2021年1月7日木曜日

『Bike in the sky』#215 今年は“牛歩”でエエんちゃう!?

 こんにちは。

2021年も早くも一週間が経ちました。

私は本年もまた脳内老化防止も兼ねまして「Bike in the sky」のブログで、ある事ない事風に綴ってまいります。

そして皆さまのバイクライフの一助になれば幸いです。(たぶんならないと思います)

どうぞよろしくお願いいたします。

その本年、第一弾は丑年に因んだこんな話題から。


2021年!初乗りはバイクではなくT-PADDOCK630が32年間所有します「Beck 550 Spyder」です。

年始からいきなり話しは逸れますが昨年の秋ごろからBS放送で「昭和のクルマを30年以上乗り続けて・・・」
とかいう番組が毎週水曜日の夜に放送されております。

そのタイトル通り昭和時代に造られた国産車、外車を問わず30年間乗り続けている人を探す番組なのです。

けっこうクルマの詳細を掘り下げてその時の歴史背景も合わせて放映されてますので旧車好きには楽しい番組です。

で、いつも見ながら思うことなのですが、このBeckも昭和最後の年の昭和63年製造だったと思います。
そこから乗り続けて今年は33年目に入ります。

ということで「取材してほしいなぁ~」と密かに思っているのですが・・・

しかし、このBeckは1955年に製造されたあのジェームズディーンが乗ってた「ポルシェ550」のレプリカですので
放送局的には「似非(エセ)ポルシェはアウト」なのでしょうね!?

でも乗ってる本人は、いたくお気に入りです!
(その前にホンモノの現存する550は今や2億円以上とも言われており手が出るはずがありません。)

話しを戻して・・・年始早々、バイクではなくなぜクルマなのか!?

そこには新年の記事で今年の目標として書きました「絶対、転倒しない!」という2年前の事件が影響しております。

そのトラウマから・・・それと加齢による不安から・・・

そして今年は”丑年“です!

新聞記事にも「そんなに急いでどこ行くの?」と戒め記事が上がっておりました。

そんな理由で先ずはクルマで月ヶ瀬の今年の路面状況の視察!
(真の理由は寒さに、からだがついて行かないことが最も有力なのですが・・・)

その2日の月ヶ瀬は
確かに寒さもあってかバイクは画像のように極、数台でした。

ほんまにバイク好きの面々です。

そして明くる日の3日
(FBのShin〇さんの画像をお借りしてます)
前日とは打って変わってそれなりの数のバイクとマツダのロードスター5台などのオープンなクルマが・・・

5台も同車種が揃うと話しは盛り上がり私も混ざって話に参加しておりました。

今年も月ヶ瀬はクルマ、バイクを問わず好きモノが集まって楽しい一年になりそうです。

そして今年の目標に、もう一つあります。

それはバイクの整備技術の腕を上げること!
この画像は昨年末、Ducati MHeのリアタイヤ交換でホイルを外したところです。

こういった作業にもエアーツールのインパクトなどを所有しておりますので難なくできます。

しかし、ホイルを外したついでのリアブレーキのオイル交換はフロントブレーキのオイル交換とは勝手が違い
情報と知識がないとすんなりとはいきません。

まぁ、こんな整備レベルで簡単に対処できるように今年はなりたいなと思っております。

そこで早速
昨年暮れに上の画像のNSUのリアタイヤ付近で走行中、異音が発生し恐る恐るガレージまで戻ってきました。

早速、リアのドラム周りを調べるとスポークが1本折れておりました。

さらにバラシて原因を探すと、なんとドラムにある2個のベアリングの一つが破壊されており
非分解のボールベアリングのボールが数個無くなってガタガタの状態!
見た瞬間、ゾッとしましたがそもそも「なんでべアリングが破壊したのか!」「で、無くなった数個のボールはどこに?」
と、まことに不可解な出来事になりました。

そして、どちらにしても左右のベアリングをハブから抜き取るのですがドラムそのものが65年以上前のモノ!

