2024年12月12日木曜日

『Bike in the sky』#417 ガソリン価格は いつ下がる???

昨日、ガソリン価格に含まれる「ガソリン暫定税率を廃止をする」というニュースが流れた

この「暫定税率」と言われる税金は1974年の今から50年前に導入され現在も徴収されている

その後、現在まで徴収額は2度引き上げられ1979年以降は25.1円がガソリン価格に含まれている

その徴収の大義名分は「道路の整備等に当てる」と、されてきたが1989年の消費税導入でガソリン価格は二重課税になっていた

その時から「暫定税率は廃止されるべき」と言われてきたが現在まで続いている

それがやっと廃止になるらしいが、自身は「今ごろになってか!?」と、なんともな気分だ

最近のガソリン代は場所によって価格差はあるが阪奈道路ENEOSでレギュラーが166円、ハイオクで179円だ

単純計算で上記の25.1円が額面通りカットされればレギュラーは約141円になる

消費税や暫定税、導入時以前の1972,3年辺りはレギュラーがザっとな額だが、リッター50円前後だったように記憶している

そこから物価の上昇や所得の上昇で、いまや165円前後の3倍以上だ

同様にバイクの価格で見ると年代が少々ズレるが1970年辺りのモンキーが63,000円で現行は40万ぐらいとして6倍以上だ

そう考えるとガソリン代の倍率は、まだマシな方なのでは、と錯覚してしまう

そこには乗り物にとってガソリンは人に例えれば野菜やお米と同じ主食だ

その配慮からガソリン代は政府の政策(思いやり?)で価格が抑えられているらしい・・・????

「ほんまかいな!?」と、「二重に税金を乗せといて・・・」と斜めに見てしまう

まぁ、どちらにしてもガソリン代が下がることは乗り物好きにとっては嬉しいのだが・・・

そんなニュース流布前の先週には月ヶ瀬に新たなニュースが飛び込んでいた

このバイクをスクーターと呼んでいいのか、スクーターにしか見えないバイク

月ケ瀬の猛者の一人であるIshi〇さんが新車で超最近、購入したという

いったい、あの暴れん坊に何が起きたのか

当日、現地で本人から聞かされたが「また年寄りやと思って、おちょくってんちゃうん?」

と、超々斜めに見て聞いていた

だが、真顔で「いやいやウソちゃうって!ほんまに最近、買うてん!」という

その表情から「マジなんや!」と一応信じることにした

月ケ瀬の連中は時々、おふざけの言葉で自身にギミックを掛けてくる

それは10月の終り頃『Bike in the sky』の#410で掲載した時のYam〇さんのバイクと同じだったから余計に思う

そのバイク
自身もその際、試乗させてもらったがIshi〇さんも同様に試乗していた

このスクーターはイタリア製の125ccのITALJET(イタルジェット)

それがまさかマジで購入に至るとは・・・イタルジェットの至る(いたる)の呪いか・・・
だが、どうやら本気で購入にイタルったようだ

ただ排気量は200ccと高速道路も走れる

たしかに自身も試乗させてもらったので終いのバイクには丁度いいと思っていたが・・・

だが別の話題で「この音はええなぁ」と思ったバイクがいた

当日の月ヶ瀬に向かう道中で自身を追い越していったハーレーの強烈な排気音

この時の爆音は久しぶりに聞いた「オ~、めっちゃエエ音・・・」と通快感があった

そのハーレーは月ヶ瀬に先着していた
このハーレーの持ち主にも伝えたが・・・

「俺はあんまり君の事を褒めへんけど、さっき抜いて行った時の排気音、メッチャええ音してたなぁ~」と言ってしまった

だが、この持ち主は「え~、そうですかぁ~!」と満面の笑顔で喜んでいた

それはそれで、褒める時は褒めることも大事な一幕だった

ただ「街中は控えめに走りや!」と、年寄りらしく忠告もしておいた

ライダーは誰とは、ここでは控えておく

これを記事にしながらT-PADDOCK630にも爆音バイクはある

よって「どの口が言うてんねん!?」と言われる予感はしている

また当日は
車種は確認漏れだが、アルファロメオのツーリングカー?でお越しのYam〇さんも来ていた
(このYam〇さんは先のイタルジェットのオーナーとは別人)

こちらのYam〇さんは他にも
同じくアルファロメオの2シーターを現在も、お持ちだった

バイクは以前には・・・
前出イタルジェットのフロント周りと同仕組みを持つテージにも乗っていた

今はバイクはBMWのツアラーに乗っておられる

そのYam〇さんは、まだ50歳そこそこでお若いが実は大病で、ひと月前には8時間と言われた思うが大手術を終えられたばかりだった

心臓内血管の1本の一部表面が剥がれて薄くなり、そのままではいつ破れてもおかしくない

破れたら一気に血液が流れ出て死に至ると言われたらしい

そこで、その当該箇所の血管を切り取り、代わりに人工血管に換えるという非常に高難度の手術を無事に終えられた

退院して、まだひと月と聞いたが若干痩せていたぐらいで元気そうだった

元々、血圧も200を超えている話は聞いていた

今は降圧剤を飲んで心臓の負担を抑えている事から上記のアルファのツーリングカーになったようだ

その社内も撮影させてもらった
画像の左端に映るYam〇さん

と、こんな話を伺っていると自身も他人事ではない

とにかく75歳までには、今ある6台のバイクを整理する予定だ

その時点で現行車であれば体力に応じて1台ぐらいはあってもいいのかなと思っている

それが、前出のイタルジェットのようなスクーターバイクなのだ

なんにせよ、健康で且つ、思考力もしっかりしていないとバイクどころではない

だが、最近は記憶力が顕著に落ちだしているのは自覚している

その自覚までもが無くなった時は周りの人間が大変な思いをすることも今は理解している

嫌だねぇ~!

