2025年10月9日木曜日

『Bike in the sky』#459 73歳!久々のわくわく・・・

先週の土曜、日曜は雨模様でバイクには乗れなかった

当然、月ヶ瀬にも行けるはずもない

そんな週末を、どう過ごすかは「月ヶ瀬教の信者達」には大きな課題だ

たぶん奥方から頼まれた用事を済ませるか、または自宅の掃除等のお手伝い・・などなど!

自身は有難い事に「完全放し飼い状態」で自由に生かされている

だが、好きな事をするにも先ず自宅で妻の管理下にある所を片付けたり、掃除をしたり・・・

そうすることで夫婦関係は円満に過ごせる

早速、気になっていた裏庭の雑草の草むしり
南東からの画像に写るトラス状の柵の内側が妻が管理をする観葉植物園だ!

そこには梅雨時から夏場にかけて、雑草が一気に繁殖する

また自宅南側のアジサイやアボガドが生い茂る一角も雑草達の溜まり場だ
この画像は先の画像と共に、この土日の雨の合い間に雑草を抜き取った後の状態だ

雑草を抜くのは雨が降った直後が、土が最も柔らかくなっておりサッと抜ける

この様に女性が大変に感じる作業を率先して片付けると、自身の遊びには殆んど干渉されることはない

と、語っているが、それを何人にも保証されるとは言い難い

そんな事を片付けた後が自身の趣味の時間になる

早速、今回の雨模様の中での整備作業

購入してから35年を超えたBeck!
何処を整備しようとしているのか!?

前方からも・・・
前輪のホイルを左右外して、何をしようとしているのか!?

フロントフードを開けるとガソリンタンクが目に入る
このタンクの左、側面にサビが出ているのが見える

これは外側だが、かねてより報じている中でタンク内部にもサビが来ている事は記事にした

今回の作業は、そのタンク内部の錆取りと、その後の内部をシーリングする作業だ

早速、タンクを外すがタンクを留めているボルトは4本だ!

その4本の内、前方2本はホイルを外さないと脱着できない
また後部2本も、狭いコクピットで頭に血が上る状態の逆さになって外さなければならない

なんとか四苦八苦で初めてタンクを外したが・・・
「う~ん・・・」

35年間、一度も開けた事のないホコリまみれの空間が目に飛び込んできた

ただ、今時のマス状態の空間と違って、ステアリングのリンク機能とそのタイロッドや関連シャフトがあるだけだ

だが、このベックは「自分で整備をすることが楽しめる」クルマとしても海外では人気だ

そして、外したタンク内の清掃とシーリング

タンク内部は、僅かのサビが数か所に見られたが重症ではない

よって、先ず中性洗剤で油分を取り、水で洗浄後、ドライヤーで乾燥させる

充分に乾燥したであろう後に・・・
上画像のシーラーはT-PADDOCKのバイクでは3,4台ぐらいだろうか、大変役立っている

説明文も英語だが、なんとか理解できる内容だ

それよりも上の液剤をタンク内に注入し、内部に満遍なく行き渡る様にタンクをグルグルと上下に左右斜めにと回さなければならい

バイクのタンクだと液量も少量の上、回す作業も軽いので容易だがクルマ用は大変だ

その作業を「休んでは回し、回しては休んで」を繰り返し、1時間以上が経った頃、そろそろ固まり出した

で、給油口から覗いてみた
艶っぽくライトの光が反射している

アップにしたが・・・
少し見にくいが、ほぼほぼ固まりだしている

ここからは3日、4日ほど、放置して完全にカチカチになるまで待たなければならない

バイクでは2日もあれば十分に乾くがクルマ用は取説通りにじっくり固めたいと思う

その間は、Beckの今まで手の届かなかった箇所の掃除と整備作業に掛かる

意外と35年以上の汚れは容易く除去できた

特にステアリングに関わるジョイント部は入念に・・・
古いクルマにはグリスアップ用のニップルがあると思ったが見当たらない

ここは液体グリスを噴霧し、その周りの余分なグリスを拭き取って終了

続いて・・・
ブレーキオイルタンクに微妙に接触していたガスタンクの端はブレーキオイルでサビている

この箇所は錆を落として表面をキレイにし塗装処理
まぁ、さっと吹き付けて終わったが、ここは横着をして「艶消しタイプ」の缶スプレー

読みは当たった!

