先日と言っても10日以上前の月ヶ瀬の様子だ
先ず16日、土曜日
四国からやってきたHira〇さんが、上画像の左に写るMiy〇さんのサイドカーに跨っているそのHira〇さん、以前はこの月ヶ瀬では常連さんだったが仕事の関係で今は四国にいる
そんな中で月ヶ瀬が恋しくなるとフラっとやってくる
今回はそんな様子からだが・・・
Hira〇さんは「このサイドカーに乗れるもんなら乗ってみろ」と挑発されて試乗していた
結果は「真っすぐ走らせるだけやのにメチャ、テクニックがいって恐怖満点」と言っていた
「じゃあ、手本を見せましょ!」とオーナーのMiy〇さんが言って
Hira〇さんはカー側に、ふんぞり返って便乗していた
Hira〇さんの感想は「どっちに乗っても怖いわ~」だった
こんな試乗は、なかなかできないが月ケ瀬ならではのシーンで周りのメンバーはヤンヤ、ヤンヤの喝采を送っていた
やっぱり月ヶ瀬は平和だ!
そして同日には
自身の友人で伊賀の2〇さんがブルーのW1Sにて先に月ヶ瀬に来ていたその横に写るオレンジのWは、たまたま止められたが持ち主は不明だ
そして2〇さんとは、会えばどうしても旧車繋がりで故障や不調時の相談話が多い
この日は自身はRT1だったが自身のWが右からの排気が白い煙を吐いていることから相談をしていた
その相談話しを自身の「Wが聞き耳を立てて聞いていた」のか・・・
明くる日、月ヶ瀬からの帰りの道中でWがエンジントラブルで停止してしまった
その明くる日は
3月もお彼岸だというのに、まだまだ寒い冬場のようだった自身はバイク乗車許可条件の気温10℃ギリギリ(実際は不明)だったがW1で月ヶ瀬に来た
3月のお彼岸最中の日曜でこれほどバイクが少ないのは過去には、あまり無かった様に思うそして毎度のバカ話もほどほどに帰路につくが・・・
帰路はここ数年、月ヶ瀬から水間(みま)方面に向かう峠を経て、さらにけっこう長い水間トンネルを経由し奈良教育大廻りで帰っている
その帰り路の水間トンネルの1/3ぐらいに入ったところでWのエンジンが突然、ブスブスいい出しエンジンが止まりそうな雰囲気
おまけにトンネル内というのにライトまでも消えたり点いたり・・・
「え~!嘘っやろ~・・・」
と、トンネル内で止った時の最悪の恐怖を想像した
だが、エンジンはまた正常に回り出し、なんとかトンネルからは抜け出せた
ところがトンネルを抜けてしばらくすると・・・
またもや「バス、バス・・・ブブブ・・・バス、バス」
今度はエンジンは完全に落ちてしまい、道端に寄せて停車
ここは足掻いても仕方ない
冷静になり・・・突然止まるまでの状態を思い出し、そこから原因を突き止めるトンネル内で止りそうになって、またエンジンが普通にかかって・・・
この症状から明らかに電気系統のどこかが接触不良か、電源の+側が車体に干渉したような感じ
そして、またエンジンがかかって普通に走れ・・・
その後、お陀仏!
こういう場合の疑い方はWならでは?の振動からくるトラブルが多いのだ
そして停止してから真っ先に確認したのがFUSEだった
画像の黄色いバッテリーからコイル側の間にある20AのFUSEが切れていた一瞬で症状から原因を見つけた時は「ニタッ」としている自身がいるのだ
だが、問題はFUSEを替えれば済む話ではない
FUSEの切れた原因を探さなければならない
だが、これも容易に見つけることができた
主因はFUSEのエンジン側へ向かう配線途中にあるギボシのオス側が抜けてフレームと接触していた
ただ、もしこの事態がトンネル内であれば、事はそう簡単には解決しなかった
それはFUSEの先の配線がトンネル内では暗くて全く見えなかっただろう
今回のトラブルは一先ず、20分ほどの停車でエンジンは復活しガレージに戻ることができた
戻ってから
配線をやり直し続いて
FUSEを更に手短に替えらっれる箇所に移したまぁ「W1あるある」な一幕だった
だが上述したように今回はトンネル内でWが止まらなかったこと!
そしてトンネルを抜けるまでWは耐えてくれたこと!
