2025年6月12日木曜日

『Bike in the sky』#442 「木曜サスペンス劇場」 開演

年間で最も、うっとうしくなる梅雨の季節に入った

うっとうしいと嘆いてはいるが、適度に雨が降らねば真夏の水不足にも悩まされる

自然とは、よくできたもんだ!

そのよくできた事と、まったく関係ないが「よき友人」が先日T-PADDOCKに遊びに来てくれた

その友人とは・・・
(Nog〇さんの画像を借用)
画像の左に映る白いタキシード姿のチューバ奏者で、ミュージシャンのNog〇さんがその人

「あくまで趣味でやってる」と言われていたが、この画像の撮影場所は、たしか大阪フェスティバルホールだったと思う

そんな名所で常々コンサートに参加するって、なかなかできることではない

そのNog〇さんとは、もう20年ほどの付合いになるだろうか!?

行きつけのバイク屋で遭遇してからツーリングなどにもよく行った

このNog〇さんもバイク好きで一時は何十台?もあったとか!

ただ失礼ながら誉め言葉で、ややゲテモノ?いや魔改造?いや個性的?と言うべきか(笑)

その類のバイクをたくさんお持ちだ!

その証拠に・・・・
このベスパカーはNog〇さんから譲ってもらったが、世間ではゲテモノ扱いだろう

だが、このベスパカーはT-PADDOCKではBeckの次に来るプレミアムカーのポジションにいる

ただ、このベスパカーには面白い縁があってNog〇さんが以前に、オークションで手に入れた

そのオークション入手先の人は、なんと自身の友人であるKin〇氏からだった

そんな事が判明した時の様子を紹介しよう

そのKin〇氏がT-PADDOCKに遊びに来た時、件(くだん)のベスパカーを見るなり・・・

「うん?え~!オ~!・・・これ、僕が乗ってたやつですやん!」

「ここのエイジング掛けたとこや・・・僕が手を入れたとこや・・・」

と、まぁしきりに楽しく騒いでいたことがあった

「世間は狭い」とは、こんな出来事を指すのだろうと、その時つくづく思った

そのKin〇氏もなかなかのアーティストでUSJでのアトラクション設営などの仕事もしていた

そんな昔を思い出しながらNog〇さんとも3時間にも及ぶ楽しい時間を過ごすことができた

あまりに楽しい昔話で盛り上がった所為か、T-PADDOCK来店時の写真撮影を完璧に失念していた

楽しい話題は埒外に置くが、それよりもどうしても写真に撮っておくべき写真を1枚も撮っていないのが問題なのだ

それは当日のNog〇さんが乗って来たバイクだ

とにかく笑かしてくれる魔改造のバイクなので、Nog〇さんにそのバイクの画像を送って欲しいと依頼した

それがこれだ!
港に停泊する豪華客船をバックに映るNSRだ!

NSRと聞けば一瞬、Nog〇さんは「峠族の走り屋か?」と思われるだろうが・・・

よく見て欲しい!

ハンドルのグリップの位置だ!

何か違和感を感じるだろう

そう!ありえない!
あの名車、NSRが・・・アップハン仕様に・・・

後方からハンドル周りを眺めても・・・
「うん!?族車か!?」とは失礼だが、そう見えてしまう

上の画像は、すべてNog〇さんから送ってもらったが自身が「魔改造したNSRをブログで使いたい」と申し出たら喜んで送ってくれた

上の画像、前後のタンクパッドにも注目だ!

なんとLVのロゴマークが入るヴィトン・バッグの生地をパッド代わり当てている

この感性を自身は、どう捉えていいのか!?

自身も一応、服屋として30年ほどのブランドビジネスをやってきたが、このNog〇さんの感性?には昔から悩まされていた(笑)

まぁこれも「個性」と言うのだろう

なんにせよ、自身はNog〇さんという方がお茶目で大好きな人だ!

だた、この魔改造だけは「堪忍して欲しい」と昔から伝えていたが治っていなかった(笑)

そして話題は変わって先週の月ヶ瀬だ

先ず土曜日の早朝、CB77で月ヶ瀬に向かった

ところが、その日はCB77が阪奈道路頂上に近づいた時、突然、愚図り出しエンジンが止まってしまった
なんと言う事だ!(画像は阪奈ではなく月ヶ瀬)

あり得ない!

