2024年8月29日木曜日

『Bike in the sky』#402 なんでこんなことが?悪夢だ!

今週は日本列島を大型の台風が縦に串刺すようにやってくる

また各地で大きな被害が出なければ良いが・・・

その台風が来る今週のT-PADDOCK630のバイクは、またまた故障続きだ

先週まではRT1に、ほぼ掛かりっきりになっていたが、そのRT1も、あと一歩で止っている

そんな中でお気に入りのオフロード車、シェルパKL250Gに問題発生

KLは普段の足としても重宝しており、故障で乗れなくなると自身としては大ごとなのだ

旧車道を満喫するには、このKLのような普段の足があってこそ楽しめるというもんだ

そのKLの問題とは・・・

その問題を解決するヒントは、やはり月ヶ瀬にあった

先週、日曜の月ヶ瀬

日曜というのにバイクは少ない

当日は雨模様の予報もあってだろう

だが月ケ瀬の猛者は雨の降る時間帯を調べた上なので、その間隙を熟知している

この日は自身はW1で行ったが
帰り時を躊躇していると・・・

「今、月ヶ瀬出たら東大阪で土砂降りの雨にあたるで!」と言う

「あと30分経ってから出たら雨も通り過ぎて丁度エエと思うわ!」とマジのナビゲートだ

その30分間、月ヶ瀬のベンチ前テーブルは長閑だった
このシーン!

有名茶碗屋の若大将から某空港セキュリティの管理職が何やら〇〇の秘策を享受?されているような光景・・・に見える

内容までは自身は関知しないが、さも情報交換をしているようで日本も安泰?・・なのか

いいや!
商談の中身を少し逸らしてみれば自身は上のZだと思った

茶碗屋に「Zを売ってくれよ」と持ち掛けて「あかん」と断られた管理職のシーンにも見える

たぶん読み間違いだろうが、ありそうなフィクションだ

その茶碗屋さんのZ!

見る度に少しづつリアスポイラーなどを変えていたりで「80年代辺りの走り屋」仕様

そんなスタイルは自身は嫌いじゃない

ただ、このスタイルは今や「族車」と間違えられるので「品」を保つのが重要だ!