経年のガスタンクに、うまく馴染んだ仕上がりになった

タンクの底部も同様の手法で・・・
新品みたいとは言えないが、そこそこの復活した状態にはなったようだ

さて、次の土曜か日曜日にはBeckは乗り出せるのか!?

次の休日が来るのをワクワクして待つ気分は、まるで高校生時代のようだ

そんな73歳の老人の備忘録だ!

T-PADDOCK T/Tatsumi

2025年10月2日木曜日

『Bike in the sky』#458 脳トレには・・・

朝晩がやっと秋らしくなってきた

毎度の月ヶ瀬に行くのも、涼しいと気分も良い

だが、自身の脳ミソも涼しいと言うか、ミソが少なくなってきたのか、もの忘れが酷い

今回は、その酷さを証明する出来事から・・・

その出来事は先週の月ヶ瀬にあった

先ず土曜日
土曜日にしては珍しくお茶屋前は、けっこうな数のバイクが来ていた

ここ最近の土曜日の月ヶ瀬は暑さで、やってくるバイクの数も少なかった

だが、涼しくなると正直なもので、まるで虫の様に集まってくる

自身も、その虫のようにやってきた

その中で暫らく振りだろうか、四条畷組の2台のバイクがいた
先ずFur〇さんのDucati900

年式は不明だが、おおよそ30年前のドゥカと推測される

Fur〇さんも、このドゥカを愛着をもって長く乗っておられる

だが、最近は久しぶりに乗ると今までの様にすんなりとは走ってくれないらしい

それを聞いて自身は、なぜかFur〇さんに今まで以上の「親近感」が湧いたではないか

そしてFur〇さんの恋人?愛人?・・・それほどに仲の良いMat〇さんのバイク
BMWの~・・・う~ん・・・なんとか、かんとか言うてたなぁ~・・・

ここからの話が、先ほどの「もの忘れ」の象徴的な内容だ

ほんまに最近は、もの忘れが尋常ではない

いろいろ話した中で覚えているのはMat〇さんのバイクが「なんにしても、お高いバイクだ!」という事だけ

だが、お二人と久々にバイクに絡む「あるあるな話」で大いに盛り上がった事だけは覚えていた

またクルマについても今時事情で「そうそう・・・」と!

仕事のマジの話でも「そうそう・・・」と、内容は消えているが楽しい時間だった

その楽しかった話の中身が「雰囲気だけ」を覚えていて中身が、なかなか思い出せない

と、今回の記事にしたが、とにかく「楽しかった事だけ」の記憶しか残ってないのだ

そして帰路についたが、なんとか帰りの道順は覚えていたようだ

もし、帰りの道順を忘れているようだと「捜索願い」が出て、このブログも出てなかっただろう

それでも懲りずに、明くる日も月ヶ瀬に出向いた

当日のバイクは・・・
毎々、同じフレーズを使うが、1959年にバイク業界を震撼させたホンダのCB72!

その250のCB72は幾度かのマイナーチェンジを経て、1964年には305ccにボアアップされCB77へと進化する

同時に北米への輸出向けとして各所のディティールや速度計もマイル表示に変更されたのがCP77だ!

CP77とCB77の大きな違いはCPのアップハンドルにあるとされるが実態は定かではない

そのCP77がロサンゼルスからT-PADDOCKに来たバイクだが、世間的にはCB77として紹介している

そのCB77を月ヶ瀬に行く前日にはタンク、シートをノーマルに替えた

そこには「いよいよかぁ!」と思うことがありノーマルに戻した

その話はまたの機会で!

当日のCBは前回走行時、左右のキャブセッティングで若干ながら右が濃いようだったので同調をやり直し、月ヶ瀬に向かった

まずまずの走りで月ヶ瀬に着いたが、先着していた若手が妙にCBに興味を示してきた
ここ最近、いや今年に入ってか!?

