2025年11月20日木曜日

『Bike in the sky』#465 過去からやってきた・・・人?

先週は「丸目を愛でる会」と称されるイベントがあった

開催場所は、いつもの月ヶ瀬から20分ほどの山添村岩屋にある小学校の跡地

よって一先ず月ヶ瀬にベックで立ち寄った
当日の早朝は、けっこうな冷え込みだった

その影響か・・・

月ケ瀬が近くになった辺りで、オープンで走っているにも関わらずフロントウィンドウが曇り出したのだ

指をウィンドの内側に軽く当て、曇り度合いを確認するも内側に曇りはなかった

となると外気の湿度変化による、ある種の結露状態?だったのだろう

だが、ここでワイパーを動かして曇りを除去するのは忍びない

そこにはベックが購入から間もなく37年になろうとしている

その長きに渡る中でフロントガラスは傷が、まだあまりない状態だ

たまに雨に当たる事もあるが、そんな時でも極力、ウィンドが濡れてからワイパーを作動させている

そんな理由でワイパーを使わず、なんとか曇りの隙間を覗きながら月ヶ瀬に着いた

そして月ヶ瀬お茶屋前は・・・
月ケ瀬らしい賑わいをみせる光景だ

ここから毎度の雑談を楽しんだ後、イベント会場に向かった

そのイベント会場は「カフェ&キャンプ 東豊ベース」と呼ばれ、宿泊もできるカフェになっている

到着した時には会場は既に・・・
上画像、左端の1966~1968年頃?のボルボ・クーペと、その隣に同年頃のブルーのルノー・ゴルディーニはじめ、多数の旧車が集まっていた

この開催場所は元々、小学校だった所を今で言う「リノベーション」を掛けたようだ

その建物をバックに前方を眺めると・・・
 
開催時間の10時前にも関わらず既に多くの「丸目」が集まっていた

で、本題のイベントだが当日のタイトルは「丸目を愛でる会」という事で、丸目であれば車種、年式を問わず参加ができるとか・・・

だが面白いもので、この大雑把な「丸目規制」だったが訪れたクルマ達は「ちゃんとした旧車」だったことだ

また「ベックは、けっこう来ているのか!?」と思いきや・・・
自身のベック、一台だけだった

ダイジェストで他のクルマを見てみよう

まず、ある意味なかなか見れない旧車が二台
右から初代?ブルーバード310と、二代目の410

めったに見れない昭和を代表する日本の名車だ

また同世代ぐらいだろうか・・・「丸目の代表格」
イギリスのオースチンヒーリー・スプライト?が仲良く3台

こちらも英車でミニをはじめMGなどが集まっていた

こちらは、またもや国産
1970年、初回万博の数年前に発売された2代目スズキのフロンテ360

今回は外車より国産車の方が自身は何故かワクワクした

そこには多感な青春時代を過ごした背景の中、手が届く国産車が次から次へと発売され、日本中が活気に満ち溢れていた時代だった記憶が蘇る

ここにも素晴らしい旧車の外車がいる
ロータスヨーロッパ、スプライト、ルノーアルピーヌ、などなど・・・

こちらはロータスのエスプリか!?
今回は「丸目」がテーマなのでリトラクタブルライトが顔を出していた

入口付近にも
カルマンギアやホンダのS8か!?

カルマンギアは自身の会社の専務が乗っていたので懐かしく眺めていた

また2輪も
 
ここまで来ると丸目なら「なんでもあり感」が満載だ

まぁこんなミーティングもありなのだろう

そんな当日だったが、着いて30分も経たない時に自身の携帯がなった

「〇〇さんが用事で来られるから・・・」という緊急連絡!

