2025年4月3日木曜日

『Bike in the sky』#432 パーツが あっても・・・

先日の土日は珍しくW1Sを連チャンで乗り出した

今までの月ヶ瀬詣での中で土日を続けて同一のバイクで行くことは、ごくマレだ
そこには大した理由はない

たしかに土曜日は単純にW1に乗りたかっただけだが、翌日の日曜は少々気温が低め

よって寒さの中、早朝より乗り出すバイクの準備に時間を費やすには、さほど余裕がない

ならば前日のW1をそのまま乗って行けば済む話だ

そんなつまらん理由で月ヶ瀬に到着した時、すでに常連信者はミーティングをしていた
到着時間は9時過ぎぐらいだったが10台ほどだ

そのミーティング風景
毎度思う事だが、早朝の寒い中でなぜ、ここまでして月ヶ瀬でミーティングをしなければならないのか!?

と、自身は冷静に分かった様な疑問を投げ掛けているが・・・

そんな疑問を持つことは全く無意味だ

そこに存在するのは「ただ、オモロイ!」とだけ記しておこう

その証拠画像が・・・
少々、悪が?灰汁が・・・アクが強い三人衆だが、なぜか楽しそうだ

左からNishi〇さん、Iso〇さん、Ishi〇さんと個性的な御仁達だ

こう見えてミーティングの内容は、なかなか高尚な話で今回は、いわゆる財テクの話しだ

その財テク談議も、ここ月ヶ瀬では笑いながら習得することができる

上画像、真ん中のIso〇さんを観れば身に着き過ぎてコロンコロンに膨れているのが分かる

そんな月ヶ瀬からガレージに戻った午後には・・・
最近、出番が増えているBeckだ

今回は以前から気になっていたリア左右のフェンダーのクリアランスだ

そのクリアランスの一端を司るショックのチェック
先ず左を外して・・・

続いて右側
左右のショックは同時に簡単にフレームから離脱させることができる

それは、シート後部のエンジンルーム内にマウントされているトーションバーが平板のスイングアームを介してアクスルシャフトに剥き出しでビルトイン?されているからだ

外した左右のショック
やはり左右に若干の差異があった

画像は10mmほど左右に段差があるが実寸差異はダンパーを左右押し込んで5mmほどだ

その5mmはコイルスプリングの着座調整時によって生じたものなのか!?

この時点では何とも言えない

このBeckは数年前に奈良公園で追突されたことがあった

被害は軽微であったが、アてられたFRP製のリアカウル?は再使用不可の診断だった

その理由は今も自身には謎のままだ!

その被害に遭った以前のリアカウルは・・・

以前にもアップしたが
廃棄すると言っていたが、なんとも忍びない

よってガレージに持ち帰り、タイヤハウス上部にレーシングラインを自前で塗装しオブジェとして飾っている

よって、新品のリアカウルはUSA Beck社に再注文

数か月を経て届いたリアカウルは素地のまま故、塗装を掛けヒンジ類やランプなどを取付け・・・

そして自車に載せるわけだが、ほぼハンドメイド故、個体差による微妙な誤差範囲のズレが出ていた

それを修正するのに以前の一般的なリアショックからコイル状の新品のショックに替えた

そんな経緯で今日に至るが、それからニ年が経つ

で、今回はリアショックを左右入れ替えて様子を確認してみる
早速、左右を入れ替えてみるが・・・

結果は、まず左側から
左右を入れ替える以前と、あまり変わった様子はない

右側も
おっ!若干、変わったかな!?