また先ほどからの30分間では、当日は珍しいフォーメーションできた二人組
大東市3人組の一人、Ued〇さんのBMW

そして
同じく3人組メンバー、バヤシさんのBMW

だが当日は親分のYam〇組長が不在だった

思わず自身は「親分のパワハラが嫌で二人で来たん?」と尋ねた

すると「いやいや、滅相もない!親分はちょっとケガをされて欠場ですわ!」と言う

その真相はいずこに・・・

だが、当日のバヤシさんは別件で何かあったのか自身に不満をブチまけていた

簡単に言うとBMW購入資金の出どころなのだ

バヤシさんいわく「自分の金で買ったのに嫁はんは『またバイク買うて・・・』と文句ばっかり言いよんねん!」

続いて「俺に文句言うくせに自分の分は、あれやこれや好き勝手に買うとんねん!」だった

聞いてて「溜まってんなぁ・・・」と思った

昔から言われる「バイカーの敵は嫁さん」の格言通り、そのまんまだった

だがこんな会話ができる内は、ある意味、平和の証だろうと思うが・・・

そして、そろそろ30分が経過したその帰り際で・・・
Snap-onディーラーのTog〇さんが、お遊びバイクでやってきた

原車は娘さんのApeと言われたように聞いたが・・・

「娘が乗らんようになったので、ちょっとチューンして遊んでんのよ」と、カリカリ仕様にTog〇さんが手を入れていた

そんな話をしている時に「アッ!KLの事を聞いてみよう」と思った

早速、聞いた

「KLのキーをキーシリンダーに入れ、普段通りにONにしようと回した時、突然、回らんようになったんやけど・・・」

すると、その時の症状と回し方等々を確認してもらって・・・

「あ~、それ、シリンダーにかぎ状の細長いフックを突っ込んで中の爪をキチっとしたら治るで!」と教えてもらったが・・・

手振り身振りを聞いていたが、分かったような分からんような・・・だった

その通りに自身は素直に行動しようと、教えてもらったイメージが抜けない内に月ヶ瀬を後にした

そして、帰路の阪奈道路まで来ると上述の天候ナビゲート通り、それこそマジで雨も止み、路面に薄っすらと雨跡が残っているだけ

今時の天気予報は抜群の精度だという一幕だった

ガレージに戻ってから、ここからが本日のメインテーマ「KLのキーシリンダー修復作業」
上の画像がシェルパKL250のキースイッチだ

このキーを差し込んで、いつも通り右に回すとONになりセルを回せる

ところが、このキーが右にも左にも何度やっても回らない

今まで何の問題もなく普通に回せたのに・・・

そこで今回、ご教示頂いた通りフック状の細い金具を使って・・・
先が30°ほど曲がった丁度良さげな金具をシリンダー内に入れてみた

すんなりとは入らなかったが教えてもらった通り、シリンダー内の爪が引っ掛かかったら、その爪を整えていく
感覚的には爪が引っ掛かったかどうかは何とも微妙だが・・・

なんとか引っ掛かりが消えた様な・・・消えたのか・・・どうなんかな・・・キーを差し込み回した
お~~!回ってNランプが点いたがな~

だが、自身は構造を理解して修復できた実感が全くない

フック状の金具をゴソゴソしただけだったのだ

ただキーが回らなかった時と比べて修復後はキーを差し込んだ時、キーが若干上下に踊る、もしくはゴソゴソ感が起きた印象だ

回らなくなる以前も、思えば確かに若干の踊りがあった感覚だ

だが、このまま乗って良いのやら・・・

そして、このKLでは実は当該シリンダーごと「交換した方が良いかも」とオークションで見つけていた

だが結果的に月ヶ瀬のTog〇さんの教示通り作業?をしてオークションの出番は消えた

だがオークションを捜索中、別のパーツを序でにゲットした

そのパーツとは
上画像は今まで装着していたヘッドライト上部にあったメーター保護のスクリーンだ

元々のオリジナルのスクリーンは数年前の月ヶ瀬で、けっこうな数のライダー達と林道ツーリングが流行った時に破損した

その頃、自身もこのKLで参加したが、お決まりの林道にある轍にフロントが取られ転倒

その際、そのノーマルのスクリーンは透明だったと記憶しているが転倒によって破損

当時はKLを「いつまでも乗ることもない」と考えていたので透明スクリーンの代用は上画像の何かのバイクだったが、リアフェンダーを加工したモノで済ませたまま現在に至っていた

ただ、この在りモノの加工スクリーンは、どのバイクかは未だ思い出せない

だが、KLが自身にとって大事な存在になってくると「在りモノではすまない」と、この機会に探して購入に至った

早速、落札でき先日届いた

付け替えた
以前のモノと同じ黒だが艶消しがいい!

この艶消しスクリーンには上画像の白のヘッドライトが写っているが、そのヘッドライト一式も艶消し黒で付いていた

折角なのでライト一式も黒にしようと思ったが、自身のKLで気に入らないところが一つあって、それが解消しないことにはヘッドライトを黒にする事には少々違和感が拭えない

まぁこの話はまたの機会に

そしてKLの謎でキーが回らなくなった出来事から、またもや別の謎を持つバイクが・・・

次の謎を抱くバイクはNSUだ
何が起きたのか!?

いまだに「なんで?」「どこで?」なのだ

NSUを最後に乗ったのは、ひと月前か長くとも、ふた月ぐらい前だ

その間、NSUはT-PADDOCKガレージのショールーム?から同整備場までの移動で動かしたり、またショールーム内でレイアウト変更で入れ替えたりとしていた

エンジンは掛けていないが、その際は普通に転がしていても何の違和感もなかった

ところが2週間ぐらい前だったろうか、ある日の朝、ガレージで見た光景が・・・

「え~!なんでNSUが・・・」

「うっそ~!NSUがCBに・・・」

悪夢が起きたT-PADDOCK630だった!

・・・つづく。
T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2024年8月22日木曜日

『Bike in the sky』#401 この歳になって素敵な女性に・・・

『Bike in the sky』も401回と500回の大台を目指すことになった

だが、500回となると現在の週1ペース発刊では約22ヶ月を要することになり、生存しているのかも怪しい年月になる

まぁ、気楽に続けるとしよう

そんな自身の先行きが徐々に怪しくなりだした先週の月ヶ瀬

先ず土曜日

ガレージを出発したのは朝の7時前で、やや出遅れたが月ケ瀬が目前に近づいた時、毎度の信者ライダー達が前から1台、また1台と数台が当方に手を振って帰って行くではないか!?

