2022年6月2日木曜日

『Bike in the sky』#287 あとがない!

先週末も各所でイベントが開かれていた

その前のCB72のイベントは記憶喪失で行けなかった

その情けなさで今回のイベントは絶対外せない思いから参加はできた

しかし、いつの間にかイベントに参加するという行為以前にイベントの開催を記憶しておくことの方が重要になっていることは情けない

まさに目的の履き違えとは、このことだ

で、参加してきたイベントは3年振りの開催になる「ウェストW1ミーティング」だ

開催場所は名阪、壬生野ICから10分ほどの「阿山ふるさとの森」近くの駐車場にて行われた

月ヶ瀬から駆け付けたが午前の10時過ぎぐらいと少し早かったのかW1は5,60台しか集まっていなかった

それでもW1のミーテイングに集まる台数は半端ない
それだけW1というバイクが今も健在で全国各地に生き残っているからなのだろう

それは壊れないバイクという証でもある

そしてイベントの回を重ねるごとに気のせいかW1に手を加えられているライダーが増えたような気がする

その数台を見てみる
ややアーミー掛かった色合いのメグロK2仕様?なのか、雰囲気の統一感は良かった

1960年代の白バイ風W1S

1969年の輸出用 W2TTの後期モデル

W1Sのカフェ風

メッキタンクを軸にサイドカバーまでメッキをかけたW1S

月ヶ瀬にも、たまにお越しになるFuk〇さんのWだ

その奥に映るのも先ほどのW2TT仕様と同じWでテールランプはウェリントンかな?

そして
W1Sにロケットカウルとシングルシート、フロントにショートフェンダーやテールランプも同じくウェリントン製を纏いサイドカバーレスにしたW

そして対米仕様に合わせた1967年のシングルキャブのW1

前後のフェンダーも当時の深い重たいままを再メッキをかけられオリジナル度が高い

翌年には軽量化も図られたツインキャブのW1Sが発売された為、短命に終わる

しかし、このW1が出た当初は国内で最大排気量だったことが話題を集めた

自身はまだ中学2年か3年生の頃の話しだ

当時のカタログをネットで見つけた
(FB画像から)
「王者の貫禄!世界のオートバイ」と謳ったキャッチコピーが時代を感じさせてくれる

(FB画像から)
走行性能をイラストにして最大を誇りたかったKawasakiの思いを感じ取れるが、この年の前後でHONDAのCB450は同等の性能、もしくはそれ以上の瞬発力で人気を博していた

そして1968年から69年で、あのCB750が発売されるや否やKawasakiに留まらず世界のバイクメーカーが打倒CB750に向かっていくのである

W1はメーターもセパレートではないCB72同様、水中メガネタイプの一体物
しかし今の時代では、ガンガン攻めずともドコドコ感をシングルキャブでジックリ楽しむのもいいと思う

とにかく壊れないというのは大きな強みであるし、これだけ多くの台数が今なお元気で走っているというのはCB750の伝説に勝るとも劣らない乗り手の矜持にもなる

他のWでは
フロントをアールズタイプにしたサイドカーだ

アールズフォークは使われていないが、見た目のカーとのバランスはいい

サイドカーは他にも
メグロK2につけたサイドカー

本体、側車ともテイストのバランスがぴったりで、なかなかだった

また当日は別の所でもイベントがあったようだ
(Ike〇さんのFB画像から)
カルマンギアのミーテイング

そこに参加していたのは知人のIke〇さん

ややターコイズ系のライトブルーのカルマンで参加されていた

そして、その横にベスパと共に立っているのは

月ヶ瀬でも最近、お馴染みになってきたHin〇さんだ

当日は真夏を感じさせる気候だったが、なぜかモッズコートとこのベスパはセットアップらしい

セットアップでは外せないということだが、この暑さでは人間がもたないのでは・・・

たしかにファッション性が高いバイクにも、ある種のドレスコードはあるのだろう

ではあるが気候にも合わせないと身体的にはNo Wayと思うのだが、その勇気には頭が下がる

また三重支局では
(Off 1jpさんの取材記事を転用)

先月の22日、「いなべモータースポーツランド」にて開催された「44キッズクロス第3戦ヒート1」を支局長の長男が制した

またヒート2では
(Off 1jpさんの取材記事を転用)

支局長長男がヒート1に続きヒート2でも独走状態でトップと思われたがラスト2周で転倒

功を焦ったのか,、あえなく7位でゴールだった

ゴール後は毎度のギャン泣きだったようだが総合では3位に入ったようだ

まぁ転倒するほどしっかり攻め込んだ走りは称賛に値するが後に活かせられる教訓も学んで欲しい

人生と同じだ

話しが飛ぶが、ジジイが人生を語るとどうしても長い付き合いなモノが生まれる

その長いモノでT-PADDOCK630では、最近よく登場するBeck550が手に入れてから30年以上か、それ以上の年月を経てきた

その長さゆえか、数年前から加速してアクセルを離すとマフラーからパンパンとアフターファイヤーが起きる

燃料が濃い状態だが、今までよりさらに低速域でやや燻ぶってる感が出たした

現行車とは違い走行距離も63,000kmと、そろそろ各所に不具合が出てもおかしくない

電装はMSDを軸にコイル、デスビー、コード類を新品に替えプラグもイリジウムに替えて火花はバリバリに飛んでいる
よって、ここはSOLEXキャブのオーバーホールをキチっとすることにした

事故に遭う前に一度、OHはしたが不十分だったようだ

そこでキャブレター専門の山之内さんに預けることにした
今、山之内さんではお客さんが圧倒的に業者が多くなっているようで3カ月以上を待ってもらっているそうだ

まともやBeckは待機状態になるが、これから梅雨入りとその後が猛暑になることを考慮すれば今が出し時だろう

慌てない慌てない

人生は長いんやし・・・

うん?

待てよ!

俺の人生、あとはそんなにないぞ!

「山之内さ~ん、あとがないんで急いでもらえますかぁ~」

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

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