真後ろから確認すると
う~ん・・・水平になったような・・・あんまり変わってないような・・・

「実走をしてみないと何とも言えない」ってのが結論だ

まぁ、こんなクルマ屋ごっこやバイク屋ごっこをしている時が楽しいのかも・・・

そんなところにBeckの面倒を診てもらっている主治医のS&Companyから連絡がきた

内容は

「タツミさんのベックは最初期型でスイングアームがノンアジャストタイプなんです
それ以降の後期型のベックはアジャストができるタイプで、今回のような微妙な差異は解消できるんです」と言う

「で、そのスイングアーム周り一式のアジャストパーツが会社の倉庫の整理中に出て来たんです」

「そのパーツがあれば微妙な修正はできると思うんです」

自身は「それを交換したら問題は解消されるんかな?」と聞き返すと同時に・・・

「リアのサス周り一式って、高こうつくんちゃうの?」と、ブツける

すると「いや、うちではもう使うことないので差し上げますよ!」

そして「ただ・・・」と主治医側が言いかけた時に自身から・・・

「ただ、一式を換える工賃が高いんちゃうん?」と即座に突っ込む

「ハハハッ!バレました?そうなんですわ!」と定番のやり取りだった

どちらにしても検討には値する案件だ

だが、またまた悩ましい日々を過ごさなければならないと思うと・・・

あとどれぐらいBeckに乗るのか・・・乗れるのか

80歳までは、なんとか乗りたいのだが・・・

いやいや80歳までの自身の身体のパーツは世間にそんなに無いと想うが・・・

さてどうしたもんか!?

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2025年3月27日木曜日

『Bike in the sky』#431 セコい?・・オジィみたいに・・なるなよ!

先週の記事ではBeckが久しぶりのツーリングに出かけた様子を綴った

その際、一緒に走ってもらったIzut〇さんから乗車中の自身が映る画像を頂いた
こういう画像は長年、Beckに乗っていて初めてかもしれない

自身にとって大変、貴重な写真になった

また
こちらは走り出す間際だろうが、Beckの自身が乗るランデブー画像も珍しい

今回、お誘い頂いたIzut〇さんには、いろいろとお気遣い頂き、Beckのパーツにおいても新たな情報を頂戴した

また、この方も
同様の先日に初めてお会いしたHaru〇さんのオースチン・ヒーリーも昔は・・・

月ケ瀬に最近は、ご無沙汰のNaka〇さんと1984年に中山サーキットのイベントレースに出場されていた
(Naka〇さんの画像を借用)
中央手前のオースチンがHaru〇さんだ

真に「世間はせまいねぇ」だ

自身は仕事から引退して、13年目に入る

引退してからはバイクで「月ヶ瀬詣で」にハマり沢山のお友達もできた

そういう流れで言えばBeckを通じて「第二の集い」から新たなお友達ができたようだ

そんな趣味的なクルマでは先週の日曜、月ヶ瀬に「渋いねぇ」と言わせるクルマが来ていた
なかなかお目にかかることがない、イギリスのジネッタG4だ!

年式は分からないが1965年前後だろう
この時代で走りの代名詞?とされたリアの「コーダトロンカ(尻切れトンボ)」と言われるバックスタイルは今見ても新鮮だ

そしてコクピット
まるで航空機の操縦席を彷彿とさせる

さらに上画像のコクピット中央を後部上から前方下の足元までに組まれたパイプが映る

紛れもなくレース用車両にあるロールケージの一部だ

そして同、上画像の右端にシフトノブが見える

なんと「シーケンシャルでは?」と思ったが違う様で「H・・・状の・・・」だった

ちょっとジネッタに舞い上がってキチっと聞いていなかった

で、タコメーターとスピードメーターの間にあるはずのステアリングが無い

それは車体の低さからくるタイトなコクピットによって必然とされた脱着式ステアリングだ

その車高は1000mmを切っているとかで、自身のBeckよりも低いと思われる
リアゲートを開けると

「オッ!Beckといっしょの雰囲気やん!」

「・・・なんて言うたらシバかれんで!」
そんな声が聞こえてきそうだが、ダブルオーバーカバーのブリティッシュグリーンが粋だ

このジネッタのオーナーは月ヶ瀬の有名人、Toga〇さん!