よって、皆さんに詫びを入れながら急遽引き上げることになった

帰りの道中は久々に名阪国道を走ったが、月ヶ瀬道中のガタガタ道と違いキレイな道はベックではスコブル気持ち良かった

先日にベックのキャブの同調をやり直した成果も出ていた

だが・・・

戻って用事を済ませたが、先日からのベスパカーの続きも残っていた

「ふ~っ・・・」と溜息をつくが早速、ベスパカーのキャブ周りの修理

先週にはベスパカーのエンジンが2次空気を吸い込んで走らない事を記事にした
原因はインマニとキャブ間にあるインシュレーターにあたるゴムに問題があるのだろう

このインシュレーターゴムをなんとか硬く保持できるようにしなければならない
なんとかインマニをゴム内で保持できるよう工夫し、ブレないようセット完了

記事にすれば、こんな感じで簡単そうに窺えるが実作業は丸二日を要している

そこには「いかに在りモノのパーツで修復できるか!?」が、自身にとっては重要なのだ

そんな事でベスパの試乗中、超々の懐かしい方から電話が入る

「元気にしてるか!?」

と、約20年前か30年前か・・・というほど以前に会ったかどうかの人物から

それは自身が起業した自社製品の型紙を創る「パタンナー」と言われる職種の女子スタッフが結婚した

その、お相手の男性は自身の高校時代の友人のお兄さんだった

そんな縁で自身は「仲人(なこうど)」役を賜った

その友人のお兄さんからの電話で・・・

「あんな、この間、英車の集まりでな、タツミさんの話が出てな、・・・その人知ってるか」

と、超唐突だった

一先ず「う~ん、そんな人はけっこうおるしなぁ~」で、終わったが・・・

「そうかぁ~!ほな久しぶりやから、そこに遊びに行くわ!」

という漫画みたいな会話で週明けの火曜日にやってきた

だが当日、T-PADDOCKに到着するまでが、また大変だった

この話題はまたの機会として、当日は昔話に花が咲き2時間超の訪問でメチャ楽しかったのだ

帰り際では・・・
ショウケースを覗き込みながら、何やら物色

そして「これ、なんぼで売ってくれんの?」

また他方も見て「これも売りもんか?なんぼ?」と・・・・

結局・・・
20年ほど前に購入した旧車の雑誌と・・・

ショーケースから
汎用ウィンカー4個セットと、ストックからバイク用とチャリ用ハンドルを1本づつ

で「全部でなんぼ?」と聞かれるが・・・

「あと一年半で出て行くから、お金は要らんよ!」と返答

すると「・・・・・・」

笑いながら持って帰った!

だが昔話が楽し過ぎて、友人のお兄さんを写真に収めるのを完全に失念していた

そのお兄さんの現在の職業は、現役の大工さんだ

その大工姿の出で立ちが、あまりにも時代からかけ離れていたのでネットで同様な大工を見つけた

首から下は足元の草履まで下画像が、ほぼ100%同じ衣装だった
頭部は真っ白の白髪をポニーテール風でメガネを着用

とにかく現代において、こんな人間が存在していたとは・・・

同時にこんな化石みたいな人物が知り合いにいるとは・・・

だが、このお兄さんは現役でまだバイクに乗っている

現在は1960年代頃の650ccトライアンフT120と同トラの200ccだったかのタイガーカブだ
上の画像は今から40年以上前、自社の子供服を宣伝するのに雑誌に見開きで載せたものだ

その際、バイクを使って「アクティブなお父さん」のイメージを掲載しようとした

その撮影に今回のお兄さんとお兄さんの当時のトラ・ボンネビルを使って阪奈道路の登りで撮影したものだ

そのお兄さんが昔の大工姿とバイク乗りの二つの顔を持つ・・・そのギャップが楽しい

また、大工仕事の合い間では日本刀を納める、鞘(さや)職人となり日本刀の愛好家から仕事が来るそうだ

鞘と言っても、どこでも売ってるモノではなく1本が安くても20万ぐらいするらしい

それを、すでにバイオーダーで60本以上ほどを受注と製作をしたとか・・・

そんな話も聞きながら、なんか嬉しくもあった一日であった

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

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