2024年9月12日木曜日

『Bike in the sky』#404 今回は短いぞう~!!!

先週の「Bike in the sky」は自身が言うのも、おかしな話だが長すぎる内容だった

よって、今回は手短に済ませたい

先ず毎度の先週土曜日の月ヶ瀬

早朝と言っても朝の7時半を回っていただろうか

当日も暑さゆえライダーは少なかった

その中で皆が引き上げていった後に残った2台のバイクが目に入る

まず1台は・・・

Iwa〇さんのHONDAのツアラーだろうか

750ccで、なんとオートマなのだ

当然クラッチレバーはないが自動変速で普通のバイクに乗っている感覚は味わえるらしい
また装備も工夫されている

上の画像を見ていると普通はハンドルとシートの間はガソリンタンクと決まっている

だが、そこはガソリンタンクではなくヘルメットなども収められる収納スペースとなっている

ではガソリンタンクは?というと、シートの下にキャパが16Lのタンクが収まっているのだ

終のバイクはこんな感じが自身にはいいのかな!?

また、もう一台のバイクも楽しそうだ
OkaイチさんのSWM?

一見、フロントのデカいディスクや車格から250ccと見間違えたが、なんと125ccの軽二輪なのだ

見た目は完全にDUCATIのような走りに徹したモタードのように思っていた
だが、これであれば軽量ゆえ、終のバイクとして候補に入りそうだ

な~んて、言っている場合ではない

ガレージでは修理待ちのバイクがあるではないか

手短な話題のメインはRT1のその後だ

NSUから被害を被ったRT1だ

ガスタンクを凹まされて気落ちしているところにキャブのOH後も今一な状態だ

何が今一なのか!?

せっかくキチっとキャブのOHをしたので軽く走行テストを試みた

スタート段階ではOHの成果が明らかに感じ取れ、勢いよくダッシュもできた

そして長いストレートでも安定して走れ、またその最中に減速、加速もコなしていた

そんな感じを10分~15分ほど経った辺りだろうか

突然、「ブ、ブ、ブ、ブ・・・」と、エンジンがストール気味になり出した

「えッ?何?何?・・・」

急遽、アクセルを戻し回転を下げるとエンジンは、まだ低速域だが動き始める

だが、アクセルを開け直すと「ブ、ブ、ブ、ブ・・・」と症状は治らない

明らかにキャブのセッティングがおかしい

よって騙しダマしの状態でガレージに引き上げ、原因を探るが・・・

症状からしていろいろ考えられるが、ここは昔の格言通り「触った所を疑え!」から始めた

先ずフロート調整

サービスマニュアルでは12.5mmとなっていたが、これでは油面が低すぎているようだ

よって上画像のように10mmとした
だが、これでは逆にオーバーフローで走りもおぼつかない

よって、その中間あたりにセッティングをしたが、あまり改善は感じ取れない

となると症状からして二次エアーを吸い込んでいる可能性が出てきた

その箇所で思い当たる所と言えば・・・
キャブとエンジン側の吸気口の間にインシュレーターがある

そこにキャブを装着するわけだが上画像のようにインシュレーターにキャブを着ける際、ナットのワッシャーをスプリングワッシャーにしていた

だがスプリングワッシャーだと締まり過ぎてキャブに歪みが出ていた

それを平ワッシャーにして臨むと、今度は緩すぎたようだ

そんな事を繰返して更にハッとしたことがキャブとインシュレーターの間にある30mm以上はあるOリングが怪しくなってきた
このOリングは以前にネットで探したが、実は厚みが1mmほど太い

この1mmがシール材を着けて装着しても微妙に隙間ができた可能性があるのではと考えられる

よって以前のOリングに換えてみることにした

さて結果は・・・

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2024年9月5日木曜日

『Bike in the sky』#403 異常気象と異常二輪と・・・異常長話

「超巨大な台風がやって来る」と先週は身構えたが・・・

だが近畿地方、それも東大阪市は、まっこと何事もなかったかのようで拍子抜けした

他方、九州南部では被害は甚大で関連死の方もおられたり、手放しでは安堵できなかった

その台風前夜にはT-PADDOCK630ガレージは超大ごとが起きていた

その原因を作った張本人、いや下手人、いや迷惑バイクは・・・

このNSUなのだが・・・

朝起きてガレージに出社?した時に目に入った光景は・・・

見た瞬間、凍り付いた

その出来事が先週の記事の終わりで上げた悲鳴だった

この起きた現象を説明するにも、表現が難しい

事件前日のガレージを退社?した時の様子は・・・

こんな感じで整然とバイク達は並んでいた

その中の下手人バイクにスポットを当てると
NSUの左にCB77が並び、その左にRT1が並び・・・となっていた

ところが翌朝見ると・・・

言葉を失う有様が目に飛び込んできた

残念ながら気が動転していて、その現場の写真を撮ることを失念していた

問題の当該NSUは元々レーサーであったことから市販バイクにあるスタンドはサイドスタンドを含めても無かった

それでは街乗りには困ることからサイドスタンドだけは後付けで装備した
これが、その後付けの原チャ用サイドスタンドだ

今回の事件が起きるまで、このスタンドは長年、なんの問題もなかった

だが、このスタンドの弱点が、まさかのまさかだった

NSUをサイドスタンドを立てない状態で真後ろから見ると・・・
当然ながらタイヤは床面に対して直角に見える

サイドスタンドを立てた状態では
垂直から左に15°そこそこぐらいで傾斜している

真横から後輪のタイヤを眺めると・・・
タイヤの高さはリムの外周端から約65mmほどだ

この65mmが、もし朝になってタイヤのエアーが、すっからかんになっていれば何mmになっているだろうか?

