GWが明けました!
今年のGWは雨が多くバイクに乗る機会が奪われましたがコロナ禍の影響で外出自粛には良かったのかもしれません。
そんなGWでしたが乗り物好きは束の間の日差しは見逃していないようです。
先ず4月最後の30日。
月ヶ瀬の駐車場では一台も止まっていないところを見計ってDucati MHeの「〇〇〇映え」狙いの画像!(この画像はDucatiが車止めの鉄管に当たってその車止めを前に歪めた図という設定です)
現在、T-PADDOCK630で最もお客さんが来るCL77、自称「なんちゃってカルフォルニア仕様」で参ったのですが、先着の四輪にヴィンテージな乗り物が・・・当日はどこかでMGミーティングでもあるのか、3台のMGが集結されていました!
5月1日の土曜日の月ヶ瀬。
朝の8時過ぎでしたが私のW1のみで、この日も寂しい思いを味わうことに・・・そして2日の日曜は一日中、雨模様で自宅待機!
明けて3日、憲法記念日のまたまた8時過ぎ。
この日は一日とは打って変わって、いつもの盛況な月ヶ瀬!
英国の1936年以降のたぶん1950年前後と思われるMG T-Type?のようなオープン2シーター!
そしてインパネ回りは・・・
なんとも言えない“色気”が、むんむんです。メーターにはJAGUARのロゴが入るモノですが白地ベースで英国車独特のムードが満載!
排気量は確か1200ccとオーナーさんが言われたように記憶してましたが帰り際の加速感はミニのような伸びやかさで重低音な響きが堪らなくカッコ良く感じました。
そして他のお仲間は・・・
日本でも人気のある1969年と思われるMGミジェット MkⅢ?同様にインパネは・・・
旧車オープンには助手席用の“トノカバー”いわゆる“パッセンジャー・カバー”を装備されている方がけっこういらっしゃいますが急な雨降りには重宝するでしょう。英国現地ではオープンには必須のアイテムです。
そして
「ガソリンの給油はここから!」と誰でも分かる給油口のディティールが堪りません!また
何となく純正っぽい砲弾型フェンダーミラーですが、もし純正であればこれも今の時代、高値で取引されるのでしょうね!?次は
1966年頃?のMGB GT?かな?たぶん屋根が付いてるのでグランド・ツーリスモ=GTでしょう!?
先の赤のMGミジェットのオーナーさんは入手して約20年で、こちらのGTのオーナーさんは入手してからまだ5年だそうですが、20年前と今とでは旧車の相場は何倍も違います。
しかし、意外とこのMGは高いと言ってもまだまだ手の届く範疇に収まっているように思います。
そして明くる日の4日は昨日のMGに触発されてBeckで月ヶ瀬に・・・
やはりGWの快晴は人の心理として外出自粛は抑えきれません。それではダメなのですが・・・
一応、マスク必須と蜜を避けての距離を保ちつつの対応で来ました。
お茶屋さん前は盛況で、やはり話が盛り上がってきますとどうしても、やや密状態にはなります。私はこの中では最も年長ゆえ、でき得る限り距離は意識はしておりますが・・・
そんな中で「老後の乗り易いバイクやったら・・・」で目に留まったのが・・・
モトグッチのV7ⅢRacer!月ケ瀬レジェンド?N〇さんのお友達でロードスター繋がりだったでしょうか!?
その方のグッチです。
思わずいろいろと「乗り易いですか?」や「アイドリング時にアクセル開けると左右に横揺れします?」など
訳の分からない質問をさせてもらいました。
すると「えぇ、けっこう揺れますね!左コーナーでは右に立ち上がる感じが・・・」とか、なかなかソソる話を聞けました。
そこに月ヶ瀬の常連さんから「何を言うてんの?バイク減らさなあかんのとちゃうの?」と突っ込まれハッと我に帰る私がいたのです。
そうなんです!
