だが、500回となると現在の週1ペース発刊では約22ヶ月を要することになり、生存しているのかも怪しい年月になる
まぁ、気楽に続けるとしよう
そんな自身の先行きが徐々に怪しくなりだした先週の月ヶ瀬
先ず土曜日
ガレージを出発したのは朝の7時前で、やや出遅れたが月ケ瀬が目前に近づいた時、毎度の信者ライダー達が前から1台、また1台と数台が当方に手を振って帰って行くではないか!?
そして月ヶ瀬お茶屋前に着いた時は5,6台・・・いや10台ぐらいか・・・
その数台も、自身一人を残し入れ替わるような形でお茶屋前から帰っていった
「え~、俺、なんか嫌われるようなことしたか!?」
と、疑心暗鬼になり「ポツンと一軒家」ならぬ「ポツンと1台や」を絵に描いたような一幕になってしまった
反対側でも・・・
「ポツンと1台や」のW1Sまぁこんな時もあるさっ!
だがお茶屋の前には珍客がいて、それはそれで癒しにはなった
それは、こやつだ!
まだ生まれて数か月らしいドイツ原産のボクサー犬やたら人懐っこい性格の女の子だ
名前を聞いたが、たしか・・・レナ?・・・う~ん・・・また忘れた!
とにかく可愛かった!
だが、このワンちゃんが先ほどの月ヶ瀬ライダー達が引き上げていったキーを握っていた
そして明くる日の日曜日
昨日と同じような時間だったと思うが、久々にけっこうな数のバイクが来ていたお茶屋前の指定席も・・・
久々の珍しいライダーも揃ってミーティングだが月ケ瀬の常連ライダーも、心なしか年輪が幾重にもなっているように感じる
「そらぁ~、俺も耳は遠なるし、頭もボケるわな!」と、独り言ちていた
そんな時に昨日の一斉撤収に何があったのかを聞きだした
先ず自身から「俺、なんかしたか?」
返答は「いや!暑なり出したから・・・〇△#¥**」
と、意味が呑み込めない
すると「ほんとはワンコの〇〇が△▲△で・・・」と言う
この時点でジジィはさらに脳ミソが「コンガラガッチュレーション」を引き起こしていた
結局、ジジィは「ふ~ん・・・」と、意味が解らず謎と化して話は終わった
そして月ヶ瀬から戻って、その日の午後はガレージにて
つい最近、RT1のガスタンク後部から微妙な滲みのようなガス漏れが発生していたこのRT1もレストアをかけて約35年の月日が流れている
その間、同じ箇所から微妙なガス漏れがあったが、その度にタンクの外からエポキシ系のパテのようなモノで補修をしていた
だが、これ以上同じ作業で漏れを防いでも同じことの繰り返しで埒が明かない
よって今回は35年振りの大修復、と少々大袈裟だが内側、すなわちタンク内部を補修することにした
RT1の購入当時は「花咲かじい」だったか、タンク内を綺麗にする液剤で処理をし、さらにその内部に被膜ができる別の液剤を入れてガス漏れ対策をしていた
その当時は今回使う液剤のような強力なモノは「なかった」かどうかは当時の自身の情報が少なく「見つけられてなかった」かもしれない
今回は少々、お高いが・・・
made in U.S.Aのタンク・シーリング剤を使った価格よりも目玉は処理方法が至って簡単
液剤を必要な量でタンクに流し込み、数分間、タンクの内側に満遍なく塗り渡る様なイメージでクルクルとタンクを回すだけだ
ただ、このクルクル回すだけの作業は少々コツもいる
特にタンクのガスキャップ周りの上部まで液剤が塗り渡る様にするにはキャップから液剤が零れないような芸当が必要だ
そして幸いにも満遍なく全体に行き渡り、内部を覗いても徐々に固まり出している
その頃を見計らい一晩、完全に乾燥するまで水平状態から少しタンク後部が下がった状態で寝かした
そこにはガスの滲み箇所がタンク後方からという理由だ
明くる日、内部を確認
内部はカチカチの膜で綺麗に補修されていた?・・・と願う!
