2019年10月3日木曜日

『Bike in the sky』#150 流れゆく空気を感じながら・・・

こんにちは。

T-PADDOCK630がお送りしてますブログ『Bike in the sky』も早いもので150回目を迎えました。

2017年9月で一度、当ブログを休止したのですが今年に入り再開をしました。

その節目の150回で休止前と再開後で何かが大きく変わったというのはないのですが・・・

何か目に見えない「変化」と言いますか「時代の流れ」と言うような空気感が流れていくのは感じます。

それは月ヶ瀬や針テラスといった毎週バイクで乗り付けて、ほんのひと時を何気に過ごす時間の中でも感じます。

そんな流れゆく流れの中で筆者が思う変わらぬモノが「バイクに乗る楽しさ」でしょうか!?
先週の日曜の月ヶ瀬に突如現れたハーレーダビッドソンの883(通称パパサン)

このパパサンと上述の「バイクに乗る楽しさ」と、どう関係しているのか!?

そこにはバイク乗りの悲哀に満ちた性とでもいうのでしょうか・・・

バイカーは若いころからバイクに乗り始めても、そのきっかけになる入り口は千差万別。

だいたいは、やはり速いバイクから始まり齢と共に穏やかなノンビリバイクを楽しむといったパターンになります。

そのパターンを絵に描いたように・・・

このパパサンのオーナーさんはBuellというハーレーのエンジンを載せたスポーツバイクを長年乗っておられる石原さんですが
ライディングの姿勢がキツイことから、少しライディングスタイルが楽なバイクにと2台目?として購入されたとか・・・

ただ、この話がほんとのことなのか、全くの出まかせなのか・・・
そのあたりは不明です。

しかし、筆者が言いたいのはバイク乗りは一度バイクの楽しさを知ってしまうと周りの環境や時代の流れが変わろうと
バイクからはなかなか離れられない。

離れたとしても、いつかまたバイクに乗りたくなる・・・まるで麻薬のような中毒性があるのです。

そして今回は期せずして、もうひとり同じようなパターンでバイクを乗り換えられたお方が・・・
以前はDucati のモンスター?だったかな、なかなか過激なスポーツバイクに乗っておられた小林さんなのですが

やはりライディングの姿勢が「長距離となると首が痛くて年齢と共に段々キツクなってきた」とか・・・
そこで最近、BMWのツアラーバイクに乗り換えられた様子です。

バイカーはしんどくなっても何とかバイクには乗っていたい気持ちは抜けない・・・
やはり麻薬です!

筆者もその一人で、筆者が初めてバイクに乗ったのが今から51年前の中学3年生の時、誰のバイクだったか正確には
覚えていないのですがHONDAのカブでした。

とにかく初めて乗った時の衝撃は今でも忘れられず「勝手に走るやん!」でした。

そこから高校に入りCL仕様のCB72、DT-1、W1、2代目モンキーとバイトしまくりでバイクを乗り回しておりました。

しかし、社会に出て30歳で起業するころにはバイクとは離れておりましたが創業からしばらくすると会社も落ち着き
ふとした時「バイクにのりてぇ~」と・・・

その時、筆者の友人が英車の旧車レストア屋を始めたことから1960年前後の超過激なBSA GOLDSTAR(通称ゴルディ)の500cc単気筒を購入

ここからがバイク道再開の道に進むことに・・・

そして、ゴルディがあまりにも過激だったことから、同じくBSAの2気筒650ccロケットゴールドスターと交換。
しかし品質が今一つということでトライアンフ・ボンネビルの試乗もするも・・・

トライアンフはよく走るのですが、なぜか背中で感じる不安が拭えず・・・

結局、ロケットゴールドスターを下取りで現在のW1を年齢も40歳を回った頃で青春のバイクの思い出で購入
Kawasaki W1Sなのですが昔のオリジナルと違って購入するなり、直ぐに英車風カスタムに・・・

この日は後ろに写ってます林さんのCB450K1と、この後針テラスへ

この林さん、筆者と同い年で、それも筆者の高校時代のバイクでの宿敵CB450を大事に乗っておられます。
マフラーもエキパイを2in1にして右出し1本のペンシルコンチに変更。
そしてバックステップ、一文字ハンドルとカフェ風にカスタム。

針テラスでお茶をしてても話題は目に見えない流れゆく空気を感じながら・・・
「齢いったら段々バイク乗るのがキツなるなぁ」です。

いかにバイクが好きでも寄る年波には勝てません。

しかし年齢に関係なくバイクのメンテはしっかりしてあげないと古いバイクはてき面です。
2輪ではありませんが3輪ベスパの右リアホイルが、なんか引きづっている感触。
少し走って右リアドラムに手をあてるとしっかり熱を持った状態。

ということで上の画像がドラムの分解清掃修理中の様子です。

そこをアップで・・・
ブレーキパネル下側のシリンダー内が長年、手入れされてなく内部のピストンが固着状態。

ここからが意外と手間がかかってしまいましたがなんとか修復はできました。

ただ、ひとりでブレーキホース内のエアー抜きはちょっと手こずりましたが、抜けたのかな・・・
テスト後は一応、制動的には効いている。

そして、さらには・・・
ベスパのブレーキエアー抜きでコンプレッサーを使ってますと突然、「ブッシュ~」と上の画像のホースリール内から
空気が漏れる音。

リール側とホースの端っこのジョイント部辺りからのエアー漏れの様子。
このリールも現在のガレージに越してからですから早14年は使用しております。

まぁよく持った方でしょう。
で、こちらもリールを分解してジョイントし直して修復完了。

で、さらにさらに・・・
乗り出したW1の掃除をしてますと・・・「うん、クラック?」

ということでW1のリアフェンダーステーの根元にクラック。

この箇所はW1の振動によって数年経つ度に左右にクラックが入り慢性化しております。

根本的な解決策を講じないとあきません。

とは言っても結局はこのステーを一先ず溶接することで終了!

その溶接後の冷却中に丁度W1のオイル交換時期を思い出し交換をするのですが・・・
このW1は、ほんとに壊れることもないのですが長年の手入れでなかなか手を入れられない所をこの機会に!

画像のW1のエンジン底部の四角いケースがオイルパンで、その分解清掃。

ドライサンプのオイル交換でフラッシングまで行った場合エンジン底部の古いオイルやフラッシングオイルは
オイルタンクを通してでは完全には抜け切ることはできません。

よって底部のオイルパンを分解するのが一番完璧に抜け切ることができます。

これでなんかお風呂上がりの気持ち良い感覚が感じ取れます。

先週末は、なんだか手入れだけの週末だったような・・・

筆者の身体の手入れをT-PADDOCKの乗り物は見ていたようなタイミングでした。

それではまた。
T-PADDOCK630 T/Tatsumi

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