だが先ず、そんな心配をするライダーはいないだろう

ところが、それが現実に起きたのだ

朝、ガレージを見た時・・・

NSUは昨晩、ひとりでは寝れなかったのか正面から見て隣のCBに添い寝するように、もたれ掛かっている

そのCBも、まだ眠りからさめないのか、隣のRT1の肩にもたれ掛かっていた

人に例えれば、こんな感じの様子だった

要するに将棋倒しの様相で3台が斜めに傾いていたのだ

幸いにもRT1が斜めになっても更に隣のセルペットは踏ん張って垂直をキープしていた
そこには更にセルペットの横に不動の王様チェアがドンっと居座っていたお蔭だ

もし、王様チェアが無かったら、さらに横にあるショーケースのガラス戸をセルペットが粉々に破壊していただろう

だがNSUはCBとRT1にはキチっと傷跡を残したではないか

先ずCB
昨年の転倒後にやっと手に入れたフロントフェンダー

そのフェンダー前部に2か所のエクボ程度の凹みができてしまった

これなら修復も塗り直しで何とか凌げそうだ

だがRT1は、そうはいかない
ガスタンク左上部にCB右ミラーの角が当たったのか、大きなエクボになっている

「なんてことだ!」

せっかくRT1のガス漏れ対策も終えたところだったのに・・・

自身で言うのもなんだが気落ちは如何ばかりか!?

長い人生、また長いバイク人生においても、こんな事は初めてだった

だが、そもそもなんでこんな事が起きたのか!?

倒れているバイクを順次、起こそうと先ずNSUを途中まで起こしても、また直ぐにCBの方に倒れようとする

「うん?どうなってる?」

NSUのリア周りに目がいった瞬間・・・

「え~、パンクしとる~」

「それが原因で、他の2台を巻き込んだんかぁ~!?」

その瞬間は「なんでこんな事が起きんねん!?」だった

要するにNSUの常時はリアタイヤに空気が入っているのでNSUは左に傾斜している

だがリアタイヤのエアーが抜けたことでリアの車高が下がる

その結果、車体は右に傾き、更にサイドスタンドが車体の左下から右上に押す格好になりCB側に倒し込んだと推察できる

で、その肝心のNSUのリアタイヤから、なぜ突然にエアーが抜けたのか

将棋倒しになる当日や、または前日に「NSUを乗った」とかであれば、その際に細いクギなるモノを踏んで徐々にエアーが漏れ出した・・・と想定される

だが、ここ数週間、いや2カ月は乗っていない

ブツブツ文句を言っても始まらない

早速、原因究明にかかる

先ず最初に疑ったのが
タイヤチューブのバルブだ

だがチェックしても異常はなかった

同時にタイヤ表面も目視で点検するが問題点は見当たらない

とにかく上記のチェックをするにもコンプレッサーでエアーを入れるが「シュ~~・・・」と、どこからの漏れかは分からない

ただ漏れ音だけが、聞こえるだけで全くエアーを入れることができない

となるとタイヤをバラシて中のチューブを見るしかない
何度やっても毎回、NSUのリア周りは手間がかかる

タイヤを外して
なんと、このチューブ、3か所もパッチを貼った修復跡が残っていた

と言っても自身が修理したのだが・・・

そして、修復したその内の一か所からエアーが漏れていた

それを見て「う~ん・・・」と唸るしかないのだが、なんか釈然としない

だが、結果として漏れは漏れだ!

ここは、そろそろタイヤも替え時に近づいているので、合わせて新品をオーダーしようとネットを検索した

なんと今時のタイヤは・・・チューブは・・・

「べり高」を通り越して狂乱価格だった

そんな事でガレージのストックを確認したら修復跡が1か所の同サイズのチューブがあった

早速エアーを入れ・・・しばらくの間、ランチを挟んで待機する

結果は合格

だが次の作業でチューブをタイヤに入れ、タイヤをリムにハメる時・・・

滑らかにハメる為にビードワックスをタイヤの淵に塗布する

ところが、そのビードワックスが異常なのだ
ワックスの蓋を開けてビックリ!

