先週の記事でも、この土日は「バイクで出かけるのは止めておく」としていた
だが土曜日の早朝を迎えると、意外と涼し気だった
自身と妻は、この夏場の土日は早朝5時前に起床
起きて直ぐ朝食もとらず、妻と日課の散歩で生駒山中腹辺りまで行き40分ほどで帰ってくる
その時の気候観でバイクに乗れるかを判断した
この日は上述の通り涼しく感じたのだ
で、月ヶ瀬までを今回はRT1で詣でた
月ヶ瀬に8時過ぎには到着したところがだ・・・
なんと蒸し暑いではないか!?
上画像のバカさんもツナギゆえ、耐えかねてか、早々に引き上げていった
そんな中、少人数になった時
月ケ瀬の貴公子?Mr.Ryanが自身のRT1を撮影してくれていたそして、毎度のメンバーが引き上げだしてからMr.Ryanは・・・
「今日のタツミさんはバイクとカラーコーディネイトが合ってますやん!」
と、自身をカメラに納めていた(煽てられて笑顔になってるジジィだ)さらに撮影が続いて・・・
「バイク触ってるとこ撮りたいんで、なんか作業してるフリをしてください」とメチャ振りをしてきた
「え~、急にそんなこと言われても・・・」と自身は、まんざらでもない様子で注文に従っていた
さも、何かバイクの様子を窺う様なフリをしていたそして次のポーズは「バイクに跨って」と言われ・・・
と、こんな感じで撮影をしてくれたが自身は調子に乗って喜んでいたところが、これらの画像を冷静に観ると・・・
「う~ん・・・」
下半身だけを靴も含めて観るとガレージの作業服、作業靴のまんまではないか
おまけにスニーカーのグリーンはトップスの赤とは微妙なコーディネイトだ
まぁ服屋を引退して、すでに10年になる
「良し」としておこう
それより、Mr.Ryanには度々、撮影してもらって自身としては大いに記念になっている
そんな、お礼メールを送ったら・・・Mr.Ryanから
「こんどコーヒーをおごります!」と・・・
「うん?これは誤解している・・・のか!?」
だが、以前にも素敵な画像を送ってくれていた
この画像は、ちょうど2年前に同じくMr.Ryanが撮ってくれたもので大変気に入っている是非、孫たちにはこの写真で「うちのジィジ!」と、自慢されるジィさんになりたいものだ
ところがだ!
明くる日の日曜、月ヶ瀬には幌をつけて上画像のBeckで行った
バイクは無理でも幌を付ければ暑さは凌げるのでは、と月ヶ瀬まできた
たしかに早朝であったので暑さは、なんとか凌げたが・・・
事件は帰りの道中で起きた
下の画像にはNSUが写っているが、事件はこの道でNSUではなくBeckに起きた
普通では99.999%の確立で絶対と言っていいほど起きることがないトラブルだ何が起きたのか!?
当初は自身にも分からない出来事だ
帰り道の水間トンネルを抜け、下りのつづら折りカーブも抜けたダム横の綺麗な直線道路に差し掛かった時・・・
右のドア、ヒンジ辺り・・・もしくは右ドアの????
場所が確定できないが、その辺りから
突然・・・「ガチャ、ガチャ、ガチャ・・・ギャン、ギヤン・・・」
と、けたたましい音が突如、自身の耳に襲い掛かってきた
思わず「何が起きた?」と、急ぎ退避場所にBeckを止めた
そしてBeckから降りて疑わしき場所や、その辺りのボディの下も覗いてみたが何も見当たらない
「う~ん・・・」と、途方に暮れていても外気は35℃以上の猛暑越え
とてもじゃないが、この場にいても熱中症になるだけで解決もしない
一先ず、徐行気味で奈良市内に入り、奈良公園を抜けて阪奈道路のGASスタンドまで戻ってきた
その道中、キレイな路面では、さほどガチャガチャ音は出ない
だが奈良県道の独特な?横に走る凸凹や、縦に走る変なうねりの場所では、その異音はゾッとする悲鳴の様にも聞こえ、そんな状態を何度もクリアしていかねばならない
そしてスタンドで再び、ボディ周りや下回り、リアフード内のエンジン周りもザっとチェック
ここでも原因が掴めなかった
そしてスタンドから20分少々でガレージに戻ってきた
幌があったお蔭で暑さは、さほどでもなかったがガレージにBeckを入れた途端、汗が噴き出してきた
よって、ガチャガチャ音の特定はランチを挟んで昼からになった
その昼からは工業用の大型扇風機をBeckに向け、ガチャガチャの原因探し
その原因は直ぐに見つかった!