気が付くと毎週のように月ヶ瀬に来ていたHat〇君?だ

たしか、まだ26歳と聞いたと思うが・・・

その彼が今回、やたらとCBに興味を示すので「乗ってみるか?」と声をかけた

すると即答で「はい!乗りたいです!」と返してきた

こんな風に過去にも月ヶ瀬の連中に声をかけたが、今まで乗りたいと言った人間はいなかった

ものの10分か15分ほどの試乗だったが、戻ってきた雰囲気は楽しそうだった

そして乗り味や操作の感想を聞いて、何気に自身から「このCB、売りもんやで!」というと・・・

「え~、いくらで売ってくれますの!?」と返ってきた

それを聞いて、自身の方が「え~!」とビックリした

「一応、当初のレストア費用込みで〇〇〇円やけど、大事に乗ってくれる人やったら応相談で譲るよ」と返答した

「買える、買えない」は、よくある話だが、安くても大切に乗ってくれるなら自身は嬉しいと思っている

どちらにしても、CBに興味を示してくれたことが嬉しい出来事だった

そして試乗会はもう一つあった
当日はカタナでお越しのShim〇ちゃんだ!

CB72が人気を博した昭和の40年代初頭、巷では「ヒコウキ乗り?」と称した上画像の様な乗り方をするライダーはチラホラ見かけた

ただ、当時では「ライダー」という言葉が一般的に使われていた記憶はない

他にも近年では「フライング乗り」という風に呼んでいるようだが・・・

そんな懐かしい乗り方を見せてもらって、自身には大いにウケた

また、当日は旧車ではないが他にも珍しいバイクが来ていた
1984年のYAMAHA  RZV500R

現行旧車としたカテゴリーになるのだろうが、YAMAHAらしい特異な吸入方式を採用したV型4気筒(またの呼称はスクウェアフォーだったか?)の2サイクル500cc

発売当初は、随所にヤマハの技術を取り入れたマシンとして注目を浴びた

2ストの4本マフラーがポンテンシャルを感じさせるバックスタイルが良い
と、先週の土日は久々に楽しかったが自身は、やはり最近の「記憶できない事」が情けない

誰しもいつかは通る道とされるが、その通る道は願わくばハッピーに通り抜けたい

そのハッピーな通り抜け方を見つけるのは、入手困難なパーツを見つけるのと、どちらが難しいのか!?

そんな事を考えて脳トレに励んでいる!

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2025年9月25日木曜日

『Bike in the sky』#457 エエとしこいて何を考える!?

少しは朝晩が涼しくなってきた

そうなると毎度の月ヶ瀬へも、気持ち良くバイクを走らせる事ができる

また夏場に乗れなかった70年前のNSUなども、出走の機会が与えられる

早速、20日の土曜日
5月から約4カ月ぶりにNSUに乗ったが片道、約50kmを快調にトラブルもなく走ってくれた

そして、明くる日の日曜

昨日と同様に早朝の月ヶ瀬に出向いた

だが、到着して即座に目に入った「ノリモノ」に一瞬で目が奪われる

そのノリモノとは・・・
「なんじゃこりゃ号」とでも表現しようか!?

中華製の250cc、3人乗車が可能な三輪バイクだ
斜め後ろから見ても、かっこエエ?・・・とは・・・

だが自身は、この手のノリモノが大好物だ

細部も見てみよう
二輪用のバーハンドルで、装備も今時の普通のバイクと同じだ

メーター廻りも・・・
インジケーター類も今時の雰囲気で・・・

そしてシート

運転席側のシートは多少の上下調整は可能なのか!?
だが、その下には床らしきモノはなく、エンジンも丸見えで路面も見える

そのエンジンは4速(だったか?)のロータリーミッションだそうだ

日本では戦後すぐの50年代の商業バイクもチェンジペダルのギアは前踏みメインのロータリータイプだった

よってトップギアが3速、もしくは4速など位置から、そのまま前に踏めばニュートラルになる仕組みだ

当然、チェンジペダルの後を4速から3速へと踏めば、いわゆるシフトダウンは可能だった

だが、当時はシフトダウン機能を活かす人は、ほとんどいなかったように思われる

それだけ時代が「前向きに生きよう」としていたようにも思える

ほんまかいな!?(笑)