そして月ヶ瀬お茶屋前に着いた時は5,6台・・・いや10台ぐらいか・・・

その数台も、自身一人を残し入れ替わるような形でお茶屋前から帰っていった

「え~、俺、なんか嫌われるようなことしたか!?」

と、疑心暗鬼になり「ポツンと一軒家」ならぬ「ポツンと1台や」を絵に描いたような一幕になってしまった

反対側でも・・・
「ポツンと1台や」のW1S

まぁこんな時もあるさっ!

だがお茶屋の前には珍客がいて、それはそれで癒しにはなった

それは、こやつだ!
まだ生まれて数か月らしいドイツ原産のボクサー犬

やたら人懐っこい性格の女の子だ

名前を聞いたが、たしか・・・レナ?・・・う~ん・・・また忘れた!

とにかく可愛かった!

だが、このワンちゃんが先ほどの月ヶ瀬ライダー達が引き上げていったキーを握っていた

そして明くる日の日曜日
昨日と同じような時間だったと思うが、久々にけっこうな数のバイクが来ていた

お茶屋前の指定席も・・・
久々の珍しいライダーも揃ってミーティング

だが月ケ瀬の常連ライダーも、心なしか年輪が幾重にもなっているように感じる

「そらぁ~、俺も耳は遠なるし、頭もボケるわな!」と、独り言ちていた

そんな時に昨日の一斉撤収に何があったのかを聞きだした

先ず自身から「俺、なんかしたか?」

返答は「いや!暑なり出したから・・・〇△#¥**」

と、意味が呑み込めない

すると「ほんとはワンコの〇〇が△▲△で・・・」と言う

この時点でジジィはさらに脳ミソが「コンガラガッチュレーション」を引き起こしていた

結局、ジジィは「ふ~ん・・・」と、意味が解らず謎と化して話は終わった

そして月ヶ瀬から戻って、その日の午後はガレージにて
つい最近、RT1のガスタンク後部から微妙な滲みのようなガス漏れが発生していた

このRT1もレストアをかけて約35年の月日が流れている

その間、同じ箇所から微妙なガス漏れがあったが、その度にタンクの外からエポキシ系のパテのようなモノで補修をしていた

だが、これ以上同じ作業で漏れを防いでも同じことの繰り返しで埒が明かない

よって今回は35年振りの大修復、と少々大袈裟だが内側、すなわちタンク内部を補修することにした

RT1の購入当時は「花咲かじい」だったか、タンク内を綺麗にする液剤で処理をし、さらにその内部に被膜ができる別の液剤を入れてガス漏れ対策をしていた

その当時は今回使う液剤のような強力なモノは「なかった」かどうかは当時の自身の情報が少なく「見つけられてなかった」かもしれない

今回は少々、お高いが・・・
made in U.S.Aのタンク・シーリング剤を使った

価格よりも目玉は処理方法が至って簡単

液剤を必要な量でタンクに流し込み、数分間、タンクの内側に満遍なく塗り渡る様なイメージでクルクルとタンクを回すだけだ

ただ、このクルクル回すだけの作業は少々コツもいる

特にタンクのガスキャップ周りの上部まで液剤が塗り渡る様にするにはキャップから液剤が零れないような芸当が必要だ

そして幸いにも満遍なく全体に行き渡り、内部を覗いても徐々に固まり出している

その頃を見計らい一晩、完全に乾燥するまで水平状態から少しタンク後部が下がった状態で寝かした

そこにはガスの滲み箇所がタンク後方からという理由だ

明くる日、内部を確認

内部はカチカチの膜で綺麗に補修されていた?・・・と願う!

