2022年10月6日木曜日

『Bike in the sky』#305 身震いするできごと!

先週の土日は久しぶり快晴で気候も秋らしくなってきた

いよいよバイクに乗るにしても、またクルマに乗るにしても恰好の季節到来となった

それに呼応してか月ヶ瀬も盛況であった

まず土曜日

今や出番も多くなったCB77で走ってきた

以前までは2,3カ月に一度のペースでCB77は走らせていたが今回は、ひと月ぶりだ

年初から一気に蔵車が減ったことからローテーションサイクルも短くなった故である

しかし、このCB77もT-PADDOCK630に来て既に25年を越えた

であるが、手に入れてすぐにフルレストアをかけてから現在まで一切の故障もなく快調に走っている

非売品の当時モノのレース用キャブも相まってか、気持ち良く流すような感覚で走っていると速度計は60mile/h(約100km/h)をすぐにオーバーしてしまっている

今時のバイクではなんてことない事だと思うが55年ほど前のバイクではノーメンテでそうはいかない

そんな余談はさておき月ヶ瀬に着いた当日、目に入ったのが・・・
「プレートの60」が60歳になられたのを機に?かは噓か真か分からないが最新のアルピーヌA110に乗ってMat〇さんがきていた

パッと横から見た時は失礼ながらトヨタ現行の86なのかと思っていたが、遠くから見ていると何やら様相がちがう

フロントを見て

「え~、昔のアルピーヌの顔してるやん」でアルピーヌと気づいた

自身が初めてアルピーヌを知るのは中学3年生の1967年頃だったろうか、IVYファッション先駆けのVANジャケットというメンズメーカーがあった

そのVANとタイアップしていたメンズクラブ(通称メンクラ)だったと思う月間雑誌の折り込みにサイズはハッキリしないが縦約1000mm×横約700mmぐらいのA1サイズに近いカラーの大きな印刷物が付録されていた

そこにラリーシーンだったと記憶しているがブルーメタの、たぶん初代アルピーヌA110が疾走する写真が目に飛び込んできた

「なんと、かっこええクルマなんや!?」と強烈に焼き付いた
(Wikipedia画像から)
それが上画像アルピーヌのラリーカーだった

今から約55年前と上述のCB77と同い年だ

毎々、このブログでは1970年前後から日本が最も輝きだす時代と記すが、バイクを問わず魅力ある乗り物はやはりこの時代がピークと信じて止まない

かつ、どのメーカーも個性に溢れていた

新型のアルピーヌも往年のアルピーヌのフロントマスクをモチーフにしていることが、その証左だ

そんな新型アルピーヌのサイドビューを画像に収めようとすると・・・
月ヶ瀬の信者達は直ぐにチャチャを入れてくる

「ちょっと邪魔せんといてや」と言うと余計に邪魔をしたくなる輩

こどもか!?