まるで自身のWが生き物の様にジジィに気をつかってくれたことは語り草になる
そして上述のサイドカー試乗会に行った時のRT1も帰りの道中では、僅かながら愚図り気味だった
そのRT1、帰りの阪奈道路の長い下り直線で80~90km/hの巡行状態に・・・
暫らくすると「ギャン、ギャン、ギャ~ン~、ギャ~~ン~~」と力が抜けるような排気音
明らかに昔の2スト独特のオーバーヒートなりかけ現象である「デトネーション」のような・・・ここは慌てて急にアクセルをOFF状態に戻すのではなく・・・
アクセルグリップを少し緩めて、またグリップを少し開けて潤滑油が回るようなイメージのグリップ操作をしながら速度を80km/h以下に落していく
するとRT1はまた機嫌よく巡行してくれる
だが、これではいつかオーバーヒートでエンジンが焼き付きを起こす
これは以前から気になっていた事だったが、あまり乗り出す出番がないことから先送りしていた
今回、何年ぶりだろうか
よって車体よりマフラーを外し、バーナーで少し炙ってデュフューザーパイプを抜いた
そしてマフラー後部を覗いてみた
なんと・・・
カーボンが粉雪のように溜まりまくりこれではデトネーションを誘発する?
自身の2ストの知識は所詮、素人レバルだが、こんなカーボンがエキパイの入り口側だったら明らかにデトネーションという異常燃焼で焼き付きなどを起こしていたのではとゾッとする
早速、炙ったりしながらカーボンを落とした
お茶碗の半分ほどのカーボンが溜まっていたこんなになるまで放っておくこと事態が、そもそも問題である
昨年のCB77転倒も整備を忘れていたことが原因だったが、今回のRT1も焼付いていたら!?
そう考える、RT1の整備は遅すぎると言わざるをえない
早速、マフラー内部も少量のガソリンを使って焼き掃除
そして洗浄機を使い、マフラー内部も洗浄
その間に
エンジンのシリンダーヘッドを開けヘッド内側のカーボンやピストン頭面のカーボンも綺麗に落す
そんな作業でバタバタしている最中
そこに突然、近所のピアノ教室の先生がやってきた
「お仕事中、すんません!」
「私の原チャのウィンカーが落ちて・・・」
「しばらく乗ってたんですけど、お巡りさんに止められた怖いなぁと思いまして・・・」
YAMAHA Vinoという原チャのウィンカーの交換でお越しだT-PADDOCK630では原チャの修理依頼はマジで電話や持込みだったりと、問い合わせが多い
特にパンクとオイル交換がベスト1,2だ
オイル交換ぐらいであれば、やってあげるがパンクは、よほどの方で無い限り受けないようにしている
そこには手間も掛かるし、最近の原チャのタイヤはチューブレスも多くT-PADDOCK630ではチューブレス用のキットも持ち合せていない
慣れていないとチューブレスのパンクは、治ったと思ってしばらくしてからまた漏れたという話は、たまに耳にする
そんな事もありパンクは受けていない
と言うより本来は整備ライセンスが無いので整備や修理は受けてはいけない事なのだ
よって、来られた方には必ず
「ここは整備屋ではなく趣味のバイク屋です」
「なので修理や整備をしたら法に触れますので修理はやってません」
それを理解してでも「やって欲しい」と言われる方には
「じゃあ、何かあっても一切苦情を言いませんという書類にサイン貰います」としている
話は逸れたが、今回のピアノ教室の先生は以前にも当該Vinoの相談を受けた
前回はしばらく雨ジャラしなどで半不動状態だったのを乗れるようにして欲しいとの依頼だった
そこからの縁もあり、ご近所の顔見知りでもあることからたまに整備をしてあげている
それもあるが近くのプロのバイク屋にもっていくと・・・
「え~、こんな古い原チャ、部品出るかなぁ~?」とか
「奥さん、もう買い換えはった方が安つきますよ~」とか言われるらしい
たしかに、このVinoは55000Kmほどを走っており業者の言うのには一理ある
だが自身も、このVinoのエンジンの掛かり具合や走りを確認したが問題は無い
気になるとしたらカバーもかけず雨ジャラしで電気系の故障が気になる
と、まぁ近所の「あるある話」なのだが・・・
結局、またウィンカーの交換作業の依頼を受けたのだが・・・
「う~ん、受けるんやなかった~・・・」だった!
美人ピアノ教師の事件簿に巻き込まれたジジィの行方は・・・
サスペンスだ!
T-PADDOCK630 T/Tatsumi
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