今回使った上画像の液剤、この230㎖ひと缶で自身はCB77と今回のRT1の2台を賄えた

ここから次はタンクを外したついでに、キャブのオーバーホールとセッティングを再試行だ

先ず気になっていたのがフロート室の油面だ
フロート室のガソリンの油面は零さない様に外して確認したが、やや高いように感じた

そこで正規の油面調整のフロートアームの高さを測る
マニュアルによれば油面の高さは12.5mmとあるが、どうやら経年からか、12.5mmではややオーバーフロー気味だ

これを画像のノギスを当てているフロートアームの突起部を曲げて油面位置を10mmぐらいから調子を見ていく

最終的に・・・になったようだが・・・まだ微妙な感じだ

一先ず組み上げてエンジンにセット
このRT1はDT1と同じでモトクロス・レースに即参戦できる仕様になっていてメンテが非常に簡易なのだ

よって「組んではバラシ」「バラシては組んで」を、いとも簡単に行える

そして液体ガスケットが乾くまで少々の時間を割き、その後テスト走行に入る

時間が経った頃合い、エンジンをかけてみるが当初は、なかなか目覚めてくれない

そしてマフラーから「バッシュ~」と音を立て火が着き始めている感じに・・・

そこで再度キックを踏むと・・・

「パラン、パッ、パッ、パッ・・・パラン、パッ、パッ、パッ、・・・」

以前とは明らかに違う吹け上りで、アクセルを軽く捻ってもレッドゾーンの6500rpmを軽く超え9000rpmまで一瞬で回ってしまう
ちょっとドキドキする高揚感を覚えながらガレージ内にパラ、パラ音が響き渡っていた

そこには実は・・・
上の画像のキャブをインシュレーターに止める13mmのナットが写っている

そのナットに平ワッシャーが挟まっているが実はこのワッシャー、以前はスプリングワッシャーを使っていた

ところがスプリングワッシャーだと、どうしてもナットをしっかり締込過ぎる傾向になる

そうすると今回のオーバーホールで気づいたがキャブのボディに微妙なタワミが生じていた

なぜそれが分かったのか

それはセッティングをしたキャブを車体に取り付ける時、円筒形のスロットルバルブは外して行う方がスムーズにできる

よって、その手順でキャブボディだけを先に取付けた

次にそのキャブボディにアクセルワイヤーを取付けたスロットルバルブを入れようとした時・・・

「うん?」

なぜか円筒形スロットルバルブは、その上部あたりからボディに入っていかない

ここで「ひょっとして・・・」と勘繰ったのが上画像のナットを先にしっかり締めこんでいるためと発覚

案の定、ナットを緩めるとスロットルバルブはすうっと円筒形キャブボディに入っていった

よって、スロットルバルブを差し込んでからキャップをきちっと嵌めてナットを締めた

そしてアクセルグリップを捻るも・・・

「う~ん・・・」心なしか重たい

そこでナットにあるスプリングワッシャーをやめ、平ワッシャーに換えて再度エンジンをかけた

それが上述のエンジンが、かかった時にタコメーターが一気に9000rpmまで上がったと言うわけだ

だが、どうしても平ワッシャーでは心もとない

よって同上画像のナットが緩んだ時、即座に検知できるよう「合いマーク」を入れた

あとは走ってみないと何とも言えない

だが、このRT1は当方に来て35年と言ったが生産からは50年を超えている

そう考えればパーツそのものも同じく50年を超えている

ただ、そのパーツを組むナット等のネジ類は新旧混在になっている

箇所によっては明らかに新旧混在がミスマッチを引き起こしているかもしれない

ミスマッチついでに少々脱線するが50年前、いやそれ以前の70年前の気持ちよさそうな写真をネットで見つけた
(Pinterest、昭和の風景から借用)
ネットには、この女性の笑顔とブリキのバケツから水を放ったフォーム、そして放たれた水の芸術的な放物線、それら三身一体のマッチングが美しいとあげられていた

70年も前に、こんな素敵な女性がいたとは・・・

古くてもマッチングが決まれば美しい絵になるとは・・・RT1も、そうありたい

その70年前と言えば自身も72年前に生を受けた人間だ

その自身は余談だが実は右の膝が時々、ズキッと痛む時がある

早速、近所の病院の整形外科を受診してきた

結果は医者が言うには膝にある皿下の軟骨と言ったと思うが、そこが少し擦り減っているとのこと

医者は「手術をするほどでもないので無理をしないように」と言われシップ薬をもらった

やはりRT1も手術をせずシップ療法で治ればと願うが・・・

って、どこにバイク用のそんなシップ剤が売ってんねん!?

