今年の秋は、なんか「損」をしたように感じる
その「損」とは夏が、やたら長く冬はすぐにやって来たようで秋を感じることがなかった
バイカーにとって秋は、春と共に最高に気持ち良くバイクに乗れるからだ
そんな寒く感じる束の間の秋に、老体にムチを打って先週も月ヶ瀬に行ってきた
三連休初日はCB77だ!
そのCBは当ブログ#464においてロングタンクのシーリング修復後、初の出番となった
ガレージから阪奈道路に入りガスタンク修復後、初のガソリンを給油タンク容量の80%まで給油し、月ヶ瀬に向かう
途中、奈良市内の般若寺セブンでタンクの点検をするも、ガス漏れは一切無かった
これで一先ずタンクは完治したとして気持ち良く月ヶ瀬に着いた
意気揚々と月ヶ瀬に来たが信者ライダーは少なかった
その代わり、なんと大型の観光バスが月ケ瀬信者の指定駐車エリアに入って来たではないか
たぶん観光途中の「おトイレ休憩」で寄ったのだろうそして、明くる日の月ヶ瀬
明くる日の日曜も、ほどほどに冷たい
だが前日の土曜日よりはライダーは増えていた
自身はT-PADDOCK内で最古のバイク、NSUで出かけたこのNSUは1955年製と毎々語っている通り古いバイクなのだが最近は最も調子が良い
ただ今回、乗り出した時に柳生辺りでNSUはエンジンが止まってしまった
その瞬間・・・
「あ~っ!完全に忘れてた」といった不慮?のトラブル
その「忘れてた」とは、NSUのキャブレターの取付角度に起因した「アイシング現象」
よって冬場ではキャブボディは、まともに冷気を受けることになる
その「難点」を暫らく振りでNSUに乗った今回、完全に失念していたわけだ
だが、今回の寒気はそこまでの寒さではない
再度、直ぐにキックを踏んだ
NSUは2,3回のキックで目覚めてくれたが、月ヶ瀬まではエンジンの回転をできる限り落とさないよう心掛けた
「ほんまに、疲れるのう!」と思いながらも70年前のバイクと楽しく付き合ってる
そして、着いた月ヶ瀬には・・・
いや~、このDUCATI900SSは自身にとってはマジでかっこいいバイクと思っているそこには伝説もあっての事だろう
この話をすると、また長くなるので搔い摘んで述べるなら1969年に発売されたCB750に対抗すべくドゥカは同年に750GTを発表
その後1971年には後継車として750SPORTを発表しCB750と互角以上の性能を出すに至る
さらに1973年にDUCATI独自のデスモドロミックと言われるバルブシステムで73psを達成させる
そのボアアップ版が、上画像の900SSだ
その900SSのドラマはその後、マイク・へイルウッドがレースで優勝したMHRへと引き継がれる
そのMHRが
マイク・へイルウッド・レプリカ!DUCATI・MHRなのだまぁ当時はバイクに限らず4輪においても世界中でモータースポーツが盛んな時代だった
900SSやMHRもCB750と並んで「元気な時代の生き証人」とでも言えるバイク達なのだ
そして900SSで来られたオーナーは、四輪においてもジネッタ?だったか?
そんな名車をお持ちのTog〇さん
ただTog〇さんは自身の見解だが、今時の旧車ブームに乗っかった「にわか旧車ファン」ではない
その証拠に、この900SSのナンバープレートは「奈良」ではなく「奈 」と、所在表記が一文字なのだ
昔から好きな乗り物を乗っていた結果、今のブームと重なっているだけだ(たぶんだが・・)
残念ながら自身は言い訳っぽいが転居や仕事の繁忙等で乗れない時、一時的に廃車にしたりで再登録ナンバーになっている
このように月ケ瀬には、こうした「昔から乗ってる」と言われる30年前のバイクに乗るライダーは何人かいる
そんな背景もあって自身も月ヶ瀬に毎々、吸い寄せられているのかもしれない
その900SSとツーショット
遠慮がちに900SSの後に収まるNSUだがNSUをこうして眺めるとオリジナル度は低いのう
NSUの、それもスポーツMAXとなるとタマ数が少ない分、部品はさらに本国でも手に入らない
そんな中で「よくもここまで復活させた」と自画自賛だが900SSと並べると、NSUは18歳年上というだけで、ディティール面は見劣りする
そして3連休の最終日の月曜は家人の用時でバイクには乗れず
よって以前、久々に乗り出したW1Sのノーマルキャブの点検
そのW1乗車時、月ヶ瀬まで乗り出したが行きの道中はボチボチだった
しかし帰りの道中では渋滞時にアイドリングが、まったく落ち着かない
そんな事でキャブをオーバーホールするか・・・もしくは・・・
また悩みが消えない泥沼にハマりそうだ
T-PADDOCK630 T/Tatsumi
