2025年3月6日木曜日

『Bike in the sky』#428 はい、チーズ!

いよいよ!バイクに乗るには最高の季節がやってきた

その始まりが、この3月なのだ

バイクの待ち遠しさは秋より、やはり春だろう

そこには冬場の寒さや凍結などで、バイクに乗れなかったストレスが溜まっている所為かも

早速、その3月の1日に月ヶ瀬に行ってきた
乗り出したバイクはW1S

このW1はFCRキャブからノーマルキャブに戻して久しいが、アイドリングが今一つだった

また、しばらく乗っていない時の始動時もキックの回数が多く、少々手こずり気味だった

そんなこともあり、せっかくの春のバイク本番に合わせ、前日にキチっとアイドリングのセッティングを、し直した

FCRのセッティングより原始的?だが基本は同じ

だがノーマルキャブで走っていたのは24,5年前

その時の状況などは綺麗に忘れている

ただ当時で覚えていることは、ノーマルキャブに問題がなかったということ

しかし24,5年前の当時「W1S用のFCRが出た」というニュースを見た

そのニュースを見た途端、すぐさま発注をし、手に入れた

ただ、その時はFCRを装着してからのセッティングに相当、時間を要したことだ

そこにはポン付けでFCRが着くと楽観していたが、なんのなんの!

完璧なセッティングに落ち着くまで相当に時間を取られたのだ
FCR発売元「BITO R&D」の現場スタッフさんと適合するFCRのニードルや各ジェット類に辿り着くまで、何度も電話で対応してもらった

当時は自身も仕事は現役バリバリだったゆえ、土日しか時間がない

その土日にFCR装着のW1を阪奈道路でテスト走行を繰返するが、テスト後にインプレッションをBITOさんに説明し、新たな部品を送ってもらう

そして次の土日に届いたパーツを取付け、また試乗をする

この展開を二度ほど続け、やっとベストマッチになった

元々のオリジナルのW1Sは最高速が185km/hとして販売されていた

ベストマッチになった当時、自身のW1はFCR装着で「W1の国内最高記録、〇〇〇km/hが出たのでは!?」と、ほくそ笑んでいた

そんな懐かしい思い出に支配されていたため、20数年後の現在はノーマルキャブの調子を戻すのに四苦八苦になったということだ

で、キチっとセッティングが合ってるかを観るため、冒頭の月ヶ瀬に乗り出したという事だ

その月ヶ瀬までの道中は中低速の速度域で走る為、FCR装着時となんら変わらない安定感は戻っていた

その証拠に月ヶ瀬お茶屋前の駐車場からの帰り際、時間が経ってからもキック一発でエンジンは始動した

そのエンジンが一発でかかった瞬間、月ヶ瀬のメンバーからも「お~!」と声が上がった

そこには昨年来、自身が乗り出したRT1でキックを10回ほど踏んでも、またW1も数回踏んでもエンジンが目覚めない事があったからだ

それ故、「お~」という声を聴くと心の内は「ドヤ顔」になっている

だが、そもそも当該W1のキャブをFCRから、なぜノーマルに変えたのか!?

それが時代のミステリーだ!

また今回の月ヶ瀬当日には、Mr.RyanがN-VANにてやってきた
遠方にてオフロード走行を楽しむ為にバイクを車載

大方の人は、N-VANを知っているがMr.Ryanの乗り方(使い方)が直球で楽しそうだった
とにかくN-VANは「バイクを積むだけ用に徹した」と、いうような使い方

荷室後方には・・・
一般家庭で使われる洗濯物のソックスなどを吊る、物干し具もグローブ吊りに化けている

また下画像は、これも「なるほど!」と思った使い方になるのか・・・
バックゲートを上げた左支柱に落書き?

ではなく、イベントに出かける際「忘れ物が無いか!?」の備忘録

いわゆる「チェックリスト」だ

日本人はクルマに、あえて言うが何かを書き入れるなどは、まずやらない

ましてやマイカーともなれば、なおさらだ

それをMr.Ryanに尋ねると・・・

「忘れ物がないか、さっと確認できて便利ですよ」と言う

たしかに「なるほど!」と割り切ればその通りだ

「勉強になりました」と、お礼を・・・言わなかったが割り切りの勉強をさせてもらった

そして月ヶ瀬から戻った当日の午後には・・・
T-PADDOCK630に集合で集まったお客様

ご近所の左から毎度のIshi〇さん、そしてK・Yam〇さんと大和高田のHin〇さん達

いったい何をする為に集まったのか・・・

先ず、このスクーターを見てからだ
1981年発売のSUZUKI ジェンマ50

その二代目だろう

ディティールを観ていこう
超アナログなメーター廻り

フロントには・・・
「Gemma(ジェンマ)」とある

1980年代初頭のスクーター、ジェンマのテレビコマーシャルでは1960年代放映のマカロニウェスタンで活躍した「ジュリアーノ・ジェンマ」が起用されていた
(マカロニウェスタンとはイタリアで流行った?西部劇からそう呼ばれた造語)

そのジュリアーノ・ジェンマの「ジェンマ」にあやかって?かは不明だ

また上画像のフロントレッグシールド前方左には「Super DeluXe」のシールが貼られている

この「Super DeluXe」という表記は、そもそも1980年前後のクルマに多く見られたグレード名を表していた

他にも「エクセレント」や「ラグジュアリー」「ロイヤル〇〇〇」などなど、当時の巷のクルマでは、よく見かけた

それを原チャに使うとは、鈴木さんらしい

同様に1980年前後の名残りは・・・
テール部を見ても時代感が、まざまざと蘇る

それは、この辺りの時代では、たしか安全基準の影響があったとされる

「後方からの視認性を上げるため」と、やたらデカいレンズを使ったクルマはよく見た

代表格は「ブタケツ」と呼ばれた「日産ローレル」だ

しかし個人的にはバックスタイルはローレルより当該ジェンマの方が、まだ「お品」が良い様に思うのだが!

それは、ともかくスタイルが・・・
エッジも効いて秀逸だ

で、ちょっと自己満的に・・・
昭和の良き時代の雰囲気で・・・

と、ガラクタを集めて無理やり「はい、チーズ!」

「う~ん・・・」なんか、今ひとつ

いや!今三つなアンバランスなミスマッチだ!

とにかく今の時代で見れば、このジェンマはまさに和製ベスパだ

で、話を戻してこの和製ベスパのジェンマが、どうしたと言うのか

先の画像のHin〇さんからIshi〇さんに・・・

という事で、しばらくジェンマ君はT-PADDOCK630で預かることになった

こうして当、T-PADDOCK630を活用してもらえるのは真ッこと嬉しい

自身がT-PADDOCK630ガレージを創ったのは、こうしたワイガヤ感覚でバイクのみならず乗り物を触りながら・・・

そんな子供じみた事なのかもしれない

また、その時代背景を懐かしむと同時に楽しむことにもある

今夜はよく眠れそうだ!

T-PADDOCK630 T/Tatsumi