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2024年8月15日木曜日

『Bike in the sky』#400 記念すべき日の記事は深刻だ

『Bike in the sky』という巷で話題のブログも今回で400回を迎える

巷で話題になっている?・・・かは全く関知していないが良くも悪くも400回目とは、よく続いているではないか

ところが、そんな節目の400回と言う記念回にもかかわらず話題が全くないのだ

原因として挙げられるのが、やはりこの異常な暑さの所為と思われる

T-PADDOCK630ガレージは天井も高く外気と比べても真夏も比較的涼しい

だが今年の夏は違った

ガレージ内を少し動くだけで汗がビッショリと噴き出すのだ

そんな事情で作業もしていないゆえ、記事もない

また、お客様がお見えになった時には商談室&展示室は40年前のクーラーを始動させて快適にはなる

しかし、40年前のクーラーゆえに昨今の電気代高騰で電気代も心配だが・・・

さらに月ケ瀬に出かけても暑さ故、ライダーも少ない

その少ないライダーも暑さゆえ、そそくさと引き上げていく

要するに今夏は異常な気温ゆえ、暑い話題はあっても熱い話題はないということだ

そこで熱い話題ではないが、チョロQの作業を少々・・・
先日、チョロQの車検を民間車検場に出してきた

そこでステアリングをノーマルに・・・

車検が終われば・・・
ノーマルから・・・

「NARDI」に戻すのだが、戻してキーをONにし、エンジンをかけ、暫らくするとメーター周りの全てのインジケーターランプは消える

消えるはず・・・

なのだが・・・

一つだけ消えない

そのランプは「AIR BAG」の警告ランプだ

ただ「NARDI」のステアリングには当然ながら「AIR BAG」は装備されていない

そこで「AIR BAG」のサインランプを消すキットを組み込んでいた
早速、ホーンボタンを開けてキットを確認

どうやらランプ側ユニットと点灯を消すプラグ端子の接触が悪そうだ

早速、プラグ端子側をチェック
超極細の端子の片方が極細ゆえにチューブ内で折れていた

早速、ハンダゴテにて修復作業

そしてランプユニットに接続しエンジンをかける

結果は「AIR BAG」のサインランプはサッと消えるようになった

と、今週の作業風景を記事にしたがガレージ内は33℃

ガレージ内は陽が射しているわけではないが、湿度が少々で蒸し暑い

本日の執筆活動のお伴は、下画像の昭和30年頃の我が家にあった扇風機だ
この扇風機は以前にも記事に挙げたが、約70年も前の扇風機を未だに普通に使っている所は、たぶん日本国内ではT-PADDOCK630ガレージ内だけでは?

と自負している

そう思うと昨今の電気製品は「ヤワ」な、ような感じがしないでもない

先日には自宅用に買って、まだ4年ほどの完全自動洗濯機が動かなくなった

説明書も読んでみたが原因は、この夏の猛暑によるモノと考えられた

その日はガレージ内の以前の洗濯機で難を逃れたが、明くる日に再度ヤワな洗濯機を動かしてみた

案の定、普段通りに動いたが原因は暑さに電子部品が耐えられなくなったのだろう

乗り物も昨今は電子部品が多用されている

その電子部品、いわゆるCPユニットなるモノは故障するとユニットごと交換で高額の部品代と修理費用が発生する

しかし、昔の電化製品や乗り物等はアナログゆえ修理も簡単にでき、かつ部品代も少額で済むので、真に質実剛健を絵に描いたような製品だった

自身の様に昭和の隆盛期を過ごした人間は現代の多機能な製品を観て複雑な思いになる

そこには今の世界を俯瞰すれば昭和時代以降の隆盛期で造られた世界の自動車や設備等が現在の温暖化を招いた、また起因したと言っても過言ではないだろう

そんな事を思うと我々世代が大いに反省するべきでは・・・

と、思った今年のお盆だ!

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2024年8月8日木曜日

『Bike in the sky』#399 真夏の出来事

ヤングでないジジィの今年の夏は、やはり応える

先週の記事でも、この土日は「バイクで出かけるのは止めておく」としていた

だが土曜日の早朝を迎えると、意外と涼し気だった

自身と妻は、この夏場の土日は早朝5時前に起床

起きて直ぐ朝食もとらず、妻と日課の散歩で生駒山中腹辺りまで行き40分ほどで帰ってくる

その時の気候観でバイクに乗れるかを判断した

この日は上述の通り涼しく感じたのだ

で、月ヶ瀬までを今回はRT1で詣でた
月ヶ瀬に8時過ぎには到着した

ところがだ・・・
なんと蒸し暑いではないか!?