たぶんそんな心情は全くなかったとは思うが・・・(笑)

続いてフロントの足回りは・・・
なんとなく雰囲気を感じさせる

タイヤがバイク用ではなく4輪用?を履いている所為かマッチョ感を感じる

当日の月ヶ瀬は下画像に写る僅かのメンバーで、淋しい鑑賞会だった

その三輪車の所有者が・・・
上画像の右端に写るIB〇さんが最近、購入されたらしい

元々の値段はインタビューで40万弱と聞いた

そこに通常の乗り出し費用を足して50万に

さらに、いろいろとオプションを加えて最終、70万ほどになったとか

「高ッ!」と思うも、今時の世の中の物価を鑑みると「そんなもんか!?」と、変に納得もしている

で、大好物を目の前にして自身も試乗をさせてもらった
月ケ瀬のお茶屋前の駐車場をクルっと回っただけだが・・・

結果は250㏄とは言え三輪車で、ボディもそれなりの重量がある

走りは「至って普通だ」と観るのが正しいと思えた

また運転席には左右にアームレストがつくが、ドアが無い分ドライバーを保護する役目も兼ねていると思われる
そして後部座席は、お世辞にも・・・乗り心地は問えない

そこは二人乗車が可能だが、後部左右に乗る人間が不仲では喧嘩になりそうなほどタイトだっだ

その狭い後部座席にも乗車してみた
上画像の高松塚古墳に住み込む大魔神と・・・

とてもじゃないが、大人二人で後部座席に座るのは、やめておいた方が良いと思えた
以上が試乗録だが、この三輪車のデータを少し調べてみた

まず車名は「AP  TRIKES」とあり、輸入元は「アライブプラス社」となっている

そこには笑える、と言うよりマジの注意書きが載っていた

「高速道路を走行する権利はあるが、資格はないしスペック的に危険なので絶対にやめてほしい」

この上文は3人乗車の警告なのだろう

そんな警告文に続いて・・・

「1名でも高速道路は勧めない」とあった

この注意書きを見て輸入元が「製造元の原文の注意書き」を意訳せず、そのまま訳した様に窺えた

まぁ伝われば問題はないが今回の三輪車とは関係なく、安全を望むなら個々人が常識的に考えて行動すべきことだ

その常識的な話でT-PADDOCKにもある三輪車
ほんとの気持ちは、上画像のベスパカーで月ヶ瀬に行ってみたいと常々思っている

だが約110ccの排気量で、しかもキャブが50cc用と非力なのだ

平たんな道であれば、何の問題も無く元気に走れるが阪奈道路等の上り坂は、たぶん1速のローギアでしか登れないと思われる

そんなことで、ベスパカーのチャレンジはできていない

まぁ、そんなチャレンジをしたところで誰も喜ばんし、ニュースにもならんだろう

いや待てよ!

登れずスタックしてレスキューを呼んで、牽引されていく様子が撮れればニュースになるか!?

あかん!あかん!危ない!危ない!

ええとしこいて、なに考えとんねッ!

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2025年9月18日木曜日

『Bike in the sky』#456 初歩的?・・・でもうれしい!

先週末の月ヶ瀬に少し刺激を貰えたバイクがいた

手前に写る4スト125㏄のオフ車だ
原型のバイク名は分からないが手造り感覚のカスタムで楽しそうに遊ばれている

このオーナーさんとは月ヶ瀬で仲良くさせて貰っている

また人柄も、とても明るい方で非常に好感を持てる方だ
左に写る方がその人だが、月ケ瀬バイク博士のAsa〇さんからレクチャーを受けている

そんな話に自身も参加をさせてもらって一緒にお勉強をしてきた

その、お勉強バイクは・・・
この日も「どこでもバイク」のKLシェルパで月ヶ瀬に来た

だが、前述125のオフ車と比べればもっと綺麗にしてあげなければ、と思わされた

早速ガレージに引き上げ、シェルパを綺麗にしようと・・・

ところが帰りの道中、以前から気になっていたアクセルグリップが更に重く感じ出した

これでは綺麗にするどころか整備不良でアウトだ

早速、アクセルグリップとスロットルケーブルのケースを分解して整備にかかる
グリップとケース内のパーツを洗浄して、いろいろ手を入れるが摺動性は「若干マシかな」のレベル

その改善が見られない要因は・・・
ケース内で、引き側ワイヤーの弛みを防ぐ役目なのか、樹脂製のスライダー?ガイド?

