2026年6月25日木曜日

『Bike in the sky』#496 暇でも仕事?・・・暇人やのう

先週の土、日は微妙な雨の影響で両日ともバイクには乗っていない

そんな時は、T-PADDOCKガレージは功を奏する

まさに「猫に小判」を地で行くライフスタイルだ!

話題は先々週、先週と二週続け「RT1のエンジンが掛らない」という記事を綴っている

今週は記事ネタが無いことから、その続編を・・・
先週の記事最後では

「プラグに火は飛ぶようになったがエンジンは未だ目覚めない」で終わっている

この症状と今までの各所の状態と合わせ、エンジンが掛らないとしたら・・・

①ガス欠

②火花が弱い

③点火時期がズレている

④キャブレターの不良

⑤シリンダー内の圧縮不良・・・などなど

大まかには、上記の通りだが①と③と⑤は状況からして考え難い

よって、②と④に絞って原因を探る

さらに整備の格言には「触った所を疑え!」という名言がある

それに倣うと、先ずは上記④のキャブレターにマトを絞ってチェックを掛ける

と言うのも当ブログの#494でRT1のキャブボディ内面を軽く研磨した記事を挙げている

その影響でニードル周りのパーツに異変が生じたのかと・・・
よって先ず、キャブのキャップを再度、開け・・・円筒形のニードルボディをチェック

特に問題になるようなガタや引っ掛かりも観られない

続けて次に疑ったのがフロート内の油面の高さだ

エンジンが掛らないのでプラグを点検するとベトベトにガソリンで濡れている

この段階では、対策としてニードルのクリップ位置を最上位に変える
画像は上から三段目にクリップがハマっているが、ここから一番上に!

クリップを組み直してキャブにセットし、再度キックを踏んでエンジンの始動を試みるもアウト

となると、やはりの油面が高すぎる事になる
油面の既定値はサービスマニュアルでは12.5mmとしている

その寸法は上画像の様にキャブを逆さまにし、ニードルジェットが収まるボディの淵からフロートアームまでの高さを指す

だがマニュアル通りの12.5mmではプラグの濡れ具合から高すぎる?ことになる

よって、サービスマニュアルの数値を無視しフロートアームのアジャストをバラしては組み、組んではバラしを数回、繰りかえす

数回の中でフロート室内の油面を目視で「だいたいこのぐらいの高さとちゃうか!?」

ひとりゴチでキャブをキチっと?組み直し、数回のキックを踏む

すると・・・「バシュッ!」と甲高い爆発音がした

「オッ!きたんちゃうか!?」と、ほくそ笑み再度キックを踏むも、バシュッというだけでエンジンは目覚めない

「う~ん・・・なんでやねん!」

そんな事を何度も繰り返している中で・・・

「ひょっとして・・・」と、上記③を念の為チェック!
「点火時期がズレているのか、もしくはポイントが・・・」と疑い、クランクケース左側を開ける

開けてみて・・・「お~、忘れっとった!」

いったい何を忘れていたのか!?

それは、CDIの電装をRT1と同様のオフローダーXT250から丸ごと移植したのを思い出した

そこにはポイント点火の様に損傷が避けられない接点式と違い、CDI点火には物理的な接点がないということだ

こう記述すれば自身がCDIを移植したように思われるが・・・それはない

理解できるのは、ここまでで自身は電気系が大の苦手な国民なのだ

よって理解している範疇は「CDIは消耗を及ぼす接点がない」ということだけだ

自身にとっては、まさにアンタッチャブル!

そこで以上までの懸念は一旦クリアした・・・と、しておく

となると次に怪しいのは、やはり②の「プラグの火花が弱い」ことに思考は向く

そのプラグに強い火花を飛ばすには「バッテリーも影響しているのか!?」

そこでバッテリー電極の端子を抜き、バッテリーレス状態でキックを踏む

するとプラグの火花はバッテリー通電状態と、なんら変わらない

であれば、点火を確認した上で次なる秘密兵器の出番
以前にも何度か当ブログに登場したと思うが、素人が装備する機材ではない

「クィック・チャージャー」というプロ専用機材だ

バッテリーが上がった状態、もしくは電圧が低い場合などでセルが回らない時でも非常に良い仕事をしてくれる

そんな素人の自慢話は、どうでもいい!

このチャージャーをRT1の6Vバッテリー端子に繋ぎ、電圧をやや高めに・・・
画像はオフ状態だが使うレンジは画像ゲージ内、下帯の電圧表示を使う

その6V帯で針をレッドゾーンギリギリの7Vぐらいまで上げる

この電圧で、プラグ火花をチェックするためRT1のキックを軽く踏む

なんと強烈な火花が飛んでいる

よって、プラグをエンジンにセットし今度は気合をいれてキックを踏む

全体重を右足に乗せ、キックを踏むも空振り

再度、同様にキックを踏み下ろすと・・・

「パラ~~ン、パラパラパラ、パラ~~ン・・・」と、けたたましい排気音を立ててRT1は目覚めた

その後、チャージャーをバッテリー端子から外しアイドリング状態を確認するも異常なし
5分ほどエンジンを掛けっぱなしにしていたがアイドリングも安定していた

同時にエンジン排気口とマフラー側のエキパイ先端のジョイント部からの排気漏れも確認

異常なしだ!

あとは実走で連続1時間ほどを乗ってみないと合否判断はできない

以上、バイクに乗れなくて暇を持て余した年寄りライダーのドキュメンタリーだ

あ~楽しかった!

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

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