Toga〇さんはジネッタと同じ英車のロータスエランとケータハムを手放して購入に至ったとか

どちらにしても乗り物のチョイスは常に渋いところを攻めてこられる

そう見れば自身はやっぱり「セコいのぉ~」になる

その証拠に・・・
同じ「コクピットは・・・」と言えば自身のBeckは、やはり各段に劣る

最近、ウィンカーレバーが折れて・・・
そのレバーは短いアルミ製だったが根元から走行中に折れてしまった

このウィンカースイッチはONにしてからハンドルを戻してもキャンセラー機能が無いため手動で戻さなければならない

よって通常のクルマの倍ほどをマニュアル操作していることから、金属疲労を起こしたと勝手に解釈している

早速、今度は定番の丈夫なトグルスイッチにした
ただ、少々レバーが短いのが気になるが、一先ず使ってみよう

と、また悪い癖の貧乏症が出ている

この血筋は自身のオヤジに似たのか、はてさて自身が突然変異なのか

その血筋を探って・・・

自身は孫が6人いるが「乗り物好き」と言える孫はT-PADDOCK630三重支局長の長男だけだ

その孫は度々、このブログでも紹介してきた

今までは、確か最年少クラスで何度も優勝をしてきた経歴を持っていた

その孫のタイチも年齢のレギュレーション?からか、ジュニアクラスで参加した

先日の日曜日「プラザ阪下」にて行われた「近畿選手権」での一幕
画像の左から2台目のゼッケン#60がタイチだ

新たなレギュレーションでは、たしか初参戦だったと思うが・・・
大きなお兄ちゃんやお姉ちゃんライダーに混ざって
なんとか8位キープで走るも
マシンのミッショントラブル
急遽ピットに入るとシフターの爪が折れていた
しかし幸いにも知り合いライダーの父上から新品のシフトシャフトを譲ってもらって・・・

そんな出来事の中、足も届かないビッグマシンに乗るタイチは10位でレースを終えた

孫のタイチは明らかに自身ではなく、自身の次男にあたる三重支局長の血をひいていると思われる

まぁ、そんな話はどうでもいいことだが、言いたいのは安全に関わることには・・・

「オジィみたいに、セコ~ならんようにな!」

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2025年3月20日木曜日

『Bike in the sky』#430 Beckはバイクの代わりが務まるか!?

先週の記事はRT1とBeckのセコい話で終わった

それに纏わる不具合の続きだが、特にRT1に関しては「えっ?そこ?」と少々、拍子抜けな原因だった

だが先ずBeckから!

