2021年6月17日木曜日

『Bike in the sky』#238 バイク屋ごっこは・・・

復活させたバイクがちゃんと走った時の感動は新車で手に入れた時とは比べものになりません。

そんなT-PADDOCK630のバイクを綺麗に写真に収めていただきました。
こんな風に収まるとやはり乗り物にも「味わい深さ」は必要に思うのですが・・・

そんな「味わい?」で今週のT-PADDOCK630は千客万来?のお客様!

先ずご近所のHONDA DIO 110に乗られる突然のお客様。

こういった突然のお客さんはけっこういらっしゃるのですが、それもほとんどが原チャのお客さん。

大抵の方はガレージ入口のガラス戸を開けて・・・

「すんません。こちらはバイク屋さんですか?」の一声から入って来られます。

そこでの対応は

「すんません。うちは原チャは扱ってませんねん!」と、ほぼ100%お断りをしております。

ところがDIOのお客さんは入って来られるなり当方をバイク屋と完全に決めつけて来られました。

その時の会話が・・・

「しばらく振りで乗ったのですがエンジンがなかなか掛からず、乗れても信号待ちとかで止まるとエンジンが不安定でエンストしそうになりますねん!」

と、いきなりのバイクの不良具合の説明をされました。

少々勢いに押されたところもあって、私は・・・

「どのぐらい乗ってませんの?走り出した特はどんな感じです?アクセル開けた時は・・・?」などなど

なぜか、よくある近所のバイク屋と客のやり取りのワンシーンになっていました。

で、内容を確認して

「キャブの掃除で治るんちゃいます!?」と返答し修理を受けてしまいました。

今でもなんで受けてしまったのか、不思議です!

で、そのDIOの修理を受けてから・・・

「あっちゃ~・・・」と、後悔!

DIOは110ccのスクーターですからシート下の塩ビ素材?のヘルメット等の収納ケースを外さないとエンジンやキャブには触れません。

その収納ケースを外した時の「あっちゃ~」なのです。
開けるなりシート下はクモの巣だらけでホコリまみれ!

さらに蜘蛛の巣やホコリをエアーで吹き飛ばしても上の画像の通り!

そして、よくよく観るとキャブレターの形状がおかしい!

「うん?これってインジェクションじゃねぇ~!?」

ここで、インジェクションなど触ったことのない私としては「ギブアップ宣言」を発しようかと思ったのですが、冷静に各部の摺動状態を確認すると・・・

「うん?なんかイケそうちゃうかな・・・」とまったく根拠のない手応え!

そして、キックを踏み下ろしても下りたままで跳ね上がって来ないことも仰ってた!

よってシート下エンジンのサイドカバーを外しにかかります。

そのカバーもすんなり外れず・・・
それもそのはず緩衝用のスポンジ材が腐ってカバー内は砂だらけ!

その腐ったスポンジの相手側は・・・
なんと、「水溜まりに浸かったままでは・・・」と思えるぐらいの腐食状態!

「イケそうちゃうかな・・・」の感想はこの時点で却下!

と思ったのですが・・・

すでに30分以上、時間を費やし不調の原因を探ってきましたのでもう少し探っていくと・・・

「バッテリーが完全に落ちているのでは・・・」の勝手な結論!

そして、そのバッテリの在り処を見つけるのにDIOの空間らしきスペースを確認して回ると「フロントカウルでは?」に到達!

そのフロントカウルも3本のビスの内、2本は直ぐに特定できたのですが残り1本が「どやって外すん?」

私は、ほぼ旧車ばかりを触っています。

唯一、現行のDucati MHeはお掃除をするくらいで購入当初より治外法権とでも言いましょうか整備に纏わるような手入れはしてませんので今時の新しいビス関係は全く疎い状況です。

なんとか外し方を見つけてカウルは外れました。

すると・・・
バッテリーが見つかりました。

テスターで電圧を測りますが針は5Vあたり。

念の為、充電器にかけてチェックをします。
泥んこのバッテリーですので、たぶんアウトと思います。

10分ほどチャージをかけますが・・・
充電器の針は微動だにせず全く動く気配すらありません。

よって、新品のバッテリーを手配する旨、オーナーさんの了承を取ります。

すると・・・

「ついでにオイル交換もお願いします。」と依頼を受けます。

受けたものの

「この手のスクーターってどんなオイルをどのくらいの量を入れるん?」とまたもや疑問!