ワックスの1/3ほどが溶けて液状になっているように見える

過去にも何度がワックスを購入しているが夏場は少しは表面が溶けた様な現象はあったが、ここまで溶けた事はなかった

この現象を見て、先ほどのチューブの修復跡からエアーが漏れる原因が特定できたように思う

それは今夏の異常な高温が影響しているかもしれない

冒頭の超大型の台風しかり、世界各地の異常気象などなど・・・

どちらにしても乗り物の修理は気候の所為にはできず、キチっと治さなければならない
一応、時間もおいて漏れがないかチェックしたがクリアだ

さて今回の事件でNSUのスタンドをどうするかは要検討だが、一先ず就寝場所は
最も奥座に近い所に移動願った

そして次の作業は楽しい作業だ!
先週には上のシェルパKLが普段の足としても楽しいと綴った

そのKLの「キーシリンダーも治って」と上げたついでに・・・
「Kawasaki」のクレジット入りスクリーンも交換した

その「Kawasaki」から
「OLD SKOOL」に変更

この「OLD SKOOL」のステッカーは、とっておきのバイクが見つかれば貼りたいと思っていた

それは、このステッカーを手に入れた店が、なかなかだったことからだ

その話はまた長くなるが、とある会社が「北米に進出したいので、その場所の候補地に帯同して欲しい」と約10年ほど前に依頼を受けたことがあった

それでシアトルを皮切りにシカゴ、NY・・・そしてテネシー州のナッシュビルを回った

その最後のナッシュビルは音楽の街で有名な処だが、どちらかと言うと田舎町だった

だが何気に街をリサーチしていると、らしからぬハーレーショップが目に入った

ちょうどクライアントが「ランチにしましょうか!?」となったので、自身は「ちょっと自由時間ください」と単独行動にでた

そのハーレーショップで見つけたのが上画像の「OLD SKOOL」などの変わったスペルを使うステッカーやグッズなどのショップだった

「OLD SKOOL」は単純に「オールドスクール」と読むのだが本来、スクールは「SCHOOL」と書く

だがアメリカの田舎では、いわゆるスラング(俗語)として、ちゃんとしていないスペルも遊びで使われている

硬く表現すれば「古典的」とも言われ日本の平安時代の言葉に近いかもしれない

たぶん間違っていると思うが・・・

で、その「OLD SKOOL」

直訳で「古い学校」や「出身校」とか訳すが、スペルの「SKOOL」から意訳すればハーレーショップにあったことから「古き良き」と訳す方がしっくりくる

そんなお気に入りのステッカーゆえ今回、近頃お気に入りのKLに貼ってみた次第だ

そしてステッカーだけでは、つまらないのでスタイルも、また変えてみたくなった
先ずKLを丸裸にして

そしてバイクの顔にあたるガスタンクを交換が・・・
ガスコックをオリジナルから外して装着

だが、そのタンクを乗せるが・・・
コックがキャブレターに干渉してチョークレバーが若干引っ掛かる

よってタンク後部に厚切りゴム材を加工してタンクの尻を上げた
おかげでタンクは水平になった

つづいてシートだ
このシートも以前にKLに着けていたが再度、出番がきた

ただ以前に作ったシートステーが見つからず、改めて作ることになった

その流用元は・・・
転倒した時のCBのフロントフェンダーからだ!

そのフェンダーのフロントフォークに着けるステー部分をカットして使用
何かに使えると思い、保存していたがやっと出番がきたようだ

そして
左サイドのバッテリーカバーも以前に使ったモノを出してきた

さらにKLのアキレス腱かどうかわからないが、乗ったあとの1週間ほどを長時間を放置しているとバッテリーが上がってしまう

ハンドルにある「キルスイッチ」をOFFにすれば上がる事がないのかと、キーをONにしてエンジンをかけずキルスイッチをOFFにした

だがライト類は点いたままだ

やはりキルスイッチはエンジン停止だけの装備だ

よって手製のキルスイッチを着けた
乗らない時はバッテリー端子のマイナス側ターミナルを外しておけばバッテリー上がりは防げる

だが「いちいち外しては繋げ・・・」では面倒くさい

よってマイナスアースとの間に画像のスイッチを介入させた

ただ、こいつはオリジナルのキルスイッチとある意味、逆をいくパターンで手製キルスイッチをONにしエンジンをかける

その状態で手製キルスイッチをOFFにしてもエンジンは止まることはない

と言うことは、このKLはバッテリー点火ではなくマグネット点火なのか?

とした場合、バッテリーが上がってもエンジンはかかったままで走れるのか?

例えばT-PADDOCK630のRT1はマグネット点火ゆえバッテリーは無くても走り続けることはできる

だがライト等の装備が非常に軽備ゆえに可能なのだ

ただKLの場合はと言うと一般のバイクと同様、常時点灯で街乗りも考慮して造られている

よって、この推論は何とも言えない

その前に、自身のKLだけが「1週間も放置しているとバッテリーが上がってしまう」問題を調べなければならない

そんな稚拙な能書きを綴ってきたが
以前のKLカスタムと見た目は、なんら変わらないが自身にとっては、けっこう大きなカスタムになっている

勝手な思い込みだが、この雰囲気は1970年代の中期頃を彷彿するスタイルなのだ
まぁ~ただの自己満だろう

もはや病気だ!

T-PADDOCK630 T/Tatsumi