今回は、この間の3連休の様子を記事にしたいと思います。
早速、10日の日曜日。
冬場は気温も低いということで当ガレージを夏場よりは遅目の朝7時半から8時に出て毎度の月ヶ瀬に向かいます。
しかし、当日は前々日の金曜にT‐PADDOCKガレージ内で作業中、不慮?の事故によりオデコを5針縫う大怪我をしたため、ヘルメットが被れませんのでクルマにて向かいました。
そして、月ヶ瀬に9時半頃到着すると、この寒さの中でも月ヶ瀬信者のバイカーは10台弱、そして下の画像のブルーベンツ達のクルマも先着しており、信者さん達と乗り物談義でひと時を過ごすことができました。
このベンツの所有車の方は、大阪四条畷?在住のM氏。普段はBMWのバイクで月ヶ瀬信者としてお越しですが最近、このベンツがお気に入りとのことで毎週のように乗ってきておられます。
このベンツ、1974年製と伺ったと思うのですが、レストアされたモノを入手され更にルーフを塗り直されたりエンジンのバルブガイドの打ち直しをされたりと、いろいろ手を加えられておりました。
そのエンジンですが下の画像!
エンジンの型式は280ですから2800ccですが、このベンツはストレート6!
いわゆる直列6気筒のビッグサイズが乗っかっておりました。
このベンツの大型エンジンは本来、3500㏄のV型は存在するのですが直6を強引に押し込んだ強烈なマウントレイアウトでした。
オーナーさんいわく、「一番後ろのプラグ交換が大変なんや!」と言われてましたが、なぜか嬉しそうでした。(その「大変なんや」と人に言いたくなる気持ちはわかります。)
とにかく、60年代のアメリカナイズされたテイストのこのベンツ!大人の男が乗るクルマとしてカッコ良かったです。
そして、このベンツは古い車ですが、まだベンツ社?から部品の供給はあるそうで、あまり困らないとの事。
そういった情報をも入手できるのが、この月ヶ瀬詣での楽しいところかもわかりません。
そんな話をしてるところに、以前にも記事にさせて頂いた奈良在住T氏のDUCATI900SSがコンチマフラーの快音を響かせながら登場!
このDUCA、Tさんは新車から所有されておられ、既に30有余年を経て数年前にレストアをされ新車状態に戻されて大切に乗っておられます。
下の画像は、このDUCAのメーター周り。
何とも言えない、気持ちをくすぐられるムードがあります。
この年式のあとからのDUCAのメーター周りは、ムードも消えて無機質なモノへと変貌していく訳ですが・・・
そしてTさんは他にもあと2台?、テイストの違うDUCATIをお持ちで、それぞれのDUCATIの美味しいところを存分に楽しまれてます。
ところが、実は当日の帰ろうとされた時(言っていいのかな・・・)、この900SS!
なかなかご主人様の言うことを聞かずキックを何回も踏み下ろすもエンジンを始動させようとはしておりませんでした。
聞くとレストア後間もなく、キャブレターをウェットブラストにて綺麗にされたそうですが、その影響で加速ポンプ等に不調をきたすようになったとか・・・
それ故、始動時の気温とかも加味して燃料を多くキャブに送ってあげないといけないのですが、ただ多ければ良いというモノでもなく、やはりセッティングが必要と仰ってました。
まぁ、これも旧車ではよくあると言えばある症状です。
しかし、このTさんはメカには相当精通されてますので、無事に帰られたそうです。
ただ帰りは当日の寒さを気にしなくてもホカホカで帰れたそうです。
その訳は月ヶ瀬にきてTさんに聞いてください。きっと笑いますよ!?
そして次は11日月曜、成人の日。
昨日よりはちょっと早めに出発。
今日もクルマで月ヶ瀬詣で!
画像のマイカーで月ヶ瀬到着!