早速、パソコンで検索するとグレードは何となく思っていた通りでしたがビックリしたのがオイル量が0.7Lと、なんと少ない量なのか!?

そしてバッテリー、オイルのブツも届いて一応の修理は終わり給油すべきところは給油して汚れた箇所は掃除して・・・終了!

さてテストランです。

近所を1kmほど走りましたが完璧!

さすがに人様のバイクは気を使いますが、でき上ると些細な修理でも(スクーターの修理はけっして些細ではないです)バイク屋ごっこのような仕事観は味わえます。

終わっての感想は「けっこう勉強になりました」ってとこです。

そして次のお客様は・・・
奈良県の某市のOKa〇さん

奥様のオフロードバイクの復活プロジェクト!

先週末に引取りに伺いました時の画像です。

そして持って帰ってから少しづつ手を入れていこうと作業を始めましたが・・・
こちらのバイクも先のDIOと同じでホコリまみれ。

さらに問題は放置期間が8年以上と相当な年数!

作業を始めましたがとにかくネジ類が固着してカチカチ状態!

そんな状態であることから「ピストンは上下に動くのか?」が先に確認が必要です。
プラグを外して圧力を開放し、ピストンを動かしますが・・・

まったくウンともスンとも状態!

「え~、ウソやろ!?」

と思いつつも旧車ではよくある話!

ですが、このオフロード車は旧車ではなく現行車!

ここは扱いを旧車として進めます。

よってプラグ穴から油をたっぷり気味に流し込みしばらく時間を置きます。

小1時間ほど待ってエンジンのクランクケース左側のキャップを外しクランクに繋がっている17mmのボルト頭をギュッと捻るような感じでジワッと力をかけます。

当初はビクともしなかったクランクも、もう少し力を入れると・・・

「ギュ、グッ、シュ、シュシュ、シュ~」とピストンが動き出しました。

「ふ~、ヤレヤレ!」と・・・

ですが
キャブレター周りや制御系の電装回りは真に「納屋の隅に眠っていた超古代車」の様相!

さてこのオフ車の復活プロジェクト、どうなるやらです。

しかし、T-PADDOCK630のバイクも今回のような状態は数台ありました。

そんな状態でも復活させ綺麗にして走り出すと冒頭のような写真に収まると新旧問わず自身の味わいに変わります。
このCBは1966年頃のものですが今となってはカタツムリのようにけっして速いとは言えませんが味わい深さは値千金!

今回のオフ車もCBの様に、そうなるよう気を入れていきます。

ではまた!
T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2021年6月10日木曜日

『Bike in the sky』#237 びっくりだぜ!

T-PADDOCK630近所にとんでもないガレージを見つけました。

さすがにその所在は言えません。

そこには・・・

乗り物の趣味人は巷には星の数ほど存在します。

その趣味人の大多数が「いつかはマイガレージ」と、思いを馳せます。

その趣味人は、まずはじめにお気に入りの乗り物を手に入れます。

その趣味人は、次に愛機の乗り物を保管しておくガレージが欲しくなります。

その趣味人は、手に入れたガレージで愛機を眺めていると何かオブジェのような飾り物があればと考えます。

その趣味人は、そうこうしている間にガレージ内にお宝というガラクタも含めてオモチャが増えだします。

と言うような感じが一般的に趣味人が時間をかけて歩む道なのですが・・・

今回、お邪魔してきましたガレージは雑誌「ガレージ・ライフ」などでアップされるようなセレブのとんでもないガレージに勝るとも劣らないレベルのガレージでした。

という事情で場所が特定され、もし強盗にでも合われたらシャレになりません。

しかし入口の施錠は暗証番号をプッシュして開くごつい鉄板でできており簡単には侵入はできないでしょう!

で、入口を入ると広い庭の向こうに赤いモノが眩しく映える空間が目に入ります。

そのガレージをまず正面から

Snap onのショールームか!?

いやいや、バイクメーカーの整備スペースか!?