そのBeckは先週には走行中 、突然エンジンが数秒止まったが何とかガレージには戻ってきた

原因は「GASフィルターの目詰まり」と特定して新品のフィルターをオーダーした

上の画像は古いフィルター

新しいフィルターは翌日には届き早速、換えた

これが届いた新品のフィルターだが、旧品の樹脂系ボディとは違い、新品はアルミ製にした

そして取付後、近場を20kmほど走ってみたが特に問題はなかった

これで一先ずOkayとしておこう

で、気になって旧品のフィルターが本当に不純物が詰まったのかを確認したくなった

非分解なので破壊するしかない
その中のフィルターにはコテコテの不純物が纏わり付いていた

またフィルターが収まっていた胴体の中には・・・
特大のゴミにしか見えないブツが・・・

「そらぁ~ガソリンは流れんわ!」としか言えない状態で一件落着

続いて拍子抜けに終わったRT1

先週ではタコメーターの針がレッドゾーンで暴れる為、ケーブル内に給油をした

ついでにエンジンの掛かりも悪い事からキャブのセッティグをし直していた

その二つの課題の解決手段は結論から言うと共にアウトだった

タコメーターは給油レベルでは、まったく針の振れは解消せず結局、ケーブルからインナーを引き抜き、アウターと共に完全洗浄をした

そしてキャブのセッティングもベストにしたつもりだったが原因は全く別のところにあった

この作業内容を細かく説明するには、さらに長くなってしまうことから掻い摘んで述べる

要はキャブ内の油面を再度、上げ下げしてベストを探す
理屈では油面を、どの位置を基準にして測るかで決まる

その決まったであろう油面位置で組み直し、エンジンに取付ける

また念の為、プラグを外して火花を確認するも火花はしっかり飛んでいる

そして、ここでキックを踏んで踏んで、踏みまくってもエンジンは掛からなかった

再びプラグを見ると、あれだけ元気な火花だったのに何故かベトベトな状態

「う~ん・・・」となったが、ここはプラグを換えてみた
再度、キックを踏む

すると一発でエンジンは「パラ~ン、パラ、パラ、パラ」っと目覚めた

そして、近場をテスト走行

「お~、帰ってきたぜ!」という感覚でRT1は息をふき返した

タコメーターも
針は元々、今時の動きではないが、やや落ち着きのないアナログな動きには戻っていた

タコメーターはともかく、プラグを換えただけでエンジンが完全復調とは・・・

念の為、RT1は近場を試乗し、そのまま丸一日寝かして明くる朝、エンジンを掛けた

「パラ~ン、パラ、パラ、パラ・・・」

前日とほぼ同様に2発のキックでエンジンは目覚めた

その時、「なんかこんな事、遠い昔にあったなぁ」っと思い出に浸っていた

その当時とは1970年

当時乗っていたDT1で今回の様に、キャブではなくプラグ交換でエンジンが息を吹き返した事があったからだ

と、RT1とBeckの復活劇になったが、次の休日で走ってみないと完全復調とは言えない

また、その休日で以前にお誘い頂いた「Beckと356の集い」で知り合った方から連絡が入った

「次の20日の休日、奈良のピザ屋で集まりますが如何ですか!」とお誘いを受けた

早速、集合場所に向かってBeckで出陣してきた
そのピザ屋の駐車場に、誘って頂いたIzut〇さんのシルバーのBeckが先着していた

その隣のオースチンヒーリーは1957製と仰ったと思うが、すでに50年以上乗り続けておられる御年78歳だったか、Haru〇さんの愛車だ

そして
今回は3台のケータハム スーパー7(Seven)も来ていて、楽しそうな話が聞けそうだった

上画像、手前の緑の7からIked〇さん、隣の黄色の7がKane〇さん、奥の7のKawa〇さん達で初めてお目にかかれた

で、早速、少々早めのランチで美味しいピザを頂いたが、ここのピザ屋さん

ビックリするほど繁盛していた

五條市の「ピッツェリア ランバーミル」というピザ屋だ

予約をしないと、とにかく待たされる事になるだろう

そのピザ屋に小1時間ほど居たが、その後は6台でツーリング?いやドライビングか!?
20分ほど走った所のカフェに行こうとなってオースチンを先頭に現地に向かう

オースチンの後はSevenが3台連なり、その後ろにIzut〇さんのBeckと自身のBeckだ

こういう目立つクルマばかりで走るのは久々だったが、バイクと違う感覚で楽しかった

そして山ん中のカフェに着いた
なんと!

祝日というのに休業だった

でもロケーションとしては雰囲気の良いところだ

よってオースチンのHaru〇さんの勧めで各自のクルマの撮影会に変わってしまった

その中では、どこでもヒーロー?いやヒロインだったか!?
Kane〇さんのSevenの助手席に防寒具を纏ってチョコッと座っていた

とにかく、お利口さんなワンちゃんだった

そして撮影会の背景は
西部劇にでも出てきそうな背景で自身のBeckをカメラに納める

その他の画像では・・・
やはりオースチンヒーリーは味がある

お決まりの集合写真

最後は・・・
我が家にもチワワがいるが、ビビりでクルマに乗せると終始震えている

と、久々のクルマでのツーリングは気候も良かったせいか非常に満足できた

バイクを下りたらクルマでのシーンが増えるだろうが、今回のような出会いがあればクルマも悪くはない

そう思えた休日の一幕だった

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2025年3月13日木曜日

『Bike in the sky』#429 走ってる時に・・・ビビったぜ!

3月も中旬に差し掛かったというのに、なかなか暖かくならない

先号にも記したが、バイクは暖かくならないと楽しさは半減する

と、言っているが自身は先週の土曜、RT1で月ヶ瀬に出向いていた
ところがだ!