とにかく75歳までにはT-PADDOCK630の蔵車は2台ぐらいには減らしたいのですが・・・
そして、ここからはいつもの針テラスに見回りにいきます。
その針ではとんでもないハーレーが・・・
1950年、1000ccのパンヘッド?京都の有名なハーレーショップで手に入れられたそうです。このパンのオーナーさんは年齢にして40歳前後でしょうか気持ち良く私の質問にも答えて頂きました。
ご自身でもハーレーの整備はされておられるようで、このパンを購入にあたって当該ショップで価格交渉するも当初はとてもじゃないが手がでないプライスだったそうです。
ところがエンジン腰上、下、ミッションを全バラオーバーホールして「あとは自分で熟すんやったら〇〇〇万円で売ったるよ!」で買われたとか!
このパンのディティールがなかなかです。
エンジンがかれば今にも部品が落ちてきそうですが・・・また、この造作は「欲っしい~!」
まるで当時モノのようなエイジングをかけた仕上げで、これもその京都のショップ作だそうです。
因みに私のかっての仕事仲間でアメリカ大好き人間にこの画像を見せましたら絶賛しておりました。
その言葉が・・・
「えぇヤレ感だしてますねぇ~」だそうです。
私もアメリカ大好きですが、このヤレ感はヤレ過ぎているようでもう少しテカリも欲しいところです。
しかし、このハーレーがもし私の老後に縁があったら乗りたいと思います。
で、このパンでは今から8年ぐらい前でしょうか仕事で2年ほど東京でレディースメーカーの再建のお手伝いさせてもらってました。
その影響で代官山や恵比寿、表参道などとリサーチも兼ねてウロウロしておりました。
その恵比寿だったと思いますが、とあるハーレーショップが目に入りました。
さっそく中に入ってみると今回、針テラスで見たようなハーレーが7,8台?ぐらいだったでしょうか、ほどよいヤレ感のハーレーが並べて展示されたいました。
店に入った当初は「いらっしゃいませ。」の言葉もなく無視されていましたがこちらからバイクの話しで持ちかけるとやっと話し出してくれました。
たぶん冷やかし客が多いので店員さんの態度がそうなったのでしょう。
で、その時のハーレーの価格を聞くと・・・
その恵比寿の店では全て1000万超え!でした。
私は「・・・・・・・・・・・」で帰りました。
ところがこの話を針テラスでお会いしましたパンのオーナーさんにすると
「当時のハーレーで、しかもナックルで当時のパーツがちゃんと揃って付いていたら2000万はしますよ!」とのこと。
私は「じゃあ、その2000万のハーレーがあったら欲しい?」とアホな質問をさせていただくと
「う~ん、欲しいっすけど2000万は無理ですわ!でも1000万やったらちょっと考えますねぇ~!」でした。
いや~、このGWは月ヶ瀬といいこの針テラスといい、ちょっと考えさせられました。
巷ではコロナ禍で経済がマヒしており、またその煽りで仕事をなくされた方も多数いらっしゃり日本の今後、いや世界の経済が危機的な状況の中にあります。
しかし反面、旧車の世界では価格は未だに冷めることなく高騰を続けております。
真にバブルの再来かと思いますが、今後の日本経済の方が心配です。
因みにこれからの日本経済の行方として叫ばれていますのが・・・
「スタグフレーション禍でのインフレ!」
すなわち「景気後退局面での物価上昇」です。
この風潮は1990年過ぎのバブル経済崩壊当時でも巷で囁かれたことですがバブル崩壊と同時に地価の価格が大暴落をして物価もデフレになりました。
それから日本経済は「消えた30年」と言われるほど冷え切ったままです。
しかし、今回はバブルではなく自然災害に近い状態です。
よって、「消えた30年」と言われてもお金は消えることなくある所にはある。
それは、いわゆる投資家と言われる人たちです。
その投資案件は特にここ10年前頃からいろんなモノに投機目的のように動きだしました。
その人達が機を見て値上がりしそうな物や新たなビジネスに投資をし市場経済に仕掛けてきております。
旧車の世界でも一部にはこの投機家の人たちが一部では暗躍しているそうです。
私の知る中でも旧車の値上がりを見込んでしきりに旧車を買い込んでいる方を見受けます。
GWの話しから歪曲してますがモノの実態は冷静に見ておきたいものです。
でもT-PADDOCK630のバイクたちはけっしてそんな人たちには譲りたくはありません。
私に変わって大切に長く乗っていただける方に適正価格?でお譲りしたいものです。
ではまた!
T-PADDOCK630 T/Tatsumi
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