上画像のバカさんもツナギゆえ、耐えかねてか、早々に引き上げていった

そんな中、少人数になった時
月ケ瀬の貴公子?Mr.Ryanが自身のRT1を撮影してくれていた

そして、毎度のメンバーが引き上げだしてからMr.Ryanは・・・

「今日のタツミさんはバイクとカラーコーディネイトが合ってますやん!」
と、自身をカメラに納めていた(煽てられて笑顔になってるジジィだ)

さらに撮影が続いて・・・

「バイク触ってるとこ撮りたいんで、なんか作業してるフリをしてください」とメチャ振りをしてきた

「え~、急にそんなこと言われても・・・」と自身は、まんざらでもない様子で注文に従っていた
さも、何かバイクの様子を窺う様なフリをしていた

そして次のポーズは「バイクに跨って」と言われ・・・
と、こんな感じで撮影をしてくれたが自身は調子に乗って喜んでいた

ところが、これらの画像を冷静に観ると・・・

「う~ん・・・」

下半身だけを靴も含めて観るとガレージの作業服、作業靴のまんまではないか

おまけにスニーカーのグリーンはトップスの赤とは微妙なコーディネイトだ

まぁ服屋を引退して、すでに10年になる

「良し」としておこう

それより、Mr.Ryanには度々、撮影してもらって自身としては大いに記念になっている

そんな、お礼メールを送ったら・・・Mr.Ryanから

「こんどコーヒーをおごります!」と・・・

「うん?これは誤解している・・・のか!?」

だが、以前にも素敵な画像を送ってくれていた
この画像は、ちょうど2年前に同じくMr.Ryanが撮ってくれたもので大変気に入っている

是非、孫たちにはこの写真で「うちのジィジ!」と、自慢されるジィさんになりたいものだ

ところがだ!

明くる日の日曜、月ヶ瀬には幌をつけて上画像のBeckで行った

バイクは無理でも幌を付ければ暑さは凌げるのでは、と月ヶ瀬まできた

たしかに早朝であったので暑さは、なんとか凌げたが・・・

事件は帰りの道中で起きた

下の画像にはNSUが写っているが、事件はこの道でNSUではなくBeckに起きた
普通では99.999%の確立で絶対と言っていいほど起きることがないトラブルだ

何が起きたのか!?

当初は自身にも分からない出来事だ

帰り道の水間トンネルを抜け、下りのつづら折りカーブも抜けたダム横の綺麗な直線道路に差し掛かった時・・・

右のドア、ヒンジ辺り・・・もしくは右ドアの????

場所が確定できないが、その辺りから

突然・・・「ガチャ、ガチャ、ガチャ・・・ギャン、ギヤン・・・」

と、けたたましい音が突如、自身の耳に襲い掛かってきた

思わず「何が起きた?」と、急ぎ退避場所にBeckを止めた

そしてBeckから降りて疑わしき場所や、その辺りのボディの下も覗いてみたが何も見当たらない

「う~ん・・・」と、途方に暮れていても外気は35℃以上の猛暑越え

とてもじゃないが、この場にいても熱中症になるだけで解決もしない

一先ず、徐行気味で奈良市内に入り、奈良公園を抜けて阪奈道路のGASスタンドまで戻ってきた

その道中、キレイな路面では、さほどガチャガチャ音は出ない

だが奈良県道の独特な?横に走る凸凹や、縦に走る変なうねりの場所では、その異音はゾッとする悲鳴の様にも聞こえ、そんな状態を何度もクリアしていかねばならない

そしてスタンドで再び、ボディ周りや下回り、リアフード内のエンジン周りもザっとチェック

ここでも原因が掴めなかった

そしてスタンドから20分少々でガレージに戻ってきた

幌があったお蔭で暑さは、さほどでもなかったがガレージにBeckを入れた途端、汗が噴き出してきた

よって、ガチャガチャ音の特定はランチを挟んで昼からになった

その昼からは工業用の大型扇風機をBeckに向け、ガチャガチャの原因探し

その原因は直ぐに見つかった!