そして更に
いいアングルで撮ろうとしても・・・

ツナギでアルピーヌをバックに立って、邪魔してんのか恥ずかしいのか

どう見てもバランスが悪いAsa〇さんだ

まぁこれも自身のアルピーヌではないし、ご愛敬だ

そして明くる日の月ヶ瀬は
前日にアルピーヌを見た事から当日は自身もクルマでと思いBeckでやってきた

ところがT-PADDOCK630を出て阪奈に向かうのだが、いつもであれば暖気運転中から数分でアイドリングは1000rpmに落ち着く

それが一向に下がる気配もなく逆に2000rpm以上になってきた

「うん?何かが引っかかっている?」

よってT-PADDOCK630に戻るべきか迷ったが阪奈登りタイチ前の退避できるところでエンジンルームを開ける

Beckは退避地で止っている状態だがアイドリングは2000rpm以上で非常にやかましい状態だ

慣れていないと、エンジン音でちょっと焦る作業になるが引っかかりそうな所をいろいろ手で引っ張ってみたりした

と、そこを
上画像の右に写るポルシェ・ケイマンが・・・

「プァ~ン」とクラクションを鳴らして通り過ぎていった

「うん!Nag〇さんやないか」と気が付きつつ「ひとが故障で止ってんのに・・・」と、ちょっと淋しい感情も沸いた

そのあとNag〇さんと月ヶ瀬で会ったがNag〇さんがタイチ前を通り過ぎて行ったのは「自販機でドリンクでも買うてんねんやろ」と思われたようだ

「まぁかんにんしといたろ!」

で、それどころではないBeckは結局、回転は下がらないのでアイドルスクリューを指で左右緩め左右のキャブが落ち着く700rpmでFix

「さて戻るか、先のケイマンを追いかけるか」

先に進むことにした

結果、ケイマンを途中でチギッてBeckは先に月ヶ瀬に到着した
(事実は阪奈の途中でケイマンを抜き、しばらく先の信号が黄色から赤になりかけで自身はスルーしたがケイマンは赤で信号に引っかかってしまったのだ)

そして着くなり
先着の月ヶ瀬メンバーから、毎回なのだがイジメられる?イタブられる?オチョくられる?の洗礼をあびるのだ

まぁ、それも愛嬌の一つと心得ておこう

なのだが当日は昨日に続いて、名車が来ていた
1968年のブルーバード510だ

この510は当時、左右ドアの三角窓を国産車の中で最初に無くしスーパーソニックラインと言うキャッチフレーズで大ブレイクした名車だ

であるが、このデザインは先に同日産のローレルが発表寸前で準備していた

それを日産の首脳陣がトヨタのコロナにブルーバードが販売数で引き離されていることからローレル開発陣に

「すまんが先にローレルのデザインをブルーバードに使わせてくれ」

となって渋々、デザインを使わせた経緯がある

そんな話を聞くとローレルの開発陣は「憤懣遣る方無い(ふんまんやるかたない)」感情を抱いたのは想像に難くない

だが、遅れて発表したローレルも販売は成功を収めたが巷では

「ブルのデザインと一緒やないか!?日産も芸がないなぁ」と嫌味を言われたとか

こちらの噂話の方がローレルの開発陣にはショックだったのではないかと推測できる

しかし、現代は日産のこんな話どころか世界中のクルマが同じテイストのデザインでローレルの話し以前に嘆かわしい状態にある

そして510の隣のクルマは・・・
日本が世界に誇れるGTRだ

画像のGTRは二代目?なのだろうが初代GTRが4枚ドアの型番「PGC10」に対して2ドアのクーペ型から「KPGC10」になった

当時、自身は高校2年ぐらいだったろうか初代4枚ドアのシルバーのGTRを巷で見た時はバイクで例えればHONDAのCB750K0を初めて見た時と同じ感動を覚えた

その時の事を具さに覚えているが渋滞の中にあったGTRは排気音もゴロゴロゴロと低重音を響かせていた

「わぁ~、ほんまにレーシングカーの響きや!」だった

それが今やランボルギーニやフェラーリやのスーパーカーですら感動は薄くなっている

これからの時代、1970年辺りの感動を得るには何を見れば、何を聞けば感動するのか!?

だが小っちゃな感動は自分で見つけ自分で作れば得られることがある

それは

シェルパからキャブを外し、バラすのだが・・・
感動と言えるかどうかだが、予てから手を焼いているシェルパの始動性の悪さだ

一応、バッテリーの問題だろうと以前にもブログに上げたリチウムバッテリーで今のところシェルパのエンジンはかかっている

しかしリチウムと言えどもシェルパのセルの回転の重さは先々の不安は拭えない

よって暇を見てはネットでシェルパについて始動に関わる記事等はチェックしている

そんな中

「うん?」と頷く記事を見つけた
それはキャブに絡む内容だ

ただ、整備知識もそんなに持ち合せているとは言えない人物の記事だったが妙に合点がいく内容であった

1970年代の感動とは程遠いが、自身にとってはちょっと身震いがする発見だ

さて身震いがほんまの感動になるか

もしくは齢を重ねたジジィの証でトイレで・・・の切れが悪くなる身震い

さらに歳を重ねると太ももから下へつたう・・・に近い感覚の身震いとなるか

それはそれで逆の感動だが・・・
T-PADDOCK630 T/Tatsumi

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