と目を疑うような床もピカピカで綺麗に掃除が行き届いた清潔感溢れる空間でした。

続けていろんな角度から・・・

まず正面右側は・・・
大型のSnap on製ツールチェストや同Snap on製リフターなどなど・・・

画像真ん中の天井から吊り下げられた赤の円筒形の物体はSnap onロゴ入りのサンドバックです。

そして左側。
今や旧車市場では超高値圏のお宝バイクたちがラインナップ。

バックの鏡張りが効果的に・・・

そのバイクを手前から
1968~69年?のHONDA CB750 砂型エンジンのK0です。

そして
1973年 Kawasaki 750RS-Z2

1970年のマッハⅢと並び世界に強烈なインパクト与えたモデルです。

フレームナンバーも1000番台でほぼ当時モノのパーツがそのまま!

同じく
1974年の750RSのチューンドバイク。

次は
1978年のZ1-R
1977年のZ1000(KZ)をベースにメーカーのセミチューン?を施されたバイク

さらに
1978年、先に発売されたHONDAの6気筒CBXに強烈なカウンターパンチを与えたと言われた同じく6気筒のZ1300

しかし巷の実走ではCBXのシャープさも無いことから「ジェントルな走りに徹した方がスマート」とされた逸話があります。

このZ1300はオーナーの叔父さんから走行距離、極小で譲り受けたとか・・・

次は向かい側のバイクをご紹介
前述の通り1970年のKawasaki マッハⅢ(H1)

当時、Kawasakiが「世界で最も速い量産車を目指す」という明確なコンセプトで開発されたH1は「ブルーストリーク」と呼ばれ、このコンセプトは後のKawasakiモデルに変わることなく受け継がれていきます。

そして、その隣のバイク
言わずと知れたSUZUKI GSX KATANA

さらにその隣には
HONDAのヨンフォア?

と思いきやカバーが無造作に被っているということはそんなにお宝でもないのか!?

エンジンとガソリンタンクの形状をよくよく観ると1987年のGB250 Clubmanでしょう。

「なんちゃってヨンフォア」にされたお遊びの1台!

そして最後が
1979年 Kawasaki Z1000 MkⅡですが、ただのZ1000ではありません。

キャブレターも含めエンジンのフルチューンやフロントフォーク、前後ホイル&ブレーキ、マフラーなどなど随所に手を入れられたZ1000の皮を纏っているだけのスーパーバイクなのです。

その他の軽量級のバイクは、まだ10数台とおっしゃったと思いますが別の倉庫?に保管されているようです。

また、ここにある乗り物で特筆すべき2輪車が
打ちっ放しのコンクリート壁にお洒落に造られたブラケットに乗っている自転車!

1885年創業のトライアンフの前身、「シーグフリード・ベットマン貿易会社」が1887年に「トライアンフ・サイクル」を設立。

その時、製造された自転車だそうで、なんと3速の変速機能も130年以上前についていたとは
恐るべし英国人!
上の契約書のような書類は、当時この自転車を輸入して販売キャンペーンをする丸石自転車との趣意書のようです。

真にコレクターの極みアイテムでしょうか!?

そして、ガレージのディティールを紹介します。
ガレージ正面奥に鎮座しますSnap on製の大型ツールチェスト!

中にはちゃんとSnap on製、光物のツールが全引きだしに収納されておりました。

この左には
モトコンポが完全にオブジェとして鎮座。

その手前にはオーナー用のランニングマシンが・・・

正面右には
ガレージ内でエンジンを長時間かけるセッティング時にマフラーからの排気ガスを吸い込むバキューム装置!

これをマフラーに取り付けてさらに・・・
排ガスを屋外に排出するバキューム&ダクト!

本格的な整備環境です。

また先ほどのマッハⅢの後ろには
コレクションバイクの模型たちが・・・

特にその中でも
テレビでお馴染みの「ディアゴスティーニ」によって組み立てられたCB750!

