新たな携帯を手にして子供みたいに、その携帯の機能を試している自身がいる
それは先週号に挙げた自身の携帯電話の事だ
今時のハイスペック携帯の凄さは分からないが、購入した自身の携帯は十二分に満足だ
その携帯を持って先日の日曜日、やはり毎度の月ヶ瀬に行ってきた
気候はボチボチだったが前日の雨の影響でバイクの数は、それほどでもなかった数年前の月ヶ瀬だったら、もっとバイカーがいてもおかしくないのだが・・・
そんな自身は
前日の雨を考慮して「どこでもバイク」のKLシェルパで出向いたそして新携帯で写真を撮ってきた
上の2枚の画像を見て心なしか・・・上手く表現できないが「濃い」印象を持つ
特に一枚目に映るバックの山の緑は「深い濃さを持つ緑」に映っているようなのだが・・・
で、新携帯による取材ネタは・・・
先着していたT-PADDOCKご近所のIshi〇さん
それも、お友達とご一緒で
お友達も色違いで同タイプのITALJET・・・
だが、何か様子が違う
よく見ると、このITALJETにはIshi〇さんのデコラティブな装いがない
で、ヘルメットを脱がれたオーナーさんを見ると全く知らない方だった
要らぬ軽口?をたたかなくて良かった
ただ、こちらのITALJETは排気量を表すサインが300となっている
300㏄かは不明だが250ccぐらいはありそうだ
その証しに帰り際の走りを観ていたが、月ケ瀬お茶屋前からの加速はスクーターとは思えない爆速だった
そして、そんな月ヶ瀬から自身は急ぎガレージに引き上げた
急ぐほどでもないが、ほったらかしにもできない世話の掛かるバイクがあるのだ
この事は先週号の最後に・・・
あるとしたら・・・「またかいな!」
と言わせたバイクは、あるにはあるが・・・
と書いた
その「またかいなバイク」は・・・
T-PADDOCK630が誇る? 1955年製のNSUだこのNSU、エンジンはとにかく絶好調なのだ
では「どこが悪いのか」になるが、それはとにかくお陰様で振動が強烈にすごいのだ
その振動もW1と同じで「振動も快感の一つ」と、思えばそうかもしれない
だが、NSUの場合は振動でアルミタンクやシートカウルなどにダメージが及ぶ
今回は、ガソリンタンクをフレームにマウントさせる、タンク側ステーの根元付近からのガソリンの滲み漏れだ
その原因はガスタンクの厚みが、今のNSUのパンチの効いたエンジンの振動に耐え切れず、クラックを招いている
その対策として、当初からステー部分に防振ゴムを介しているが・・・
また別の対策を考えるなら高圧縮なエンジンの「山なりピストン」を「平たんピストン」に換える!
もしくは、ガスタンクを自身のW1と同様の極厚タンクにするか!
どちらにしても高額の費用が発生する
ここは、セコイ話だが自身はあと2年でバイクを降りる予定としている
その間のNSUの残された乗車回数を想定すると、冬場は乗れないので20回そこそこだろう
やはり経済の合理性から費用対効果を鑑みると・・・
タンクのガス漏れ対策を薬剤で止める方法が最適解と判断した
タンクを本体から下ろして・・・
その滲み漏れ箇所の特定をする
そもそも、このタンクの特注ステーを造ってくれたT-PADDOCK三重支局長の弁は・・・
「アルミの互いの材質もあるが・・・」
「タンクの強度とステーの強度が違い過ぎてタンク側が負けるかもな!?」のような
そんな忠告を三重支局長から聞いていた
画像に写るステーは三重支局にて、しっかり溶接してもらった
だが、忠告どうりの事が起きた訳だ
そして今回は上述の薬剤でタンク内部と外側のステー根元も同時に対策をする
さらに燃料コックの取付部も・・・
だが、この際、同時に対策をしておこう
使うコックはDucati用のやや細身なタイプ
よって少しでも漏れや滲みを防ぐために、さらに対策をする効果が見込めるか不明だが・・・
内径10mm、外径12.7mmの真鍮パイプこのパイプの外面をグラインダーを使い、手作業で削っていく
削ってはハメる、また削ってはハメる、この作業を繰返し・・・
外径が12mmあるかないかあたりで肉厚も1mmを切る薄さまで削り、圧入?した
ドンピシャ、ハメられた
これで細身の燃料コックも適度な隙間の中に収まった
あとはタンク内部を綺麗にして薬剤で膜をつくる
その薬剤
タンクシーラーだこのシーラーはT-PADDOCK630では数台のバイクに使っているが効果は抜群だ
それをタンク内に注入するが・・・
暗くてよく見えないこのシーラーは数種の薬剤が混ざった半練りの液体だが、蓋をあけた当初は各薬剤の比重の違い?で分離している
よって蓋を開ける前にカクテルのシェーカーが如く、しっかりと混ぜなければならない
そしてシェイクがなされたシーラーを先ず半分ほど入れ、内部に満遍なく行き渡る様にタンクをグルグル回し続ける
そしてシェイクがなされたシーラーを先ず半分ほど入れ、内部に満遍なく行き渡る様にタンクをグルグル回し続ける
今回のシーラーは、対策を必要とするタンクがアルミ製なので上部には塗付しない
タンク下部のガス漏れ対策に重点を置くが、薬剤のシーラーは思う様にタンク内を動いてくれない
と、少々疲れる作業だが・・・
そして、ぐるぐる回しながらタンク内を覗くと少し乾きだしてきた
そこで次の出番が・・・
ヒートガンも使って乾きを急がせるただ、ヒートガンは強烈に熱くなるのでシーラーが逆に溶け出す恐れがある(そうなるかは不明だ)
よって乾きが、ほぼ確認できればそのままヒートガンを冷風モードにしてシーラーを固めにかかる
そして、まる一日が経ち、タンク内部のシーラーはカチカチに硬直していた
そして、そのまま固まっている
「う~ん・・・」
ちょっと油断してしまった
ただ、このシーラーは塗りが薄くとも漏れ防御の効果は絶大だ
ここは信じることにしよう
そしてフィニッシュだ
先に加工した真鍮材をハメたコック穴周りに、燃料用液体ガスケット塗布してコックを装着この状態で、また一晩寝かせる
以上がNSUのガソリンタンク、ガス漏れ対策の一部始終だ!
この記事では一連の作業の間が、薬剤の乾燥等でけっこう空いている
だが、ジックリ乾燥ができたのには別の理由がある
それは新たに手に入れた携帯電話が役立った
先日にも書いたが以前の携帯と使い勝手や新たなメニュー等で、まだまだ慣れていない
よってタンク内の乾燥時間は携帯と悪戦苦闘している時間で十分に取れた事になる
久々のWin,Winなる気分だ!
だが書き終わって、今回の記事は読者には「長過ぎる」と、またご忠告を頂くだろう
読者諸氏には諦めて頂くしかない
それは自身が気長に気楽に時間を持て余して過ごしているもんで・・・
すんまへん!
T-PADDOCK630 T/Tatsumi
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