2022年9月1日木曜日

『Bike in the sky』#300 またしても・・・かな?

「Bike in the sky」のブログ記事も今号で300回を迎えた

初号をブログとして書いたのは今から約7年前の2015年10月13日だ

よくも7年もの長い歳月を飽きもせず毎週木曜日に几帳面に掲載していたとは我ながら褒めてやりたい

ここまで長きに渡って書き続けてきたことには、いくつかの理由がある

ひとつは仕事の現役を引退して暇であったこと

二つ目が自身の青春を彩ってくれたバイクを集め出し、その数がガレージから溢れ出してきたこと

そこで、それらのバイクを大切に乗って頂ける方にお譲りするためのカタログ的なWeb Siteを開設したこと

そして、そのSiteに興味を持って頂く為の誘導装置とした当該の、このブログを始めたこと

と、なるわけだが本来、ブログは自身の考えや社会の出来事に対する意見を発信するツールであると認識している

よってバイクやクルマなどの楽しさを、あくまで主観的だがブログを通じて自身が所有するバイクに目を向けてもらえればと始めた

その300回目の今号は

「まさか・・・」と思える電話が数日前に入ってきた
「そちらのNSUをサイトで見つけましてお電話させてもらってます」

と、あまりにも唐突だったもので

「えっ?NSUですか?」と聞き返してしまった

そして先方の方は

「え~、そうなんです。めったに出てこないバイクなので急な問い合わせですみません」と仰る

そこから状態確認やお値段の話しになっても特段びっくりされる様子もなく・・・

「わかりました。ありがとうございます」で終わったが・・・

こんな電話でのやり取りは、ここ一年でT-PADDOCK630から旅立って行ったバイクのマッハやDucati、CB、XSに似た空気を感じる

「う~ん、いやな予感がするが・・・」

「いや!まさかNSUには、それはないだろう・・・」

「いやいや、わからんぞ~、いやいや、ないない!」

と自身は売りたいのか、売りたくないのか、煮え切らないでいる

たしかに今の自身の心情は微妙だ

その証左として最近の自身はアルバムや書籍の整理に余念がない

特にアルバムでは青春の思い出が山のように出てくる

先週のブログにも記したが我が家の初の自家用車が初代カローラから始まって初代マークⅡ、初代セリカ、初代HONDA Zと今、現存し所有していたら間違いなく置いておくだろうと思った

となると当時の所有していたW1やCB72(77)、DT1(RT1)はキチっと今でもガレージにある

しかし
上の画像の左奥にある63のゼッケンを持つNSUにお客様が問い合わせてきたということだ

そのお客様が仰るように滅多に見かけないNSU!

おまけに走りは当時と同じとは言わないがけっこう元気に走れる楽しいバイクだ

このNSUに近い価値観の乗り物でT-PADDOCK630には4輪のBeckがある

このBeckは家族からも「絶対手離したらあかんで!」と強く釘を刺されている

「さ~て・・・」

そのBeckは先週の月ヶ瀬で
久しぶりに涼しい中を走れる機会を得た

今回はキャブのセッティングの最終を終えたところから実走テストは行っていなかった

その実走テストで月ヶ瀬までの往復100kmを走ってきたが結果は97%の出来というところか

残り3%は2500rpm辺りの若干のラグぐらいで非常に気持ち良く走れた

そしてキャブ調整前の燃費9km/L少々は12.4km/Lに大幅に改善されていた

「よっしゃ~!」とガッツポーズなのだが・・・

しかし、その燃費でビックリなクルマが・・・
当日、居合わせたYam〇さんのアルファロメオだ

このYam〇さんは以前、変わり種のビモータ・テージなども乗っていたが今はクルマの方で見かける機会が増えている

そのアルファの燃費だが16,7km/Lには聞いて驚いた

思わず「えっ?ハイブリッドかなんか?」と聞いたが

「いや、普通の1700ccですよ!」と!

おまけに出力は240psも出ているそうで二度ビックリである

ということでBeckは今時のアルファロメオのようなわけにはいかないが乗っていてこよなく愛せる乗り物だ

話しを戻すが、昔乗っていなかったとしても所有して既に35年の時を経ていればBeckは残すべきとなる

となればNSUはT-PADDOCK630に来てまだ8,9年というところだ

保存の対象となるには、まだ熟成の域に達していないということになる

ここで、またまた話は逸れるが、最近は断捨離中と以前から言っている

その断捨離中で前述の書籍の話しで面白い記事を目にした

それは以前からよく聞かれるHONDAのCB750やCB1000などの「CB」の語源の由来で「そう言えば・・・」という記事を目にした

巷で昔からよく聞いていたのが「CBはクラブマンの略称だ」と自慢げに話していた人をちょくちょく見かけていた

しかしクラブマンだとすればスペルは「Club Man」で単語の頭文字をとれば「CM」となる

よって「クラブマンの略称」についてはハナから信じておらず斜めに見ていた

それと逆に「なるほど!正確だろう」と思って読んでいた記事の内容が思い出せず最近の断捨離中でその書籍を見つけた
要約すると
「CBの名を冠した初の市販ロードスポーツは1958年TTレーサーレプリカのCB92だ
 それ以前の実用車のコードはCで、その対米輸出仕様コードがCAと総称されていた
 よって、Aの次のコードが必然的にBとなったことからCBという呼称の由来となった」
とあった

これで溜飲が下がった感じでスッとした

レーサーと言えば、先ほどの同日の月ヶ瀬には
オフ車のマジのレーサーを街乗り仕様にした伊賀?のYosh〇さんのYZ250Xだ

T-PADDOCK630三重支局長が以前レースで使っていたバイクだったような

とにかく馬鹿ッ早なはずだ

そのレーサーをナンバー登録するために保安基準を満たす
速度計、灯火類とその操作スイッチ類

さらに
テールランプとウィンカー

このダイヤルはどう使うのか

と、車検は通らないだろうが書類取りの保安基準はクリアされているようだ

これは、その道に慣れていないとできない所業だ

その保安基準では本題のNSUもレーサーゆえ全く装備されていなかった

なかったどころか購入当初はバッテリー満充電での一発勝負のレース用だったとか

それを発充電するように12V化にもして現在に至るが・・・

それでもNSUが欲しいときたら・・・

さてどう対応するのか

またしても「う~ん・・・」だ
T-PADDOCK630 T/Tatsumi

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