今回使った上画像の液剤、この230㎖ひと缶で自身はCB77と今回のRT1の2台を賄えた
ここから次はタンクを外したついでに、キャブのオーバーホールとセッティングを再試行だ
先ず気になっていたのがフロート室の油面だ
フロート室のガソリンの油面は零さない様に外して確認したが、やや高いように感じたそこで正規の油面調整のフロートアームの高さを測る
マニュアルによれば油面の高さは12.5mmとあるが、どうやら経年からか、12.5mmではややオーバーフロー気味だこれを画像のノギスを当てているフロートアームの突起部を曲げて油面位置を10mmぐらいから調子を見ていく
最終的に・・・になったようだが・・・まだ微妙な感じだ
一先ず組み上げてエンジンにセット
このRT1はDT1と同じでモトクロス・レースに即参戦できる仕様になっていてメンテが非常に簡易なのだよって「組んではバラシ」「バラシては組んで」を、いとも簡単に行える
そして液体ガスケットが乾くまで少々の時間を割き、その後テスト走行に入る
時間が経った頃合い、エンジンをかけてみるが当初は、なかなか目覚めてくれない
そしてマフラーから「バッシュ~」と音を立て火が着き始めている感じに・・・
そこで再度キックを踏むと・・・
「パラン、パッ、パッ、パッ・・・パラン、パッ、パッ、パッ、・・・」
以前とは明らかに違う吹け上りで、アクセルを軽く捻ってもレッドゾーンの6500rpmを軽く超え9000rpmまで一瞬で回ってしまう
ちょっとドキドキする高揚感を覚えながらガレージ内にパラ、パラ音が響き渡っていた
そのナットに平ワッシャーが挟まっているが実はこのワッシャー、以前はスプリングワッシャーを使っていた
ところがスプリングワッシャーだと、どうしてもナットをしっかり締込過ぎる傾向になる
そうすると今回のオーバーホールで気づいたがキャブのボディに微妙なタワミが生じていた
なぜそれが分かったのか
それはセッティングをしたキャブを車体に取り付ける時、円筒形のスロットルバルブは外して行う方がスムーズにできる
よって、その手順でキャブボディだけを先に取付けた
次にそのキャブボディにアクセルワイヤーを取付けたスロットルバルブを入れようとした時・・・
「うん?」
なぜか円筒形スロットルバルブは、その上部あたりからボディに入っていかない
ここで「ひょっとして・・・」と勘繰ったのが上画像のナットを先にしっかり締めこんでいるためと発覚
案の定、ナットを緩めるとスロットルバルブはすうっと円筒形キャブボディに入っていった
よって、スロットルバルブを差し込んでからキャップをきちっと嵌めてナットを締めた
そしてアクセルグリップを捻るも・・・
「う~ん・・・」心なしか重たい
そこでナットにあるスプリングワッシャーをやめ、平ワッシャーに換えて再度エンジンをかけた
それが上述のエンジンが、かかった時にタコメーターが一気に9000rpmまで上がったと言うわけだ
だが、どうしても平ワッシャーでは心もとない
よって同上画像のナットが緩んだ時、即座に検知できるよう「合いマーク」を入れた
あとは走ってみないと何とも言えない
だが、このRT1は当方に来て35年と言ったが生産からは50年を超えている
そう考えればパーツそのものも同じく50年を超えている
ただ、そのパーツを組むナット等のネジ類は新旧混在になっている
箇所によっては明らかに新旧混在がミスマッチを引き起こしているかもしれない
ミスマッチついでに少々脱線するが50年前、いやそれ以前の70年前の気持ちよさそうな写真をネットで見つけた
(Pinterest、昭和の風景から借用)
ネットには、この女性の笑顔とブリキのバケツから水を放ったフォーム、そして放たれた水の芸術的な放物線、それら三身一体のマッチングが美しいとあげられていた70年も前に、こんな素敵な女性がいたとは・・・
古くてもマッチングが決まれば美しい絵になるとは・・・RT1も、そうありたい
その70年前と言えば自身も72年前に生を受けた人間だ
その自身は余談だが実は右の膝が時々、ズキッと痛む時がある
早速、近所の病院の整形外科を受診してきた
結果は医者が言うには膝にある皿下の軟骨と言ったと思うが、そこが少し擦り減っているとのこと
医者は「手術をするほどでもないので無理をしないように」と言われシップ薬をもらった
やはりRT1も手術をせずシップ療法で治ればと願うが・・・
って、どこにバイク用のそんなシップ剤が売ってんねん!?
T-PADDOCK630 T/Tatsumi
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