに持ち帰り、日が経つにつれ、CBを眺めていると何やらCBが唸っている

「私は死んでません!まだ生きております」と言ってるような・・・
こんな状態で聞いた「私は生きています」の呻き声

その声が聞こえたかは不明だが自身の心根は「無」の状態で、おもむろにホースからキャブにダイレクト、ガソリンを注入していた

そしてバッテリーを繋ぎ、セルボタンを押していた

セルは回り出し数秒のクランキングで「ブォ、ブォ、ブォ、ブォ・・・ブォ~ン、ブォ~ン・・・」とエンジンは始動した

で、即、エンジンを切りCBが「瀕死でも生きている」ことを確認した

「これではキチっと治して助けてあげねば・・・」と手術に掛かった次第だ

そして数か月が経ち・・・
フォークカバー等の塗装も上がってきて

純正シートの取付状況も確認し

オークションや知人からのパーツ供給もあり、なんとか形にはなってきた

そして、いよいよ・・・

これがCB77の今の現在地だ
以前のレーサータイプではないがオリジナルのスタイルも悪くない

最も損傷パーツで苦労したのがフロントフェンダー
損傷したフロントフェンダー

オークションでも後期型のフェンダーはなかなか見当たらず、かと言って元のフェンダーを修理にするにも、上画像のような加工硬化状態での板金複製は手間ばかり掛って嫌がられる仕事だ

でも、その仕事をしてくれる業者を見つけないと・・・と思ってた矢先の先日

奇跡が起きた

そのフェンダーが知人を通じて手に入ったことは再生に大きく影響した

フェンダー入手後の作業は
大きく歪んだヘッドライト一式

そして新しいライトケース
同時にポジションスイッチ等も交換し配線もこの際、アーシングの導通度を上げる為、ひき直し

当然、ヘッドライト側のリム部やライト部も新品同様の在庫パーツをゲット
一見「オッ、サラみたいや」だ!

フロントウィンカーも
左右ともにレンズからボディまで破壊、もしくは歪んだ状態だった

このパーツは
昔にCLを購入時、純正新品パーツをストックとして保存していた

CBのウィンカーはリプロ品として他の旧車でも人気のパーツだ

自身のCBも純正新品のウィンカーは万が一の為に保存した状態でリプロ品を使っていた

その万が一が起きて純正ウィンカーの出番となった

早速、着けてみたが・・・
さすが純正!

ヘッドライトケースに取り付けを試みて分かる純正観だった

例えばウィンカー側の雄ネジはヘッドライトケース側の雌ネジ部にピッチ、長さとも適寸にされている

また細かいところではウィンカー本体からの配線が丁度良い適寸で、リプロ品のような余分な長さでカットの必要はない

また極め付けは左右で配線色が違い車体側の配線色と合っていることだ

まぁ、こういった領域は言葉は悪いが「オタクの趣向」だが・・・

しかしキチっと合えば確かに気分はいいものだ

こうして組んだところでターミナル線を電源のバッテリーに繋ぎ全灯火系等を点灯チェック
当初は配線ミス等で「おや?」という箇所もあったが・・・

一応、全ての灯火系は点滅、点灯はクリア

そしてホーンもセルも正常に機能している

その次は、いよいよ最終段階で右ステップの歪みを修復できれば、一先ずは乗り出せるところまでは来た

死んだと思っていたCB77だったが、結果的に意外と軽症だったようだ

だが修復が完成しても、実際に一般道で発進、加速、停止、そして曲がる等のテストでダメ出しをしないと何とも言えない

このCB修復が終われば次は、あの面倒なセルペットが待っている

セルペットの今の課題はプラグに火が飛ばない

この件では先週に「オートレストア・コマツ」さんに伺いイグニッションコイルの件で相談にのってもらったが求めていた解は得られなかった

その後、コマツさんに同行してもらったHin〇さんが先週金曜日、T-PADDOCK630にコイルやダイナモ一式を届けてくれた
IGコイルだが現状実走車より、わざわざ取り外して持ってきてくれた

ホンダのカブ等であれば簡単に取り外して・・・となって「助かるわ」ぐらいの言葉が出る

だがセルペットから取り外すとなると、そんな社交辞令程度の言葉では済まされない

この難儀な件は当ブログでも毎々あげている

キャブ調整だけでも場合によってはエンジンを下ろさなければならない

そのエンジンを下ろすにはエキパイも外さなければならない

その過程を踏んでメインフレーム奥に潜む、IGコイルを取り外すのだ
まぁ、こんな状態にしないと軽整備もできないとは・・・

そんな事を経てHin〇さんは、さらにエンジンからダイナモ系一式とブレーカー一式も外し、念の為と言うことで持って来てくれた
たしかに IGコイルが原因でなければ当然、どんどん電源に近づきブレーカー、ダイナモへと疑いが向けられていく

さて、セルペットも息を吹き返す日が来るのか

だがこの暑さだ

今日の大阪は日中38度になるとのこと

ジジィのカラダが暑さで溶ける・・・いや暑さで、さらにボケる・・・

急がずボチボチと前に進めよう

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

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