ありえない!
うっそやろ?
この作業した奴はバカか?
まぁ、こんな罵詈雑言しか言葉が見当たらない
それは
上の画像はリアフードを開けた所の後輪の左ショックのアッパーマウント部分フレームから垂直気味に立つ円柱にショックのアッパーはHEXボルトで貫通してホールドされている
この時点で上の画像のアッパー部は間違いを犯している
その画像をよく観るとHEXボルトの頭側には抜け止めのワッシャーがない状態だ
ところが右側のショックは・・・
なんとショックのアッパー部分は衝撃吸収ゴムを残してフレームの円柱から完全に外れているではないか!?「まさか!・・・」と、何度も目を凝らして確認しても間違いなく外れている
このショックは実は今年の4月に換えたばかりだった
その時の記事は以前に当ブログ♯384で、さも自身が交換したような雰囲気で掲載していたが実は違ったのだ
リアを尻高にするため、それに合うショックを探していた
その合いそうなショックが見つかったとの連絡をもらったので車検と併せて交換も依頼した
その4カ月後が、今回の重大インシデントにもなりかねない出来事というわけだ
早速、長年Beckがお世話になっているところに連絡をして事の経緯を説明した
そのReアクションは期待していなかったが欲しい答えは・・・
「なんでショックのアッパー部外側に抜け止めのワッシャーをカマさなかったのか」だった
返答は
「ワーゲン用のショックだったことから、そのまま購入ショップに取付も依頼した」と!
だが再度、アッパーが外れた上画像を観るとワッシャー2枚は全てマウントの内側にある
本来ならショックのアッパーを挟んで1枚づつワッシャーが配置されていればボルトから抜ける事はなかったと思われる
その旨もワーゲンショップに確認してもらった
すると当該ショックの「アッパー部イン側とフレーム円柱部とのクリアランスが狭すぎるのでワッシャーを2枚にしてクリアランスを確保した」とか・・・だった
だとしてもアウト側のワッシャーが、なければいつかは振動で今回の様にアッパーが抜けてしまうだろう
まぁとにかく平謝りだったが、それにしても片側のショックが外れても真っすぐ走るし、ある程度クッションも効いていた
そんな話もしたら・・・
「Beckは本物のポルシェ550のフレームを忠実に再現し本物以上に強度も上げたトーションバースプリングを採用してますから・・・」と、自慢げだった
そんな話を聞かされて気分良くなっている自身も「アホか!?」と思えた
で、結局は当方でショックに抜け止めのワッシャーを着けることになった
異常な暑さの中での作業は応える結局、ショックアッパー部のワッシャーは内側を2枚、外側に新たに同じ厚みのワッシャーを1枚セットして完了
作業内容はこんな感じで終わったが、よくもこんな特殊な大径肉厚のワッシャーをT-PADDOCK630ガレージは、それも複数枚も保存していたもんだ
こんな探し物をしている時に見つかれば「あったぁ~」とバイク屋ごっこゆえにニンマリしている
そして同時に左側も抜け止めワッシャーを取付けて完了
だが、今回はこんな程度で済んだがBeckにおいては35年の時を一緒に過ごしてきた
その永年の相棒に、もし何かあったら・・・
と思うと「自身も、もう歳やし・・・」などと考えるのはやめておいた方が良さそうだ
新たな教訓を得た「真夏の出来事」だった
「うん?真夏の出来事?」
なんか、そんな曲名の昭和の歌謡曲があったような・・・
♪かっれの~♪クルマに乗って~♪♪♪・・・
やっぱりジジィだ!
T-PADDOCK630 T/Tatsumi
0 件のコメント:
コメントを投稿