バイクの修理で燃料コックに不具合があったとしても、さほど重篤な問題にはならない
だが、旧車となると話は違ってくる
そこには「旧車」とされる定義が年代で言えば1970年以前とされる
それ以降は「現行旧車」とされ、また1995~2000年以降になると、ただの現行になる
その分別の基準はメカニズムから始まり、その品質に続き、各部材、装備などなどと続く
要はスタイル等の見た目もあるが上記によって、もたらせられる走行性能に帰結する
そんな講釈はどうでもいいが、言いたいのは旧車の維持で大変なのは欠品部品の調達なのだ
話しを冒頭にもどして
その燃料コックで、一先ずNSUは治った?と思われる?が、まだ実走には至ってない
続いてCBは一先ず月ケ瀬まで走らせてみることにする
そんなテストを先週の土日に試みようとしたが、土曜は天候がやや怪しかった
よって土曜は現行車のKLシェルパで月ヶ瀬に到着
月ケ瀬の天候は全くの問題もなく快晴だったよって月ケ瀬ライダーも10人ほどいただろうか
ベンチ前のテーブルにも
左、T-PADDOCKご近所のYamg〇さんと右、柳生の茶碗屋の匠さんメンバーが最近は少なくなっても、ここでの話題の楽しさは昔と変わらず実に楽しい
また、ここ月ヶ瀬には一先ず目に留まるバイクも来る
今回はメンバーの一人が乗って来たバイクだ
書見によると発売は1986年とあり、ほぼ40年前に発売された単気筒のSUZUKI NZ250だ自身、このバイクの存在は全く知らなかったがカラーリングもあって目に留まった
そしてオーナーのMiy〇さんにインタビューをすると楽しそうにいろいろ語ってくれた
先ず、このNZの発売時の時代背景(バイクのフォルムなどが変わる過渡期)が悪く、販売実績は全くの不発だったらしい
惜しまれるのは、単気筒エンジンだが油冷にDOHCの4バルブを奢っている
さらに軽量化と動作ロスを軽減させるメカニズム
それはロッカーアームを介さないヘッドカム自体がバルブヘッドを直押しさせ、高回転を実現させている事にある
これだけでもスズキの本気度がわかる
他にもエンジンは、すごい機能が採用されていたがマーケティングを間違うと結果は悲惨だ
アングルを替えて観て見よう
車重が明らかに軽そうだ書見によると118/120kgとあり、オフ車並みの軽さだ
バックスタイルは・・・
自身の感想では少々、華奢過ぎる印象だまたメーター廻り
バブル時代を彷彿させる、豪奢観が満載だこのNZは手に入れて、まだ日は浅いらしい
だが、オーナー曰く、エンジンは絶不調だったとか
よって即、メンテナンスもしても本来の性能に戻そうと試みるも現在のトップスピードは、やっとこさ80km/hだそうだ
これも古いバイクの場合、あるあるな話だ
今後を期待しよう
続いて明くる日の日曜
天候は快晴であったことから、やっとCB77の出番だ
数週間ぶりで月ヶ瀬に向かった
だが、CBに事件はまた起きてしまった
あまりの出来事に動揺したのか、ガレージに戻るまで今回の事件を示す画像は一切撮っていなかった
撮れたのはガレージに戻ってからのCBのフロントフェンダー先端のみだ
このフェンダー先端の画像も今回の事件の証人なのだが・・・では、ここまでの解説をしよう
早朝、問題の阪奈道路をクリアして、CBはいつもの般若寺セブンでコーヒーブレイクに付き合ってくれた
ここまでは特に問題も無く快調に来れた
そして、般若寺セブンからはノンストップで月ヶ瀬に向かった
道中のクルマも、さほど多くはなく気持ち良く走れた
そして、円城寺までの行程も軽快にクリアし、柳生あたりの茶碗屋まで何事もなく快調、快調、また快調!
CBに時間をかけ、いろいろと手を入れた甲斐があっ・・・た・・・
と、その先の温泉施設があるタイトな右カーブを抜け・・・た、と思った辺りで突然、エンジンが片排になる
「え~っ!ウソやろ!」
「またかいな!なんでやねん!」
と、メチャ気分はダダ下がり!
片排で走りながら・・・
「このまま月ヶ瀬まで行く?」
「いや、どっかで止まってレスキュー呼ぶ?」
などと思案してる間に、エンジンのもう片方も今にも止まりそう
「今、ここで止ったら朝とは言え、日差しはかなり暑い!日陰に止めなければ・・・」
と幸い思案する余裕はあった
すると前方に目をやると「大和カントリー」のゴルフ場入口が目に入った
その刹那、CBは息絶えてしまった
50mほど押してゴルフ場入口前の大きな森の影があるところまで一先ずCBを移動
そこで一息つくが、エンジンが急に止まった原因を探るも回答は燃料コックしか考えられない
当方のCBのキャブは非売品のCRキャブだ
要するにガソリンを「がぶ飲み」しないと走らない厄介者だ
そのCRキャブのティクラをシュコシュコとポンプのように押してガソリンを呼び込む
だがキャブのオーバーフロー穴からガソリンが溢れ出すことはなかった
ホース類もチェックしようと携帯工具を出そうとしたが、なんと工具一式も車載していない
こうなってはお手上げだ!