このマイカー!またの名を”Little COBRA”と呼んでます。
このクルマはクルマ好き、バイク好きでも「オッ!メチャおもろいやん!」
また女子から観ても「メッチャかわいいやん!」と言ってもらえることをコンセプトにアレンジしました。
このクルマはSUZUKI Twinという二人乗りで既に生産中止されてます。
それ故、触り甲斐のあるクルマです。
約10年前に走行距離1000㎞というほぼ新車状態で手に入れ、この色を見た瞬間、イメージは「ちっちゃなCOBRAにしよう!」と一切の迷いもなくCOBRA STRIPEを入れようと決めました。
このラインのバランスは本物のキャロルシェルビーが造った”Shelby COBRA”のライン幅やピッチを縮尺した比率にて入れたもので、同時に前後のバンパーも本体と同色に塗り直しました。
そこまでやると、今度はホイールは?マフラーは?となってきます。
そこでまずマフラー!
上の画像のようにマッチョな2本出し!
実は、このマフラーDUCATI MH900eのDeright製のマフラー。
このマフラーは当T-PADDOCK630が所有するDUCAに着けてたのですが、今はそのDUCAにはチタンのRiding House製を着けております。
よって、「ひょっとしたらDUCAのマフラーをひっくり返せば着くのでは・・・」と思い、合わせてみると着きそうな雰囲気!
そこからはT-PADDOCK630の”ウマヘタ技術”を駆使して装着の運びとなりました。
まあまあ、主張はできてるかな!?と気にいっております。
そしてホイール!
これは観て頂いた通り、昔の走り屋御用達!WATANABE!
ただ、このサイズはWATANABEでも”By Order”での生産ということで少々Up Chargeになりましたが依頼することになり、目出度く装着完了!
その他、シートは左右ともRECAROのレーシングシート&SABELT 4点式!
そして、車高は車検イッパイイッパイのローダウンサス!とNardiの小径ステアリング!
という具合にプチアレンジをしました。
とにかく、コンセプト通りには仕上がったと思ってます。
そして本来、軽では味わえない乗って楽しい感覚(コペンなどのオープン車とは違う味わい)は創ることはできたかな・・・
そして当日も毎度の月ヶ瀬信者のバイカーとウダウダ談義をしておりますと
右の初期型ロータスエランが快音を奏でながら登場!
前日のDUCATI900SSと同じ所有者のTさんのロータス!
エンジンとか詳細は省略しますが、このクルマの日本に限っての一番の伝説は皆さんもけっこうご存じと思いますが、”フレーム”にあると言われております。
それは、あのTOYOTA2000GTが開発される過程でこのロータスを購入し、全バラにしてこのロータスのバックボーンフレームを参考にして製作された、というのが最も伝説として語られております。
その後も、MAZDAの初代ユーノスもこのロータスを同様に参考にして大成功を収めております。
とまぁ、すごいし、カッコええクルマです。
特にディティールの一つに私的に「シブッ!」と感じるのが画像でお分かりと思いますが、一般車のホイールにある4穴や5穴にハメるボルトが見当たらないと思います。
このロータス!レーシングカーや同じイギリスの昔のジャガーEタイプなどに使われてましたセンターロック式という、太いシャフト一本に画像のようなホイールの真ん中にある手裏剣みたいなモノで逆回りで締め込むモノを採用されておりました。
そのセンターロックタイプを何気に使ってるオーナーのTさん!
「クルマをわかっとるなぁ・・・」って思います。
と、この三連休の月ヶ瀬の様子を書きました。
しかし、ここ最近の月ヶ瀬は以前とは何か違う乗り物好きの”メッカ”の様相を醸しているような空気感を感じます。
それは、この日の帰りに途中ですれ違うクルマの中にも現れておりました。
数台のアルファロメオの集団が良い音を響かせて月ヶ瀬に向かっておられました。
もっと、このように”味のある乗り物”そして”語りのある乗り物”など五感に響くバイクやクルマがこの月ヶ瀬にきて関西のほんとうの”メッカ”になれば、更に月ヶ瀬が盛り上がるのではと感じた三連休でした。
って、私は月ヶ瀬観光振興会の回し者ではありません。
っていうか、そんな振興会があるのかな?
それでは!
T-PADDOCK630 T/Tatsumi
0 件のコメント:
コメントを投稿