にも関わらず、自身は淡々と老いを受け入れようとしている
そこには個人差もあると思うが「老いに伴うモノ忘れ」には、抗いようがない
よって「どう付き合うか」が重要なのだろう
その「付き合う」では、脳トレにちょうどいい題材があった
それはBeckのキャブの同調だ
その前に先週の3連休の月ヶ瀬の様子から
先ず土曜日
前日の雨の影響を考慮して「どこでもバイク」のKLシェルパで出向いた雨上がりだったが行きの道中は、そこかしこに水溜まりがあり、シェルパは大正解だった
到着した月ケ瀬お茶屋前ベンチには上画像の通り僅か5名の常連さん
そんな中に「老いによってバイクから降りよう」としている自身が参加するのは、ある意味「場違いか!?」に思えてしまった
そして明くる日の日曜は気候も良かったせいか、まずまずのバイクがいた
その中で・・・
ひと際、目を引く「お洒落さん」がいたワインカラーのジャケットにベージュのボトム
さらにジャケットとのカラーコーディネイトでワインカラーのブーツを履く
ファッション誌から抜け出したような出で立ちだ!
で、何に乗って来たのか!?
「う~ん・・・」
ここまで着こなす御仁の乗り物が気になる
・・・それは・・・またの機会にしよう
そんな人様を偉そうに、ほざいている自身は・・・
ここからが冒頭の本題だ先々週に電気系のトラブルに見舞われたBeckでやってきた
プラグの1本が燻ぶっていた右エンジンのバキュームを先ず合わせるべく、アイドルスクリューを回すとゲージは40CmHgに近ずく
完調の証左が味わえた
だが軽快に走れたからこそ分る、微妙な調子の崩れも表面化する
それは「キャブの左右の調子」とでも表現しようか!?
走りには全くと言っていいほど問題はない
だがシフトダウン時で4速から3速に落す時、エンジンとミッションの回転数を合わせる為のダブルクラッチを踏む
その4速から3速の間で軽く「ウォン!」と、アクセルペダルを踏み空吹かしを入れる
この表現が合っているか、微妙だが・・・
60年代の4輪レーサーがコーナー手前でやっていたレーシングテクニックだ
昔の路線バスの運ちゃんも、ゆったりとした動きだったがダブルクラッチは踏んでいた
ただ、今時のクルマのミッションはフルシンクロゆえダブルクラッチは不用だ
それ以前に今のクルマは、ほとんどがオートマで上述の話しも今時人には「なんのこっちゃ!」になるだろう
話しは逸れたが、その4速から3速の間の「ウォン!」の排気音が「ウォ~ン」と、レスポンスが悪い
ここは完璧に「ウォン!」となるシビアな再セッティングを試みる
あいにく三連休の三日目は朝から雨模様だったのバイクには乗れない
と言って、こんな雨の日にBeckのセッティングは湿気が気になって、やる気も起きない
そんな今週の晴れ間を窺って・・・
たぶんキャブレターの同調を取れば小気味良い「ウォン!」が復活すると思うが・・・早速、プラグの焼け具合をチェック
全体に燻り気味だが、1本は真っ黒だ早速、バキュームゲージを使って同調をとる
ゲージをキャブにセットした段階でエンジンを掛け数値を観ると右側のゲージが45ⅭmHg
左側エンジンの数値は39CmHg前後と、やはり若干のバラツキが出ていた
キャブセッティングは自身の場合、キャブの3カ所を合わせることしか知らない
また、エンジンそのものも圧縮等に不具合がないとした前提だ
そのキャブ同調で手を入れる3か所の内、一つが加速ポンプを司る非常にデリケートなアジャストナットがある
そこは1年半前の前回時、キチっと合わせているので極力、手を出したくない
よって2か所目はガス(エアー)スクリューだ
ここは確認レベルで左右、全閉から2回転半を戻した位置に再セット
ここからは3カ所目のアイドルスクリューに的を絞り、同調を試みる
だが片方の数値も35CmHg方向に落ちていく
よって反対側の左エンジンのアイドルスクリューをゲージを見ながら回していくと40CmHg方向に戻り出す
これを繰返して最終、左右共に38CmHgに落ち着いた
だが、1年半ほど前にセッティングをした時の数値は左右35CmHgだった
この3CmHgの差は同調が取れたとしても走りに影響が、どのように影響するかは不明だ
一先ず今回は、この調整で乗ってみよう
そして今日、朝から新聞に目をやった
「ほ~!」
なにやら昔の「イニシャルD」だったか、峠が舞台の「藤原とうふ店」の劇画を思い出した
本日、第一巻が発売の「昴と彗星」という劇画の宣伝で紙面全面を使って掲載されていたタイトル通りの昴(スバル)に合わせて車種もスバル製86だ
劇画のエンブレムも「スバルのトレードマーク」が、ちゃんと入っているではないか!?
作者も「しげの秀一」見た瞬間、この漫画は老化防止に「もってこい」のように思えた
ちょうど今日は天候も快晴
無性にベックに乗りたくなり、セッティングのチェックも兼ね近場を走ってきた
結果は・・・
「ニンマリだ!」
直線で60~70km/hぐらいの速度域で4速から3速にシフトダウン
その際の4速から3速のダブルクラッチ間でアクセルワークによる空吹かしを入れる
結果「ウォン!」と、非常に小気味よい排気音を奏でてくれた
これで老化が遅らせることができれば「イニシャルT」だ!
幸いな事だ!
T-PADDOCK630 T/Tatsumi
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