初日の土曜日の天候は雨予報だったが、なんとか曇り空でバイクには乗れそうだった
こんな時は「どこでもバイク」のKLシェルパが最適解だ
早朝5時半に起床
朝ごはんを食べ、6時半頃にはガレージを出発
途中、般若寺のセブンイレブンでモーニングコーヒー
そして涼しい季節感を感じながら月ヶ瀬には7時半過ぎに到着
だが、月ヶ瀬に到着してビックリ!
なんと誰も、おれへんがな!いったい、何が起きたのか!?
少し路面は湿っていたが月ヶ瀬ライダーが、これぐらいで走らないヤワな連中ではないとは言え毎度のメンバーが誰ひとりいないと言うのは、なんとも淋しい気持ちにさせられる
よって30分ほど、休憩して帰路についた
そして明くる日の日曜は、先週にガスタンクの錆取り&コーティングしたBeckででかけた
そのBeckの前日は・・・
前回の作業でガスタンクからキャブレターまで、ガソリンは完全に抜かれているそこに先ず3Lの少量のガソリンを入れ、エンジンを掛ける
メインの駐車場は早朝組のバイクで埋め尽くされていた
昨日の自身だけの“ぼっち”とは、まったく違った風景だ
その日は珍しい方が来ていた
そのバイクで山口県から時折、関西に戻って来られるKit〇さんだ
だが3L程度の給油ではセルが回る時間は「少しかかるのでは・・・」と思っていた
ところが、セルボタンを押して僅か1秒ぐらいだろうか、すんなり掛ってしまった
そんな瞬間は、ヘッポコ整備士にとっては常に「よっしゃー!」となる
それは作業がキチっとできている証となる嬉しさの表れだ
そしてガスタンクからキャブまでのライン上にガス漏れ箇所が無いかを確認後、さらにガソリンを3L追加で入れる
これで一晩、寝かせて明くる日にガス漏れ箇所が、どこにも無ければタンクから全てを本組にする予定だ
明くる日はガスフィルターの出入口双方を含め、すべての箇所に漏れは見られなかったそして本組後、残っている10Lほどのガソリンを入れて月ヶ瀬に向かった
さらに、いつもの阪奈道路のスタンドでもタンク容量の80~90%までさらに給油した
月ヶ瀬までの片道、約50kmはトラブルも無く気持ち良くBeckは走ってくれた
月ケ瀬に着いて・・・
当日は前日と違って、それなりに月ケ瀬ライダーは来ていたがBeckは第二駐車場?に止める月ヶ瀬では第二駐車場はアウェイになるイメージだが、やむを得ない
だが・・・
昨日の自身だけの“ぼっち”とは、まったく違った風景だ
そこで昨日の“ぼっち”になった経緯を確認した
それは早朝組の数名だけによる「原二ツーリング」で和歌山白崎海岸公園まで行ってきたらしい
それを聞いて「やっぱり、まだまだ若いなぁ~」と、老いを感じさせられた
そんな話で束の間の時間を過ごし、月ヶ瀬から帰路につく
だがこの後、Beckに災難が訪れるとは、自身はこの時点では全くもって知る由もない
月ケ瀬お茶屋から「水間」廻りで帰ろうと長閑な、気持ち良い道を15分ほど走った、やや登り阪あたりで・・・
登りゆえ、アクセルを軽く踏み込みだした、その時・・・
バスッ・・・バスッ、バスッ・・・とエンジンが大きく息継ぎ・・・
「えっ!なんで!?」
この時、タコメーターを見ると針は大きく上下に振れて不安定
そしてインジケーターランプは全て赤に点灯している
さらにエンジンはバスッ、バスッ・・・と今にも止まりそうな雰囲気
そして点灯していたインジケーターランプは全て消えてしまいエンジンも止ってしまった
「え~、ウソやろ!?なんでやねん!」と思いながら登りではあったが、空走で道の左端に退避して停車した
この間、僅か10秒ぐらいの時の流れ
こんな状態のトラブルの止まり方は、これでニ度目だ
約2カ月前、コメダ珈琲に忘れ物を引取りにBeckで行った際、同様のトラブルがあった
その際は20Aのヒューズ切れが原因で、ヒューズを交換すれば直ちにエンジンは、かかり帰ることはできた
今回も同様のトラブルと思い早速、インパネ裏側に潜り込み、当該ヒューズを観る「えっ!ウソやろ!?」当該ヒューズは切れていなかった
他のヒューズも確認するも、ずべて生きているではないか
「う~ん、さてどうしたもんか!?」
「原因がさっぱりわからん!」とボヤキつつ、ここでレスキューを呼ぶ事も考えた
しかし、レスキューを呼ぶにしても周りに番地等の目印もなく、且つ目ぼしい建物もない
呼んだとしても、まるで森の中にいるような場所にレスキューが到着するまで1時間ぐらいは掛かる
「さてどうする・・・」と、意外と冷静な自身がいたが思案しながら再度、運転席に潜った
どうしても怪しいヒューズ周りを再度、潜ってチェックをするがちょっとビックリした
それは、いつもガレージで使っているペンシルタイプのライトを握っている自身が居た事だ
まさか、このトラブルを予知して持ってきたのか!?
で、ライトをヒューズパネル周りに当てながら、配線束の周りや裏や、隈なく探していると「うん!?この線は何?」と、明らかに後付けの赤ピンクのケーブルが目に入った
「あっ!これって・・・」
以前、点火系のヒューズが切れた時、リセットボタンを押せばエンジンが掛けられるシロモノとして、Beckのドクターに着けてもらった事を思い出した
早速、そのリセットスイッチ(上画像のライトが当たった所)を押すも全く無反応
何度、試しても結果は変わらず
よって、そのケーブルを辿り根元側を観ると・・・
「うん?根元が外れてる・・・のか?」
おもむろに、そろりと少しづつ引っ張ってみる
なんの抵抗もなくスルスルっと抜けたではないか!?
「まさか!?」
空かさず、キーをONした
「よっしゃぁ~!」
インジケーターランプが点灯したではないか!?
そしてセルボタンを押す
「バババ~ブォ~ン~・・・」と、エンジンが息を吹き返した
こんな瞬間は宝くじが当たったかの様な、極めて快感を味わえる
そして、この場からの帰りは奈良市内までは一応、大人しく走った
市内を抜け阪奈道路に入ると「止まってもレスキューはすぐ呼べる」
よって普段並みの高速走行やシフトダウンもダブルクラッチを踏んでのアグレッシブ走法
結果は、非常に快調で気持ち良くガレージに帰ることができた
今回のエンジンストップ、結論付けはできないが「リセットケーブル離脱」が何らかの影響を及ぼしていると思われる
自身は電気系統は超苦手なジャンルだ
よって、天気の良い日にBeckを主治医に見てもらう事にした
だがBeckも老いた所為か、最近は故障が絶えない
自身同様、老車専用の主治医をもっていて良かったと思える今日この頃だ
そして3連休の最終日も月ヶ瀬に行った
1971年発売、カワサキのマッハⅢ750だ
当時、国内最大の74ps、最高速203km/hを謳って、打倒CB750 に立ち向かったバイクだ
そしてお友達とご一緒に・・・
自身は当日、NSUで月ヶ瀬に来たが、そのNSUと一緒に記念撮影右の御仁がKit〇さん、左がお友達のTan〇さん
またTan〇さんは大人しそうだが、余暇ではサーキット走行を楽しまれる猛者でもあるのだ
よって昔のレーサーであるNSUにも跨って頂いた
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