2022年9月8日木曜日

『Bike in the sky』#301 ワクワクは大事だぜ!

先週末は久しぶりにワクワク度が上がった

と言っても70歳を超えたジジイのワクワクは、たかが知れている

話しは前後しながらワクワクを語ろう

最初のワクワク

先週、土曜の針テラスだ
1962、3年頃製だろうか、イギリスのジネッタG4だ

当初はアルミボディだったが後にFRP製になり車重も450kgと超軽量

そこにDOHCエンジンを搭載した超じゃじゃ馬な名車だ

エンジン画像はフロントフードを開けられた時、あまりにも綺麗だったのでアングリしたまま撮り忘れているが赤ヘッドのダブルオーバーだった

おまけに、このオーナーはちょっと調べてみると、とんでもない方だった

実は、このG4の前にレストアに出している別のG4があり、そのG4が未だ仕上がって来ないので痺れをきらして現G4を手に入れた様子だった

という事はG4を2台所有されていることになる

さらに別の足としてボルシェ930ターボと同じく911カブリオレ?もお持ち

さらにさらに普段の足はベンツのCLSクーペもお持ち

おまけにお遊びクルマにはミニカーやロードフォックスもお持ちだ

オーナーは40歳前後だろうに見受けられる若い方だった

いったいお仕事は何をされておられるのか、つい気になってしまうがジネッタのディティールを見てみよう
1960年前後に流行ったコークボトルラインと言われるグラマラスなシルエットだ

コクピットは
オリジナルかを判別する記憶がないので分からないが好みが分かれるところだ

しかし
フロントエンジンフードのストラップの造作はそそられる

同様に
小径8本スポークのアルミホイルは当時では、まだ無かったと思うがムードはいい

同時に扁平率70?だろうのタイヤもすこぶる雰囲気を醸してグッドだ

当日、一緒に来ていた他のクルマも紹介しよう
完全オリジナルを保っている?だろうのフェアレディ240Z-Gだ

Z繋がりで
綺麗に乗られているフェアレディZだ

フェアレディ繋がりで
同じく綺麗な色目に塗られた1960年後半のフェアレディSR311

このSR311も今や高値で1300万以上の値が付くとか

ニッサン繋がりでは
スカイラインのKPGC?風なのか?

だんだんこの手のクルマになってくるとあまり感動しなくなってくるのも不思議な感覚だ

だったら同じニッサン繋がりで
フェンダーをブリスター風にしアンダー周りを特注?エアロで固めた非常に地味に仕上げた一台

少しロードクリアランスが低すぎて、ややヤンキー仕様に見えるのがもったいないが・・・

タイヤチョイスを見直せばもう少し渋味も出るのでは、と人様の事を偉そうに語るが元の車種が分からない「隙間カー」にした点は、なかなかやるではないか

実は車種は大衆車の〇〇ーなのだ

そして
スーパーセブンなのか?

このクルマは乗る分には大変楽しいクルマなのだが、今の旧車ブームやスーパーカーの中にあってはアテンションも弱くなってきている

そんな感覚に麻痺している自身もおかしいのだが・・・

素直に見ていくと、なかなか細かいところにも手が入っているが最も目を引いたのがロールバーの設計意図だ

なんか、ワクワクするではないか・・・

そして、この針テラスに来る前は当然いつもの月ヶ瀬お茶屋前にいた

そこではワクワクするというより

時代についていけない?

うん?ついていく気がない?

ドローンと遭遇した
直径25㎝ほどの小型のドローンだ

操縦者は
Mr、Ryanだが仕事柄?操作は慣れている

月ヶ瀬メンバーも
Mr、Ryanに操縦のレクチャーを受けている

そしてレクチャー通りに
ドローンを飛ばすAsa〇氏

こういうオモチャはおっさん達をたちまち童心へと誘うことになる

とか思いながら自身も操作させてもらったが意外と簡単に操作でき、自身はニタっとしていただろう

だが、このジジィの残された〇〇には逆に費用対効果で刺激が乏しい

の自身に、明くる日には大いに刺激が待っていた
明くる日は気候も良く針テラス廻りで帰ろうと立ち寄った

するとNSUを繁々と見ておられる方がいらっしゃって近寄ると、なんと以前、生駒に住んでいた時のご近所さんのKubo〇先生(画像右の方)ではないか

目が合うとお互い歩み寄り・・・

「や~、久しぶりですねぇ~!」と握手を交わしていた

このKubo〇さんを先生と呼ぶのは以前のお仕事が奈良の工業高校の教師をされていたことから、そう呼ばせて頂いていた

今はリタイヤをされ乗り物のレストアを楽しまれる「久保田技術研究所」を開設されている

「技術研究所」と標榜されているがマジの技術者で、今時のチェンジニアーレベルの修理屋などは足元にも及ばない方だ

その証として
画像は1950年代のMG-TDだが・・・

このMGが朽ち果てたと言っても過言ではない状態で手に入れられ、それを現在レストアされている

既にパーツはなく部品取りも限れている状態で、無い部品は自ら製作されている

その一部を紹介しよう(ここからは先生のFB画像を借用)
メインフレームは何とか生きている感じだが

リーフスプリングやアクスルのU字部も造り直し

ミッションケース内?も再度オーバーホール(クラッチプレート側から)

運転席の顔になるステアリングも

自作にて製作される

仕上がられたのがこのステアリングだ

無いモノは造るとレストアラーはよく言うが、造るだけではなくセンスも求められる

このハンドルはその最たるものだ

ボディ関係の一部だが
この古いMG-TDにはボディ周りに木製パーツが多々使われているが、ここにもセンスが求められる

そして胆のエンジンだが
電気系パーツは他車の流用もされているようだ

他車のオルタネーター内部も修復しファンベルトのVプーリーも、いちから削り出し製作

とにかく「凄い」の一言だ

そんなKubo〇さんだが、お会いするなり他の友達を紹介すると言われ、その方達と記念撮影
左から京都のラッキードリームさん、自身、Kubo〇さん、そして札幌からお越しのSaka〇さん

先ずラッキードリームさんの当日のバイクは
一見、CR110と見間違うほどの出来栄えのドリーム50だ

細部までCR110のような拘り

そして
Kubo〇さんの当日のバイクはC72のロードタイプカスタム車

とにかくディティールの造作が凄い

また札幌からお越しのSaka〇さんのバイクも
C72改のオフロード仕様

荷物満載で陸路で来られている様子だった

しかし、これだけの旧車を陸路でとなるとバイクそのものに絶対の信頼がないと走れない

それも凄いと思う

他にも
お馴染みのHaya〇さんもいらっしゃったのはちょっとビックリだったが逆にホッとした

ほんの小一時間の出会いだったがワクワクした楽しい時間を過ごさせてもらった

時は流れて明くる日の月曜は昨日のワクワクに浸っているところに
なんか怪しい?

ではなく非常に頭の回転が速い御仁がやってきた

スポスタ乗りの今や高松在住のHira〇さんだ

昨日の月ヶ瀬詣でから高松に戻る途中でT-PADDOCK630に寄ってくれた
上の画像は同昨日、東大阪の暴れん坊とNSUの粗探し中のツーショット

もし、この二人が同時にT-PADDOCK630に来ていたら・・・

考えただけでもゾッとする

しかし自身にとっては老化防止の一助にはなっている

なぜか?

それは隙を見せると自身に一気に畳みかけてくるところが脳内の防御本能を活性化しておかなければならないからだ

これもワクワクするではないか!?

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

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