T-PADDOCK630から毎度の阪奈道路を経由し、奈良市内に入り始めたところで何気にメーターに目をやった

速度計は40~50mile/h(70km/h前後)辺りを指している

当然、自身の目はタコメーターにも向かう

その時・・・

40mile/hを越えた辺りでタコメーターの針は上下に、やたら大袈裟に振れ出した

「うん?」と思いながら・・・

そのままアクセルを開けていくとタコメーターの針がレッドゾーン域に差し掛かった辺り・・・だったろうか

今度は針がレッドゾーンの端から端を大暴れに振れ、針が飛んで行くのでは、とさえ思った

「なんか変!」

とにかく変なのだ!

空かさずアクセルグリップを緩め、速度を40mile/h以下にするとタコは通常の所作に戻る

丁度そこでコンビニが目に入ったのでモーニングコーヒーを兼ね、RT1を止めた

コーヒーを飲みながら・・・

「う~ん・・・なんでやねん!」

タコのメーターワイヤーが切れていたら、そもそも針は動かない

そこで前日にはRT1を乗り出す為、キャブのセッティングやメンテをしていた事を思い出す

毎度の格言を用いれば「さわった所を疑え!」になる

よって前日に手を入れたところをチェックするも、コンビニ前ではチェックできる箇所は限られる

よってイージーチェックとして・・・

前日、キャブのメンテで邪魔になるタコのケーブル両端を外していた

その作業を再度、コンビニ前で行った

エンジン側のタコケーブル取出し口からインナーケーブルが出てくる

そのケーブル端を指先で摘み、クルクルと捻るように回すとメーター側から顔を出しているケーブル端も動くはず

チェックの結果、メーター側のケーブル端はしっかり動作していた

一応、タコの針が大袈裟に振れる様子から・・・

「メーターケーブルが切れかかっているのでは?」を疑ったが、その様子はない

そんな事情で月ヶ瀬詣では中止とし、ガレージに引き上げた

また、明くる日の日曜

この日も昨日の土曜日と同じような気候で朝方は、まだまだ冷たい

よって当日はBeckで月ヶ瀬に向かった
そして帰りの道中、Beckにも異変が!

阪奈道路を奈良市内から大阪方面に向かって走行中、富雄インター辺りでエンジンが変!

