興味は抱いたのですが、もし仮に手に入れたとして再生することに「本気で対峙するに値するのか!?」と、考えさせられる乗り物です。
その対象車とは・・・
サビサビのエンジン部分です。上の画像、ブレーキレバーを握って白い矢印の小っちゃなレバーを黄色のストッパーに引っかけるとブレーキレバーはロックされて勝手に動き出さない安全装置が標準装備?されております。
超アナログな装置ですが、この乗り物の時代は・・・
1976年のダイハツ・ハローなる50ccの3輪車です。発売当初は牛乳配達や酒屋さんに大評判を得たとか・・・
この1976年はホンダからソフィアローレンのコマーシャルで一躍人気を博した「ロードパル」がデビュー!
ここからファミリーバイクブームに火が付きます。
そのブームに乗り遅れてはなるものかと4輪メーカーのダイハツも3輪で参戦した時代でした。
しかし、1976年は今から45年前です。
とは言え45年は短い期間ではありませんが、このハローのサビようはどうでしょうか!?
このハローの持ち主は・・・
ちょくちょく当ブログにもご登場いただいてますHi〇さんです。最近、このハローを手に入れられたそうですが・・・
そこで、私に「どこまでレストアします?」と聞かれました。
私は「先ずエンジン性能がある程度戻ったのを確認してから手を入れて行くけどな・・・」と返答しましました。
Hi〇さんは「ですよねぇ~!」で、会話は終わりました。
でもキチっとレストアできれば、きっと乗っていても楽しくなるとは思います。
そんなキチっと整備して楽しい?と思われたかどうかT-PADDOCKにオイルチェンジのお客様。
以前、ハンターカブでお越しになりました某警察署のTo〇警部です。今回はCB750のオイルチェンジの指導をして欲しいとのご依頼でした。
CB750のKシリーズの潤滑方式はドライサンプでオイルタンクが車体右側に別体であります。
先ずそこのオイルを抜き、次にクランクケース前部にあるオイルフィルターの交換をして終了なのです。
とは言え50年近く前の車両ゆえ細かい気をつけなければならないポイントが多数あります。
結局、オイルチェンジの指導と言いましてもレクチャーの対象は、その「気をつけなければならいポイント」が最大のミソになります。
実際に作業をして頂いて気をつけるポイントを体感して頂きました。
作業終了後は警部にいろいろ質問をさせて頂きましたが警部の本職は白バイではなくパトカーのドライバーでした。
で、パトカーの整備は専門の整備士が行っておられるようで乗務する警部らは整備等は全くやらないそうです。
それでT-PADDOCKにオイルチェンジの指導をして欲しいと言われた謎が解けました。
それ以外にもパトカーで公務中、犯人?を追いかける最中、アクシデントでパトカーが360度回転したにも関わらず綺麗に止まれた武勇伝?とか・・・
まぁ~、なかなか聞けないお話しもあってアッと言う間の時間でした。
そのCB750ではT-PADDOCKのCBもウオタニ効果の詰めの段階。
基本的には点火時期のタイミングを2°進角させたところで、ほぼほぼセッティングは終わっているのですが・・・
月ケ瀬までの往復の約100kmを走ってからプラグの焼け具合を確認しました。ここまでは、まずまずの評価ですがもう少し焼け具合がキツネ色にもっていきたいところですのでニードルのクリップ位置を4気筒全て最上段にしました。
折角ですので序でに4連キャブレターのバキューム同調確認。
以前に同調をとったのは、もう4,5年ぐらい前ですので今回は多少、狂っているかと思いきや、エンジンをかけるなり、なんとバキュームゲージの針は4気筒とも見事に25cmHgを指しておりました。
「お~、なかなかやるやん!」と誰を誉めるわけでもなく自画自賛!
なんか自分で達人になった気分ですが本日、私から見ればマジの達人と月ヶ瀬で・・・
このエンブレムのクルマの持ち主です。DOHC4気筒のエンジンを既に自身で二度ばらして組み直し、さらに進化をさせているそうです。
「う~ん・・・」
こういう人をマジの「エンスージアスト」って言うのでしょうね!?
はい。私も精進します。
では!
T-PADDOCK630 T/Tatsumi
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