2021年11月4日木曜日

『Bike in the sky』#258 いつの日か別れは訪れます!

話しの流れは逆回りで進めます。

作日の針テラスには珍しいバイクが2台もいました。

先ず1台目がビモータ!

TESI(テージ)の独創的なフレームにKawasaki Ninja H2スーパーチャージャーのエンジンを搭載した超異端児とでも表現しましょうか!?

とにかく異彩を放っておりました。

このTESIのオーナーさん?かバイクディーラーの方かどうか分かりませんが、トランポで東京は品川から宣伝でお越しのようでした。

とにかく愛でて頂く為?なのか、ただ見てもらうだけで良いのか真意のほどは検討がつきませんが、TESIの足回りの進化はそれにも勝るアテンション力として秀逸でした。

うえの画像はTESIのお家芸と言われるステアリング部分のリンクサスです。

とにかく美しく仕上げられた中抜きの技術と造形美には驚かされます。
(リンク部分の太いところはカーボン素材を接着して軽量化を図っているとか・・・)

また、リア周りには初めて目にする装備が・・・
少々、確認しづらいですがシート下に収まるゴールドのツインショック!

実は左側のサスペンションはフロント足回り用で右側が本来のリアサスになります。

と伺って「じゃぁ~、この位置でどうやってフロントのショックを吸収しているのか?」

それは・・・
エンジン下に見えるトルクロッドにも似た黒く太い前後2本のロッドを介してアブソーブしているのです。

ここまで複雑な仕組みにしてまでの操縦安定性向上を目指した訳ですから、「さぞ乗り味は・・・」と乗ってみたくなる気持ちは隠せませんが、その前にいったい販売価格はいくらになるのか!?

その疑問の回答は、なんと約870万円だそうです。

また、しばらくして同様に高額なバイクがやってきました。

1992年発売のHONDA NR750。当時の販売価格は520万円!
1つの楕円ピストンにコンロッドが2本あり、それをV型にマウントした4気筒ですから実質的にはV8エンジンであるかのような構成!

とにかく奇想天外な発想でHONDAらしさを感じます。

今ではこのバイクの中古市場価格は、TESIを上回る約1450万円だとか・・・

この時点で針テラスの“撮り鉄”ならぬ“撮り単?”が一気に集まり先ほどのTESIやNRにカメラを向け、ちょっとした撮影会の雰囲気でした。

ここで私は、ピンときました。

と言うのもTESIがこの針テラスにトランポで来ていたのは事前にネットか何かで“お披露目会”を開催するというアナウンスを流していたのではと思いました。

そこには私の当日のバイクも腐っても?Ducatiの2000年限定車、MHeで乗り出しておりました。

そのMHeですら「写真撮らせてもらっていいですか?」と3,4人の方からリクエストを頂いたからなのです。

MHeも最近は見かけることがめっきり減りましたが、そんな周囲の嬉しく感じる目もあったのです。

ところが、ところがです。

先の月ヶ瀬では・・・

話しを月ヶ瀬にさらに巻き戻して・・・
3日早朝の8時頃。

着くなり早朝組ライダーのイジメか?イタワリか?に遭います。

「もうこのドゥカ要らんやろ?」や「このドゥカやったら引き取ったってもエエで!」などなどの褒められてんのか、憐れまれているのかが分からなくなってます。

それは月ヶ瀬に着くなり私が「あ~、しんど!もうこのドゥカ乗るんは体力が限界で危ないわ!」の一言で始まりました。

そう泣き言を発した瞬間・・・

「他のバイクは要らんけどな・・・」と、T-PADDOCKにあるCB750K0やXS1などはボロクソに言われる存在でMHeだけがマトモなバイクのようです。

でも、この乗り難いMHeは足付き確認で何人かのライダーには跨っていただきました。
Oka〇さん!

そして
Kaw〇さんにも・・・

他にも数人のライダーに跨って頂きましたが先ず身長が180㎝ほど(足の長さは標準として)は必要で、それ以下の身長のライダーでは、やはり足付きやハンドルの切れ角が異常に少いことに、やや不安を感じているように映りました。

そうこうしていると「珍しい人、来てはるで!」と周りから教えて頂きました。

その珍しいお方は当日に月ヶ瀬詣で!
布施方面在住のIwa〇さんですがお会いするのは5,6年以上の数年振りでしょうか!?

Iwa〇さんは現在、バイクもご自身の足がエンジンのバイクにお乗りで「今日はタツミさんに会いに来ましてん!」と、嬉しいお言葉!

さすがにそのバイクではありませんでしたが・・・

私のブログを「毎週、楽しみに読ませてもらってるよ!」と、おっしゃるお連れのUed〇さんのロードスターに便乗でお越しでした。

このIwa〇さんは私が創業しましたアパレルメーカーの取引先でミシンや洋服の設計図にあたる型紙作成のCAD購入等でお世話になっておりました。

せっかくお越しでしたが私は早朝組ライダーのイジられの応酬で忙しく、あまりジックリとお話しできなかったのが残念でした。

しかし、こうしてお元気そうなお姿を拝見しますと、こちらも逆に元気をもらえます。

ありがとうございました。

と、良い話しで終わるところですが実は・・・

今、このブログを作成中ですが朝から身体が悲鳴を上げております。

身体全体が筋肉痛なのです。

まず首から肩にかけてコリがパンパンで頭痛です。

また背中からお尻の大臀筋(だいでんきん)?、さらに太股(ふともも)から脹脛(ふくらはぎ)にかけてもパンパンの筋肉痛!

今回のMHeの走行距離は約130kmですが、この程度ではこんなに筋肉痛を起こしたことはありませんでした。

やはりMHeのライディングポジションと振動は高齢者には少々酷なことと実感しました。

その振動では
上の画像のナンバープレートホルダーをマフラーに留める4本のネジ頭は本来HEX形状で6mmボルトが振動で左2本が針テラス到着時、完全に遺失していることが発覚。

その場に居合わせた拙宅ご近所のIshi〇さんに代替ボルトを提供頂き急場は凌げました。

早速、T-PADDOCKに戻ってネジ部20mmのややロングサイズとボルト頭も6角のモノに変更して振動対策!

しかし人間への振動対策は如何なものか!?

今後の対策は急務です!

その前にほんまにDucati MHeとのお別れは考えねばなりません。

う~ん、手放す時、なんか泣きそうになるのではと・・・

ではまた!
T-PADDOCK630 T/Tatsumi 

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