2019年10月17日木曜日

『Bike in the sky』#152 「MaaS」って知ってる?

こんにちは。

先週の週末には東海、中部、関東、東北と広範囲に台風19号の被害が発生し、亡くなられた方も多数おられ
言葉もありません。

前号のブログで関西方面に台風が来ても対処できるようにと注意喚起をしましたが、もし関西も直撃となって
おりましたら同じように多数の被害が出たと思います。

今の日本は災害大国と言っても過言ではないでしょう!
難しいこととは思いますが普段からの準備と心構えがとにかく重要だと実感しました。

そんな時にブログを書くにしても、そのネタが不謹慎にならないようにとは思うのですが・・・

先週の台風が通り過ぎた明くる日の日曜日!
T-PADDOCK630があります東大阪の善根寺町では秋祭りでだんじりが繰り出されておりました。
「こんな時に・・・」と言う声も聞こえてきそうですが、平穏無事に過ごせることに感謝の気持ちは必要です。

そして、子供用?の小さなだんじりも・・・

その日曜昼間の筆者、月ヶ瀬には行かず針テラスのみでした。

当日の針テラスでは・・・
筆者は当日、天候が怪しかったので比較的、掃除の楽なDucati  MHeで出動!

しかし、予想に反して針テラスではそこそこのバイクの数。

その中で目を引いたのが・・・
筆者の隣に止められた1980年頃のDucati 900SSベベル

筆者にとりましてはDucati と言えば、このベベルが最もホットなDucati です。
オーナーさんと30分少々、Ducati 談議をさせてもらいましたが欠品パーツの入手には手こずっておられる様子でした。

このDucati と同じスタイルの750㏄のモデルは今や1000万円で売り出されているモノもあるとか・・・

ここでやっと本題に入りますが今回のタイトルの「MaaSって・・・」の「MaaS=マース」は最近耳にされたり
またビジネス雑誌とかで目にされたりとかあると思います。

この「MaaS」は今年に入り一気に脚光を浴び出しました新たな移動手段による社会問題を解決するビジネス名なのです。

MaaS=Mobility as a Service=サービスとしての移動というビジネスモデルのことで簡単に申せば将来的に乗り物を
所有しない人を相手にするビジネスなのです。

現在、ざっくりですがクルマの利用バランスは乗用利用:商用利用は3:1なのですが2030年頃には
その比率が1:1になると言われております。

要するに普段に乗る車は間違いなく減少すると言われております。

その減少を埋めるビジネスがMaaSなのです。

では何をするのか?

特に大都市圏の人は普段に車は必要とせず電車、バス、タクシーで事足りるというわけで
逆に効率的なモノにはお金を払っても良いと考えるわけです。

例えば人が移動する代わりにモノやサービスを移動させるという「手間を代行する」「時間をモノに変える」という
観点に立った新たなサービスビジネスなのです。

この辺りの話しをすると大変長くなりますのでカットしますが、要はクルマに興味がなくなっている人が多く
だから自動車メーカーも昔のように個性を前面に出した車ではなく移動手段として楽で安全で環境にやさしい
乗り物しか造らなくなってきた訳なのです。

しかし、その反動が実は最近、声として上がっており、そのターゲットが旧車に向きだしたと
ある調査で傾向が出たようです。

昨年までは投資家が投資対象に旧車を選んでいると言われてたのですが、個性を求める乗り物好きが
旧車にホンモノの個性があると気がついたとか・・・

その証拠に数社のメーカーも旧車のパーツの供給を再開したと、ちらほら耳にします。

やはり、人はどこかで「私だけの・・・ここだけの・・・」という人とは違うモノを探しているのです。

筆者は昔から人が何と言おうと基本、人と同じモノは極力避けてきました。

例えば筆者が手に入れてから、はや14年になるSUZUKIのツインという二人乗りクーペがあります。

このツイン、2005年6月で販売不振から生産中止になりましたが絶版車になってから今や人気車となり
近場御用達のコミューターに化けました。
このツインを走行1000kmの中古車を茨城県で見つけ、見た途端、個性創造の手を入れるポイントは秒殺で沸きました。

最近は市場にはアバルト仕様っぽいカスタムなど、お金を掛けたメチャ渋いツインがたくさん出回っております。

そこまではコストも掛けれない中で、どこまで遊べるか・・・

一番最初にイメージできたのが「Ford 427コブラのプチ版にする」です。
よって、縦に入るストライプは実物コブラの寸法を縮尺で幅とピッチを決めました。
同時に前後のバンパーはボディ色と同色にしてから大胆なストライプを入れました。
そして極めつけのアクセントと言いますか、非常に探しましたコブラのステッカーで仕上げ!

これだけインパクトを付けると次はバランスが重要で高かった車高を下げ、その雰囲気をさらに上げる足周りに
“ワタナベ”のホイル!
このサイズになるとバイオーダーによる別注です!

そして、どんどんレーシーな雰囲気になってくると次は室内に・・・
レース用RECAROのフルバケシートを廃番の新品で購入。
となると、ミーハーですがお決まりのSabeltフルハ-ネスをカラーコーディネイトでセット。

さらにシートが決まると次はステアリング。
モチーフはコブラだというのにステアリングはイタリア製NARDI。
イタリア繋がりでタコメーターはDucati  MHeの戦利品をイメージで・・・

最後は乗り物は排気サウンドが大事ということで・・・
このマフラーもMHeの戦利品で迫力満点なサウンド(少々アウトローな)

そして色気のバックスタイル!
と、筆者の奥さん用に仕上げたのですが・・・
当初は機嫌よく乗ってもらってたのですがショックが固い所為か「頭が揺れて幅寄せでけへん!」と不評でした。

で、今は筆者専用のなんちゃってドラッグレース仕様で60年代風ステッカーチューンで楽しんでいます。

このように如何にコストを掛けず好きな自分だけのクルマに仕上げるかを考えているだけで乗り物は楽しくなります。

さらに本題の記述に戻しますとMaaSが乗り物の主流になってきたとしても唯一の自分だけの時間や寛げる空間は
別にもいろいろツールはあると思います。

例の“ディアゴスティーニ”のTOYOTA2000GTを仕上げるのに〇十万円かかるとか、また出来上がった2000GTは
高値で売買されているとか・・・

これらも全て反動のような気がします。

T-PADDOCK630の旧車保存会?もこれからの寂しくなる時代の個性創造の一助になれば幸いです。

その前に台風被害に遭われた方たちの一助にならないといけないのですが・・・

今回も・・・う~ん・・・

ではまた!
T-PADDOCK630 T/Tatsumi

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