固着して抜き取ることができるのかと思案をしつつベアリングプーラーをあてがうも・・・
私はバイク屋ごっこを始めて30年近くなります。

その内にレストアを自身で行うようになってCB750やXS650など都度都度ベアリングプーラーを使う機会はありました。

その当時は難なくベアリングを交換してたと思っていたのですが今回は上の画像のベアリングプーラーセットには
いろいろと合わせるのですが適合するプーラーがないと・・・(思い込み)

そこで適合するプーラーを知り合いのバイク屋に借りるか・・・と思ったその矢先の年末!

ご近所のIshi〇さんが暇つぶし?に

そこで私は「え~とこに来たわ!」と歓待モード!

するとIshi〇さんは「どうしたん?」

わたしは「これこれしかじかで・・・」と事の真相を説明!

そして、あ~や、こ~やで・・・プーラーが合わない話をすると・・・

「そんなん大きめのプーラーをバイスプライヤーで挟んだら入りまんがなっ!」
で画像のようにバイスプライヤーで挟みベアリングの内径にグッ、グッっと押し込み左右のベアリングは外すことができました。

ほんまに近所にこんな便利なお人?がいてもらって助かりました。

しかしその実、この作業で私は如何に自身の頭が固くなっているかが少しショックでその日の夜は寝付けませんでした。

明らかに老化は着々と忍び寄ってます。

まぁ、これが「整備技術の腕を上げたい」と今年の目標にした理由です。

そしてスポークを何とかストックから探し折れたスポークと入れ替えようとするも・・・

折れたスポークは難なく外せたのですが新しいスポークは元の穴に簡単に入れることができない。

で、「以前はRT-1の折れたスポークの交換はできたのに???」と、どうやって交換したのか・・・またもや思い出せない!

脳みそは「老化が始まってる」ではなく「完全に老化している」なのです!

そして
なんとか思い出しスポークを交換したのですが、ここからのリムの横振れと縦振れの修正は非常に時間を要しました。

上の画像のように1/100レベルで測定できるダイヤルゲージを使い何とか数値を合わせて組み上げタイヤにセットします。

そしてチューブを入れて空気を2kg/㎠まで送り込むもタイヤのビード部分の一部がリムにフィットするように上がって来ない。

そこで再度3~5kg/㎠まで圧を上げていくと突然、シュ~っとどこからか空気漏れ!

「えっ!なんで?」と思うも結局、タイヤからチューブを外し専用パッチで穴を塞ぐことに!

そして再度、チューブをセットして空気を入れ、先ほどと同様に空気を入れていくとまたシュ~っと空気漏れ!

「え~~、どうなってんの?」と、ちょっとイライラ感が自身でもわかる有様!

一先ず気を落ち着かせチューブをよくよく見ると・・・
当初はチューブを入れる時、タイヤレバーで挟んでしまったと思ってましたが2回も続けて穴を空けるとはショックでした。

しかし、穴が開いている箇所は、ほぼ同じ位置でそれも完全な内側!

「うん?ひょっとして・・・」

原因はスポークを組み直した時、縦横の振れの修正を意識しすぎてリムのタイヤ側に出るスポークのネジ部がニップルより
若干はみ出しているのに気づいていませんでした。

そのはみ出た部分が高圧の空気を入れた時、リムバンドを超え突いて破っていたと原因が掴めました。(たぶん)

この原因を掴めた時は「よっしゃ~!」と若干、ガッツポーズ!

ですが、何度もゲージを使いながらリムの振れを無くしていきますが僅かなスポークエンドの突起は解消しません。

よってベルトサンダーで数か所削ります。

指先で引っ掛かりが無いか、また古いアルミリムなのでリムのチューブにあたる面も引っ掛かりがないか無いか!?

久々に地味な根気のいる作業に、まさしく「牛歩の如し」を実践できました!

今年は気を鎮め落ち着いて事に対処したいと年始早々良い試練を経験できました。

と思ったところでまたまたNSUに・・・

では!
T-PADDOCK630 T/Tatsumi

0 件のコメント:

コメントを投稿