「さ~て、どうすっかぁ~」と、しゃがみ込んで思案していると一台のレーサーレプリカが月ケ瀬方面からやってきた
すぐに月ヶ瀬ライダーと気が付いたので手を振ったが、当方を目にしながら通り過ぎていった
「あ~ぁ!行っちまったかぁ~」だった
が!そのライダーは4,50m先で停止し、こちらを振り返って見ている
自身は「お~い、こっちこっち!」と言わんばかりに手を振った
すると、そのライダーはUターンをしてこちらに戻ってきてくれた
以前の月ヶ瀬での画像だが、そのライダーは棟梁なるGot〇さんだったそしてGot〇さんに、事の経緯を説明すると、現在月ヶ瀬にいる連中に電話をかけレスキューを頼んでくれた
この画像も以前のモノだが、電話の相手は右端のAsa〇さんだったと思うが・・・
そのAsa〇さんの指示で?か、どうかは不明だが
そうこうしている最中で

こちらの画像も同じく少々お若い画像を使わせて貰っているが、リキモリ代理店の元社長、Iwa〇さんも立ち止まってご心配頂いた
そうして皆で、当方のCBをT-PADDOCKまでどう運ぶかを悩んで頂いた
結論はIku〇先生が「うちの軽バンで僕がタツミさんとこに運びますわ!」で一件落着となった
その際には、さらに月ケ瀬ライダーのHig〇さんやTan〇さんのお二人も参加で積み込みも一瞬で終わってしまった
今回の件では、皆さんのお気遣いが大変ありがたかったが、書き切れないので割愛させてもらっている
Iku〇先生の運転で柳生からT-PADDOCKまで40分ほどだったろうか、あっという間に着いた
道中、ビジネス談議の話題になるとIku〇先生に運んでいただいているにも関わらず自身はひとり喋っていた
あとで「いかん、いかん!また悪い癖が出たではないか!?」
で、T-PADDOCKについてCBを降ろした
その時、Iku〇先生が・・・
「アッ!タツミさん、フロントフェンダーの先が前方に押し込み過ぎて凹んでますわ!」
「どうしましょ!?」と、気まずそうにされていた
自身は「え~よ!え~よ!これぐらい!運んでくれただけでもありがたいのに・・・」
で、Iku〇先生が帰ったあと、フェンダーの修復をしたのが上述のCB画像だった
CB77に関しては2年前の2月にも転倒骨折で月ヶ瀬ライダーには迷惑をかけた
その当時、今回のCBを運んでくれたIku〇先生のガレージに同CBを長期に預かってもらった
二度もIku〇先生始め月ケ瀬ライダーにお世話になるとは・・・
乗って来たのは画像のスクーターではなくBuellだった
顔を見るなり「今日、CBでまたみんなに迷惑かけてなぁ~」と言い出した途端・・・
「イヤ~、俺も今日、月ヶ瀬から針テラスにスクーターで向かってたら針テラスまで、もうちょっとという所で突然エンジンが止まりよってん」という
「で、針テラスの近くに知ってるハーレーショップがあるので、そのショップまでの緩い上り坂を汗だくで押していってん!」という
スクーターと言えども、この暑さに坂道を押さなければならないとは想像するだけキツイ
まぁなんとかレッカーも手配できてスクーターは買った店に運んでもらえたそうだ
だが、Ishi〇さん自身はレッカーには同乗できず電車で自宅に戻ってきたとか・・・
そんな事より、Ishi〇さんは・・・
「新車で買って、まだ間がないのになんで止まりよんねん!」に憤慨していた
当日の東大阪、阪奈道路近所のライダーは祟られているようだった
たぶん、高温多湿状態で電気系に不具合が出るイタ車あるあるな症状では・・・
そんな意味不明な話で当日のT-PADDOCKお茶会は盛り下がっていた
それよりも当方のCBが・・・
やはり、どうもコックに問題があると思われるこんなテストもやってみる
いろいろ試すが・・・生きてると言えば生きてる・・・アウトだと言えばアウトと微妙だここは一念発起、ネットで再度、コックを探してみよう
で、検索!
「えっ!?、あるやん!」
意外とサッと見つかったただ純正ではないリプロ品で、それもCB250エクスポート用だった
画像で見ている限り「合うと思うけどなぁ・・・」
昨日、届いた!
さて、ちゃんと取付でき機能してくれるのかぁ~
だが自身はコックで「もうちょっと疲れてきたがな!?」だった
T-PADDOCK630 T/Tatsumi
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