単なる故障でもない!

幸い停止した所が頂上手前という事で、手押しで反対車線に入り、あとは惰性で阪奈道路の下まで戻ってこれた

そこからはT-PADDOCKまでの数十米を手押しで戻れた

なんともバイク乗りには、あってはならない事が起きたわけだ

そして、明くる日も災難に見舞われそうになる

その日曜、午前中は曇り予報

よってバイクではなくBeckで月ヶ瀬に出かけた

だが、毎度の月ヶ瀬ライダーは雨予報からか、引き上げていくではないか

その数人が残っている中で珍しい方がクルマでやってきた
言わずと知れたNissanのGTR

このモデルはKPGCと言われた型式のGTR2代目だ

巷ではSOHCエンジンのGCにフルチューンをかけGTRもどきにしているのは、よく目にする

だが画像のGTRオーナーのYos〇さんはオリジナルを大切にされる方なのでノーマルだ

当然、話はバイクではなくクルマ談議になっていった
自身はBeckだったが、話は留まることがなく大いに楽しい乗り物談議ができた

そして半時が過ぎた辺りで空模様が怪しくなってきた

よってYos〇さんに失礼をし、月ヶ瀬から引き上げた

その帰りの道中、水間トンネル手前でポツポツと雨が降り出してきた

慌ててBeckを路肩に寄せ、運転席に幌を掛ける

そして再度、走り出すが特に雨が室内に入ってくることはない

ただ、Beckが汚れることに、なぜか可哀そうな感情が沸いていた

そして、なんとか阪奈道路の奈良側の頂上付近に達した時、Beckのエンジンが・・・

以前に発症した「ブスッ、ブスッ・・・」となる、息継ぎ状態で一瞬、エンジンが止まりそうになった

「え~!またぁ~」と思ったが前回ほど重症ではない

一先ず、阪奈頂上も無事クリアしてガレージには何事も無かったかのように戻れた
話題は逸れるがBeckに久々「幌を付けた」と前述であげた

だが、この幌もBeck本体と同じ37年の時を経ている

自画自賛だが、当方のBeckの幌は撥水性も全く落ちずバシッとした感覚で装着できていた

こんな僅かな事でも歳の所為か、感動している

そんな事より、話しを戻してトラブルの原因を探らねば・・・

早速、原因を探るも、またもや燃料系の詰りと判断

だが燃料フィルターは既に交換もしている

よってガスタンク内を調べるも、ガソリンが20L以上入っている

これではタンク内をチェックできない

よって、先ずガソリンを抜く作業から
合わせて25Lほどを手押しポンプを使い、ガソリンの携行缶に移し替えた

そのポンプを使った作業の最中、黒い塊が吸い込まれていくのが目視できた

「お~、まだカスが残ってたかぁ~」

よってタンク内を空にし、真っ白な綺麗なウエスをタンク内に突っ込む

そして長めの極太番線を120°ぐらいに曲げ、そのウエスをタンク内で隅々まで回す

すると、残った少量のガソリンにまみれ、ウエスに付着した状態で黒いカスが回収できた

それを数回繰り返すと最後のウエスにはカスの姿は消えていた

念の為、ガスタンク内をランチ時に合わせて2時間ほど乾かす

ランチも終え、次は初めてのチャレンジを行う
だいぶ乾いたであろうタンク内に新兵器で挑む

それは上画像の様に掃除機の長いホースを外し、細い箇所用のノズルの先端に極太のホースを粘着度の強いガムテープで巻き付ける

そしてホース先端を45°ほどでカットし、タンク内の隅々まで行き渡る様にする

掃除機のスイッチを入れる

すると「ビュイ~~~ン~~・・・」と力強く、タンク内に吸い付いている

初めての事なので5分~10分ぐらいで止めた

鏡に懐中電灯の灯りをあててタンク内を覗く

「お~!綺麗になった?なったか?なったやろ?・・・う~ん!よく見えん!」

これで、また様子を見ることにしよう

だが件のCBが、なぜ突然止まってしまったのか!?

原因に心当たりは、あるにはあるが・・・

その心当たりは、なんとNSUにも感染していた

この木曜サスペンス劇場は・・・「 To be continued!」

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

1 件のコメント:

  1. 2回目の万博並んでいます。
    かっこいい車やバイクをみせていたたきながら、2時間待ちも苦になりません。

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