アクセルペダルは70~80km/hの巡行に合わせてピタッとした状態で踏んでいる

ところが一瞬「パスッ」とした感覚でエンジンの回転が切れた

だが、一瞬のことで何もなかったようにBeckは走っている

ところがしばらくして、またもや「パスッ」っと切れたと思えば間髪入れず普通に戻る

こうなると、メチャメチャ気持ちが悪く気分も落ち着かない

走りながら・・・症状からコイルやデスビの「コードが抜けかかってるのかぁ~」

と妄想しながら、しばらくは走れたが阪奈道路の頂上が近づく辺りで、今度は・・・

「パスッ、パスッ」・・・「パスゥ~~」と一瞬ではなくエンジンが2,3秒止まった

「え~、ウッソやろ~」と思いつつも左端に寄せ緊急停止

止った刹那、「マジか!!」とブツブツ・・・

そして「ふぅ~・・・」と深呼吸をして、スターターボタンを徐ろに押す

「ブォ~ン~~」と、間髪入れず一発で掛った

「うん!?電気系やない?」と、さもベテラン整備士っぽく診断をしていた

とにかく、その後はガレージまでエンジンは快調に回って戻ってこれた

走りながら頭の中は「ガソリンに不純物が混ざっとるのかぁ!?」が支配していた

そんなことで、この土日は連続で起きた事件簿になってしまった

よって、この土日はRT1とBeckの修理作業になるはずだったが野暮用で結局、日曜のみ

その日曜日午後にはIshi〇さんがグッドタイミングで遊びに来た

で、土日のアクシデントを話してる中でRT1のタコメーターの症状を話したら・・・

「あっ!それケーブル内の油不足やわ!」と瞬殺判断

その後は毎度のお勉強会をして、明くる日はまずRT1のタコケーブルのメンテにかかった
タコメーター側のケーブル頭だ

ここから粘度の軽いオイルを注入

すると
しばらくして、ケーブルのエンジン側から給油したオイルが出てきた

けっこう汚れているように見えたので再度、給油し直して終了

で、取付後、エンジンを掛けてタコメーターの針の動きを見る

「うん!治っている」

やはりIshi〇ドクターの診察通り、オイル切れだったようだ

こんなドクターはバイク乗りには「一家に一台」感覚で必要だろう

あとは実走で確認してみよう

そしてRT1は土曜の走りで少し気になったところがあったので、ついでのプラグチェック
「う~ん・・・ちょっと白すぎないか?」

自身が求める本来の焼け具合はキツネ色とタヌキ色の間がベストとしているが、それよりも白く焼けているように見える

よってニードルのクリップ位置を変えよう
RT1は250のDT1同様、モトクロスのレース中でも簡単にセッティングが換えらるように配慮されている

よってキャブセッティングはメインジェットにおいてもキャブを車体に着けたままでも交換できる
現在では、どうなっているか自身は分かっていないが当時としては画期的な仕様だったと記憶している

そして・・・
ニードルのクリップ位置は最上位から二段下の真ん中に変更

これで実際に乗ってみてタコケーブルと共にチェックしよう

そして次はBeckだ
「ガソリンに不純物が混ざっているのでは・・・」という事で・・・

GASタンク内を開けて観ると、僅かに黒いモノが浮遊している

さて、症状と合致するのか!?

次は
GASタンクからエンジンに向かう途中にフィルターがある

先ず、このフィルターは交換対象になるだろう

続いて
たぶん燃料ポンプ?と思うが、エンジンから外したとしても非分解ゆえ、そのままにした

以上を確認して、先ずGASタンク内のガソリンを抜き取った
ここでGASを抜き取っておかないとGASフィルター位置がタンク底部より低い為、フィルターは外せない

であればフィルター手前でGASホースをクランプペンチで留めれば作業はできると思われる

だが、ホース類の材質を考慮するとクランプペンチの使用はホースそのものを痛める可能性がある

また、タンク内も清掃を掛けたいのでガソリンを抜く作業は、ついでで丁度良いのだ

結局ガソリンは20L缶の8分目までそれぞれ抜き取り、合わせて36Lぐらいの量になった

そもそも、このGASの携行缶が二缶も、なぜあるのか!?

それは以前に住んでいた東生駒のガレージで旧車のレストア作業を毎週のように行っていた

その際、バイクのタンク内部をコーティングする際に入っていたGASを抜き取るために使っていた

それも、ご丁寧にハイオク用とレギュラー用に分けている

その理由は今となっては思い出せないほど、無駄ではないか

話しを戻して
ベックの空になったタンク内部にロングドライバーで乾いたウエスを隅々まで拭き取る様に回していく

タンク内が空と言っても、僅かなガソリンは残っているので不純物はウエスに纏わり着くように除去できる

それを繰り返してタンク内部の不純物を取っていく

次はGASフィルターも外してエアーを吹きつけて・・・
上のトレイには、ゴミと言うのか、不純物がそれなりで除去できたような

実際のゴミはタンクのサビの様なモノもウエスでタンク内を回した時、付着していた

そしてフィルターは交換すべくVW用の新品をオーダーした

以上が先週末から今週にかけての、ドタバタの整備屋ごっこになってしまった

まぁ、それはそれで楽しい一幕なのかもしれないが・・・

ただ走っている時は、お願いだからやめて欲しいと願う

アッ!

今日は「燃えるゴミ」の収集日だ
ガレージには廃油が、たんまりある

慌てて自家製オイルパックにして出す準備だ

ホームセンターで売られている廃油キットと理屈は同じなので環境問題には抵触しない

この方法は月ヶ瀬のレジェンドNaka〇さんが考案?されたの見て、自身もそうとう以前から行っている

コストはゼロで至って経済的だ

まぁ今週もセコイ記事で終わってしまった!

T-PADDOCK630 T/Tatsumi