こんな事を考える時が、いよいよ来たかと思うと・・・

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2024年12月5日木曜日

『Bike in the sky』#416 ちょっとCB、どうしたん?

いよいよ師走に入り今年も暮れようとしている

その師走初めの日曜日、イベントがあった

そのイベントにおいては旧車伝道師のHin〇さんから数日前に一本の電話が入っていた

「コマツさん主催の旧車イベントがあるのでタツミさんにも参加してもらえますか?」

その「コマツさん」とは奈良在住の方なら、けっこう知っている人も多いだろう

24号線を郡山インターから北に上った直ぐの横田町交差点を左折し、近鉄筒井駅に向かって暫らく走る

すると右側の田園風景の中に「オートレストア コマツ」の割と大きめの看板が目に入る

言葉は悪いが遠目から観ると一見、「スクラップ屋」にしか見えない店?なのだが・・・

そのオーナーの小松さんが、確か初めてと伺ったが「旧車のミーティング」をされるという

自身も二度ほどお邪魔したがオーナーは、とにかく人の好さそうな方で・・・

「そらぁ、Hin〇さんと気が合うはずや」と妙に合点している

そんな情報をご近所のIshi〇さんに伝えると「行く行く」と二つ返事

当日、自身はHin〇さんのリクエストでCB77で

またIshi〇さんはBuellで参加だが、参加要件の「旧車カテゴリー」はギリギリでオッケー

そして10時前に開催場所の「唐子遺跡」傍の駐車場に着いた

到着時は参加車は、まばらだったが直ぐに4,50台ほど?だったろうか

初めての開催と言われていたようだが、それなりに集まっていた

以下に参加車を紹介するが、自身が観て旧車もしくはレア車と感じたバイクだけを挙げる
久保田先生のCS72?改(あえて表現するならCLレーサー風?)

次は今世代のライダーでは知っている人はほぼいないだろう
代名詞キャブトンマフラーの元祖キャブトン

こちらも地味だが、けっこう好きな年配のライダーもいらっしゃる
モトグッチ、アメリカン仕様?のV7

東京発動機製のレア車
ランペットでお馴染みのトーハツの???

こちらもレア車
1960年初頭ぐらいだろう

スズキのコレダセルツインSB125か?

このバイクがホンダから出ると、いよいよバイクシーンは変わり出す
ベンリイCB92?

そんな影響で市場から消えていくバイクも
山口自転車のオートペットか?

こちらは市場から消えかけたメグロだったが・・・
カワサキのメグロSG250の単気筒だ

昔から根強いBMWは未だに健在だ
BMW側車付の単気筒

次のバイクの現在の消息は自身は知らないが
比較的新しい世代のモトモリーニ

こちらはもっと不明だ
このバイクは初めて目にしたがエンブレムからすると富士重工業のラビットになる

だがラビットとは、ひょっとしてガワだけで中身は現行の原チャを移植したのか!?

だとすると相当な力作で表彰モノだ!

このスクーターは今も愛好者は多くワンメイクミーティング開催も多い
正真正銘の富士重のラビットだ

同じ愛好者の多いスクーターメーカー
おなじスクーターでも、こちらはイタ車のベスパ

年式的には1990年代になるのか、よくわからない

またこちらも
ベスパだがシンプルに赤一色で足回りが黒というカラーコーディネイトは大都会をお洒落に闊歩するように走れば注目を浴びそうだ

番外編で
ご愛敬でアップ

同じイタリア繋がりで・・・
意外や意外、T-PADDOCK630にもある同年式のベスパカーのP50だ

T-PADDOCKのP50と違ってけっこう綺麗にレストアを掛けられていた

と、一部を取材?してきたが最後に盛り上がったのが
月ケ瀬代表で参加したBuellだ

世代で言えば旧車と現行の狭間に置かれる立ち位置だろう

現行車の今時は電子制御から始まるバイクが多数を占めることからBuellは旧車になるだろう

それ故か会場ではオーナーは、けっこう質問攻めにあっていた

だが、その受け応えもオーナーは嬉しそうだった

そして自身のCB77も会場で、それなりに注目はされたのだが実は道中で問題が起きていた

それはCB77が行きも帰りも最悪のコンディションだった

要はキャブのセッティングが行きで少し崩れ出し回転が不安定になった

そして帰りには気温が上がってきた事から、崩れるという範疇を逸脱してボロボロだった

帰り途中でIshi〇さんとランチをしようと帰路につくが大渋滞で、ますますCBは不調になる

ランチを済ませ、なんとかガレージには戻れたが、こんなに崩れたCBは初めてみた

なんとなく原因は掴んでいるつもりだが・・・

果たして・・・

T-PADDOCK630 T/Tatsumi