ありえない!

うっそやろ?

この作業した奴はバカか?

まぁ、こんな罵詈雑言しか言葉が見当たらない

それは
上の画像はリアフードを開けた所の後輪の左ショックのアッパーマウント部分

フレームから垂直気味に立つ円柱にショックのアッパーはHEXボルトで貫通してホールドされている

この時点で上の画像のアッパー部は間違いを犯している

その画像をよく観るとHEXボルトの頭側には抜け止めのワッシャーがない状態だ

ところが右側のショックは・・・
なんとショックのアッパー部分は衝撃吸収ゴムを残してフレームの円柱から完全に外れているではないか!?

「まさか!・・・」と、何度も目を凝らして確認しても間違いなく外れている

このショックは実は今年の4月に換えたばかりだった

その時の記事は以前に当ブログ♯384で、さも自身が交換したような雰囲気で掲載していたが実は違ったのだ

リアを尻高にするため、それに合うショックを探していた

その合いそうなショックが見つかったとの連絡をもらったので車検と併せて交換も依頼した

その4カ月後が、今回の重大インシデントにもなりかねない出来事というわけだ

早速、長年Beckがお世話になっているところに連絡をして事の経緯を説明した

そのReアクションは期待していなかったが欲しい答えは・・・

「なんでショックのアッパー部外側に抜け止めのワッシャーをカマさなかったのか」だった

返答は

「ワーゲン用のショックだったことから、そのまま購入ショップに取付も依頼した」と!

だが再度、アッパーが外れた上画像を観るとワッシャー2枚は全てマウントの内側にある

本来ならショックのアッパーを挟んで1枚づつワッシャーが配置されていればボルトから抜ける事はなかったと思われる

その旨もワーゲンショップに確認してもらった

すると当該ショックの「アッパー部イン側とフレーム円柱部とのクリアランスが狭すぎるのでワッシャーを2枚にしてクリアランスを確保した」とか・・・だった

だとしてもアウト側のワッシャーが、なければいつかは振動で今回の様にアッパーが抜けてしまうだろう

まぁとにかく平謝りだったが、それにしても片側のショックが外れても真っすぐ走るし、ある程度クッションも効いていた

そんな話もしたら・・・

「Beckは本物のポルシェ550のフレームを忠実に再現し本物以上に強度も上げたトーションバースプリングを採用してますから・・・」と、自慢げだった

そんな話を聞かされて気分良くなっている自身も「アホか!?」と思えた

で、結局は当方でショックに抜け止めのワッシャーを着けることになった
異常な暑さの中での作業は応える

結局、ショックアッパー部のワッシャーは内側を2枚、外側に新たに同じ厚みのワッシャーを1枚セットして完了
作業内容はこんな感じで終わったが、よくもこんな特殊な大径肉厚のワッシャーをT-PADDOCK630ガレージは、それも複数枚も保存していたもんだ

こんな探し物をしている時に見つかれば「あったぁ~」とバイク屋ごっこゆえにニンマリしている

そして同時に左側も抜け止めワッシャーを取付けて完了

さらにチェック時の合マーカーの目印も・・・
ナット側に緩みが出た時の目印だ

だが、今回はこんな程度で済んだがBeckにおいては35年の時を一緒に過ごしてきた

その永年の相棒に、もし何かあったら・・・

と思うと「自身も、もう歳やし・・・」などと考えるのはやめておいた方が良さそうだ

新たな教訓を得た「真夏の出来事」だった

「うん?真夏の出来事?」

なんか、そんな曲名の昭和の歌謡曲があったような・・・

♪かっれの~♪クルマに乗って~♪♪♪・・・

やっぱりジジィだ!

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2024年8月1日木曜日

『Bike in the sky』#398 もうヤングではない!

先週で「Buell復活作業」は終わった

その反動でT-PADDOCK630ガレージは虚無感満載

おまけに外気温も連日の37℃でバイクイジリなんぞ、全くやる気がない 

まぁそんな時もあるだろう

よって、今週は月ヶ瀬の様子だけを記事にする

先週の日曜日の様子だ

常連のFZバカさんを筆頭に、上画像右端のYam〇さんも久しぶりに来ていた!