パーツ名は分からいないが、このパーツがどうやら経年で役目を果たせてない様に思える

ここで、このパーツを外してもアクセルグリップは問題なく摺動するのか?

外してグリップを回した
なんとスムーズに捻れるではないか!?

思わず「ビンゴ!」と思えたがスライダーが無い分、走行中にケース内部でワイヤーが踊らないか不安は拭えない

よって、ケース内部のワイヤーの弛みを無くすためホルダー位置は調整をする

また同ワイヤーのキャブ側も点検
画像で観ると、周辺はなんとも汚い

これでもシェルパ入手当初から常に清掃はしてきたが、これ以上は落ちない

レストアまで行かなくても一度、エンジン周りだけは手を入れたい

話しを戻して上画像のタイコから上のアクセルワイヤーが「くの字」になっている

これも入手当初からだが、その部分は「加工硬化」を起こしていて特に現状は問題ない

そしてアクセルグリップを捻る
グリップの手応えは重いがキャブ側の、ねじりコイルスプリングの強度が高いためスコンと戻る

そしてハンドル周りのクラッチレバー側もオーバーホールをしようと支点周りを分解し始めた

すると・・・
何かが、パラパラと落ちたではないか!?

で、手元に残ったパーツを観ると上画像のように小さく割れたスイッチの基板類が現れた

「う~ん?なんじゃこりゃ!」

「なんのパーツじゃ?」

「まぁ、わしにゃ、な~んも関係ないじゃろ!?」

そんな戯言をブツブツ言っても何に影響するスイッチなのかを特定しなければならない

だが・・・「はっは~ん!」

「たぶん・・・ちゃうか!?」とは気がついた

その推測が正解か、試しにエンジンを掛けてみる

キーを捻ると、ニュートラルランプは点灯している

セルボタンを押すとエンジンは問題なくかかる

そこからクラッチレバーを握って・・・

チェンジペダルをローに踏んでみた
するとニュートラルランプは消えたが、同時にエンジンは即座に止まってしまった

という事は、スイッチのような基板のカケラは何かの安全装置なのだろうか!?

もしくは「クラッチレバーを握らずチェンジペダルを踏むアホ対策」用?なのか?

「う~ん、よくわからん!」

だが、ここで別の問題にハッとした!

「もし、この割れた安全装置のスイッチが無ければシェルパは乗れないのか」

いや、それは困る!たいへん困る!

よって、配線を辿り、その根っこを見つける作業に業務内容が変わってしまった
ヘッドライト一式を外し・・・

クラッチレバーから来ている配線を辿り・・・
行き着いた先のカプラを見た

2本の配線で確信した

ここを小細工をすれば多分、思惑通りになるはずだが・・・

T-PADDOCKのバイクは再々語っている通り、アナログの極みの様なバイクばかりだ

よって今時の便利ツールの様な装備を持つバイクは一切ない

また自身もアナログ人間で今時のデジタル機器は全くもって疎いの極みにいる

それでも電気の+-ぐらいは、なんとか理解しているつもりだ

それを信じて・・・

上画像に写るカプラからクラッチレバーに至るユニット一式を取り外し・・・

ここからがアナログの極み
外したカプラのオス側には、メス側の代わりを務める在りモノの短い電線の両端を差し込む

+-の理屈では、これで作動するはずだ

早速、キーをONにしてニュートラルランプの点灯を確認

少々緊張気味にセルボタンを押す

問題なくエンジンはかかった

ここからクラッチレバーを握って・・・

いよいよローにギアを入れる

「カツン!」

「よっしゃ~!」

エンジンは止まることなく、またニュートラルに戻せばニュートラルランプも正常に点灯

知識のある人からすれば「常識やん!」と言われそうだが自身にとっては大仕事をした感覚だ

これで今晩は蒸し暑い、寝苦しい夜でもイビキをかいて寝れそうだ!

T-PADDOCK630 T/Tatsumi