2024年9月26日木曜日

『Bike in the sky』#406 おまえも頑張れよ!

暑さも少し和らぎ朝晩は、けっこう涼しくなってきた

いよいよバイクを楽しめる季節の到来だ

T-PADDOCK630のバイク達も、この季節の到来を待ち望んでいただろう

そのバイクの中で「真夏と真冬は絶対・・・」とまでは言わないが乗り出すのを敬遠しているバイクがある

そんな話題の前に季節性で乗れなくなっている訳ではないがRT1は確かに今夏は手こずった

先週までのRT1の整備状況で「一応、完治した」と綴った

その完治確認のため先週の3連休最終日にRT1で月ケ瀬に乗り出した
気候も良かったが月ヶ瀬お茶屋前は、さほどの賑わいではなかった

とは言え、常連の信者ライダー達は集まっていた
自身は小一時間ほどいたと思うが、その帰り際で・・・

「やっぱり歳を喰ったのぉ~!」と感じる一幕があった
「何が起きた!?」と言えるような事ではなく・・・

帰るにあたって情けない話だが、RT1のエンジンを掛けれなかったのだ

ガレージから出かける朝方はキック2、3回ぐらいだったろうか一応、掛って月ケ瀬まで難なくこれたわけだが・・・

問題は帰る際にキックを数回、たぶん10回は踏んだと思うが、なかなか目覚めない

それを見かねたのか月ケ瀬常連のShi〇ちゃんが「代わりましょ!」と言ってくれた

自身が70歳になる以前だったら・・・

「いや!大丈夫!ほっといて!」と瘦せ我慢満点で自身で何とかエンジンを掛けてただろう

だが今回は・・・

何を言ったか、はっきりとは覚えてないが、たぶん無言でShi〇ちゃんに任せた

すると2,3回の踏み下ろしでエンジンは目覚めた

やっぱり若さには勝てん出来事だった

そのRT1のエンジンの掛り難さの原因は「油面がちょっと低い」と分かっているのだが、それをここで突っ張ても負け惜しみのようで年甲斐もない

それよりキックをちょっと踏んだぐらいで息が切れ「はぁ~はぁ~」言うてるようではマジでバイク引退を自覚しなければならない

そんなこんなでガレージに戻ってきたが冒頭の「真夏と真冬は絶対・・・」と、敬遠するバイクに話を戻そう

それは何を隠そう現在から約70年前に本田宗一郎さんが参考にしたドイツ製のNSUだ

いつもNSUを記事にする時、まるで備忘録の読み返しが如く「70年前に宗一郎さんが・・・」のキャッチコピーを毎々入れて述懐している

それだけプライスレスなプレミアが付いているのに自身はどこか横着な整備をしているようなのだ

「その証拠に・・・」と絶対、自慢にならない事が再びNSUに起きていた

その記事は当ブログ♯403でNSUの「リアタイヤから空気漏れがあって、それを修復した」と綴った

だが、先週末に念のためNSUのリアタイヤをチェックした

前回はリアタイヤがペッタンコとしたが今回は、まさかの半分ぐらいにエアーが減っていた

「なんと言う事だ!」

こうなっては、有無を言わさずタイヤ&チューブを潔く新品に交換しよう

で、ネットでタイヤ&チューブを調べた

在庫はあったのだが、なんと送料も入れて「20000円を超えるのかぁ~!!」だった

「いや、いや・・・ここで20000円は痛いよなぁ~」と先の「宗一郎さんの~」プレミア話からすると

「どの口が言うとんねん!」と、セコイ人間像を露わにしたツッコミどころ満載な事案だ

まぁそんなことで近所のバイカーショップの「NAPS」にタイヤを探しに行った

TT900は取り寄せのことで、もし購入するとなるとネットより高くなりそうだった

よって自身の現状の走り方を鑑み「別にTT900でなくとも・・・」と、ここは冷静に思案!

決めたタイヤは店頭にあった旧車御用達のTT100にした

購入価格は、チューブ&リムフラップも含め約12000円ほど

まぁ現在の物価高を考慮すれば妥当な範囲だろう

早速、履き替えた
NSUの購入当初は、たしかTT100だった

しかし、その時点では自身もまだ若かったゆえ、峠を攻めて走りたいことからTT900にした

だが、今さらジジィが峠を攻める事もないだろう

そんな経済の合理性?・・・と意味不明な解釈でTT100に決めたのだ

そして、装着したが今のところ、当然だがエアーの漏れはない

あとは外気温が、もう少し下がれば出番が待っている

そんなワクワクを感じている時に突然、USAから電話が入った

「次の週で日本に行きますので会えますか?」

この電話主との再会は、何年振りだろうか久々に顔を合わせる

そして新大阪駅近くの待ち合わせ場所に行った
そこからファミレスで昼食も挟み6,7時間ぐらいだろうか、超長時間を募る話しやら今後のビジネス談議で楽しい、かつ元気をもらえる話ができた

久々に長話をしたが時間がアッと言う間に過ぎたのには、ちょっとビックリだった

すごい刺激を貰えて自身が「バイクを降りる」とか言っていることが恥ずかしくなる再会だった

そして、この日の2日後、大阪国際空港まで見送ることにした
国際線のカウンターで搭乗手続きをするのだが旅慣れている様子が羨ましかった

カウンターのJALの職員からアメリカ永住権のグリーンカードを求められていたが上の画像の様にまるで「友達か!?」と思える態度に

「もうアメリカ人になっとるなぁ~」と半ば憧れを感じていた

そんなこんなで、いい刺激を貰えた再会だった

自身も「もう少しキックで軽くエンジンを掛けれるよう頑張ってみよ~か!」

と、考えさせられた一幕だ

「NSU!お前も頑張れよ!」って・・・意味不明だ!

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

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