それほど、それなりな数のライダーが集まっていた

そのYam〇さんは・・・

「タツミさん、バイク買うたで!」と、新たに手に入れたバイクをお披露目してもらった
Ducatiの・・・う~ん・・・排気量の大っきなバイク・・・だった!

当日は、あまりの暑さに自身の思考は停止していて、聞いたはずのモデル名は忘れた

そしてYam〇さんと毎度ツルんでくる、お仲間も来ていた
BMWの・・・う~ん・・・排気量の大っきなバイク・・・だった!

この型名も飛んでいたが・・・Ued〇さんのBMだ

そして、続いてのお仲間のバヤシさんも
KTMの・・・う~ん・・・排気量が中ッくらいのバイク・・・だった!

この三〇〇トリオが来る時は過去にも見受けられたが、意外と他のバイクも集まってくる

こんな暑い中でも、何か引き付けるモノを三〇〇トリオは、お持ちなのだろうか

その証拠に、こんなお方もご来場
今現在は仕事の都合で下関方面で過ごされているKit〇さん

Kawasakiの1970年代始め頃、その年代のMachⅢ750

先日もこちらに戻って来られた時、T-PADDOCK630にも寄って頂いた

画像を撮り忘れたが、今回はお友達のTan〇さんと御一緒にお越しだった

と言ってる自身はこの当日、バイクで来ようとしたが早朝でも蒸し暑くバイクは断念した

その代車は
T-PADDOCK630にあっては、最も近代的な乗り物の2シーターチョロQで出かけた

ただ、普通の軽4だと東大阪から月ヶ瀬までの50kmは面白くも何ともないだろう

だが当のチョロQは峠道ではホイルベースが短いことからクルクルパーな感覚で走れる

行きの道中、タイトな登り峠道でゲレンデにずっと煽られ気味にピタッと後ろにつかれた

よって、ここはファイティングポーズ!

タイトコーナーに差し掛かる手前でクーラーを切り、シフトを2ndレンジにシフトダウン

ここからアクセルを一気に踏み込み、加速したまま半径3~5m?ぐらい?だろうか・・・

そのヘアピンカーブに進入し、180°~270°のUターン状に曲がったぐらい?かどうか?の登りコーナーをクルクルっと抜ける

すると、ゲレンデは10mほど後方まで後退し引き離せる

こんな繰り返しの、つづら折りコーナーはチョロQにとってはメチャご馳走なのだ

それでもゲレンデは、しつこくついてきたが恐れをなしたか?

途中のゴルフ場へと引き上げていった

と、恐れをなしたかは計り知れないが、フィクション的に綴れば、そんな感じだ

そして月ヶ瀬に着いた時が上述の面々が先着していたと言うわけだ

また、その月ヶ瀬には
T-PADDOCK630連載の「Buell復活作業」主役だったBuellオーナーのHig〇さんがクルマで来ていた

今や日本車オープンカーの頂点に立つロードスターでだ!

だが帰りはオープンではなく幌をかけ、窓も閉め、クーラーを入れて帰っていった

それを見て自身は・・・

「クーラーまで入れるんか!?う~ん・・・」と思った

そして当日の午後、T-PADDOCK630にBuellを引取りに来た
引取りには奥様が運転するクルマに乗せてもらってのお越し

そしてIsh〇ドクターも先着していて、乗って帰るにあたっての注意事項の説明

念のため、T-PADDOCK630近辺を試乗してもらい不備の有無を確認してもらう

試乗しての第一声が

「乗ってたらキュルキュル音は全く聞こえんかったわ!」と満面の笑みを浮かべていた

先週の記事にも挙げたドクターからの気になる「キュルキュル音」が走れば聞こえないという話だ

そしてT-PADDOCK630で少しの「お茶時」を過ごし機嫌よく帰って行った

本日まで何も連絡がないのは、一先ずオッケーの証だろう

だが・・・だが・・・今週末も暑くなりそうだのう!?

週末の予報は晴れるが、気温はまたもや体温越えの37℃か38℃になるらしい

ジジィはバイクでの月ヶ瀬詣では、やめておいた方が良さそうだ

もうヤングではない!

T-PADDOCK630 T/Tatsumi