ちなみ完成までの費用は15万ほど掛ったそうです。

と、ここまでご紹介してきましたがオーナーさんは明くる日に練習走行でオカコクに行かれるとかで準備中・・・
HONDAのRR600のレーサー仕様

真にバイクライフをエンジョイされてますが・・・

このガレージにはさらにもう一つの憧れが隠されています。
先ほどの前般と同じ画像ですがガレージ右奥の大きな2枚のガラス張りの窓のようなところをご覧いただけると思います。

この窓が雑誌「ガレージ・ライフ」などでよく出てくるセレブガレージの象徴?なのです。

そのセレブの象徴の窓の向こう側とは・・・

ダイニングキッチンのようなCafeスペースがあるのです。

要するに向こう側から食事しながら、またお茶しながら大切なバイクたちを眺めることができる至福の空間なのです。

如何でしたでしょうか?今回のガレージ!

乗り物の趣味人のガレージにはいろんなタイプがあります。

今回のガレージは私の感想として申せばバイクメーカーのプロショップのような印象です!

それに比べT-PADDOCK630のガレージは「古くからある街のバイク屋」をイメージとしましたので美しさからはかけ離れております。

もっと言えば実はT-PADDOCK630ガレージの元々のコンセプトは「70年代のアメリカはNY、SOHOに実在したガレージ」を参考にしました。
ですが今では床の防塵塗装も剥がれ美しさとはさらに縁遠い感じです。

今回の訪問で「T-PADDOCK630ガレージも、もう少し綺麗にしないと・・・」と反省です。

そんな「なんちゃってバイク屋」ですが長きの時間を要しましたKawasakiのKLのオーバーホールがようやく終了を迎えます。

ですが、今回の訪問ガレージのバイクを拝見してから・・・

「KLは見せるほどのことはしてないなぁ・・・」

「さてどうする!?タツミ君!」

では!
T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2021年6月3日木曜日

『Bike in the sky』#236 バイクの顔ってどこ?

今号はバイクの顔?について私が思うままに綴ります。

そもそも「バイクの顔って どこ?」と、尋ねられたたら一般的にはクルマではフロントグリル。

すなわち前部を指すでしょう!

しかし今時のクルマ・・・SUV全盛の時代ではエンブレムを取れば一瞬、どこのメーカーなのか?

また軽4輪のワンボックス車は特に見分けがつきにくいと感じます。

ではバイクの場合、前から観るとほとんどの2輪がT字になることから、パッと見た時の個性というのは昔から表現しにくかったと思われます。

よって現代のクルマやバイクの顔について語っても、あまり意味をなしませんので1970年前後から以前の「旧車」とカテゴライズさせていただきます。

しかし今号は「バイクの顔について」ですのでクルマについては機会があれば取り上げたいと思います。

その旧車の「バイクの顔」は私的には「ガソリンタンクとメーター」ではと思っております。

中でも私は昔からメーター周りは「顔」として非常に重要な要素と思っております。

そのメーターも絶対、アナログ!

そこには、とあるライダーがこれからバイクで出かける時の、あるワンシーンで感じ取れます。

まず燃料コックをオンにする

キャブレターのチョークを引く

キーはOFFの状態でキックを2,3回踏む

ここでキーをONにする

そしてキックをピストンの上死点辺りから一気に踏み込みアクセルグリップを捻る

「ウォーン・・・ウォーン・・・・・・」

エンジンが咆哮と伴に目を覚ます

同時に回転計の針がアクセルグリップに合わせて上下に踊り出す

アクセルを戻しアイドリング状態で回転計の針は800rpm辺りでウズウズしている

「さぁ相棒!今日も風になって気持ち良く走ろうぜ!」・・・

と、芝居染みた昔の臭いワンシーンの様子を表現しました。

この雰囲気は映画「マッドマックス」のワンシーンで「不死身のグース」がKAWASAKI Z1000?だったかな?・・・で単独任務に出かける時にあったような・・・

まぁ男臭い、バイク乗りの男の内面を表現するのにはバイクのタコメーターの針の動きは外せません。

そのぐらいバイクのタコメーターには針の動きは大事です。

で、今号は「なぜメーターなのか?」ですが

先週末、毎度の月ヶ瀬でこんなメーターを見てしまいました。

右のタコメーターはレッドゾーンが12250rpmから?

ちょっと反射で見にくいですが・・・

それよりも私が食いついたのはアナログ速度計の表示が340km/h表記!

今時のバイクは普通に300km/hオーバーが出るのはあるのですが、デジタルメーターです。

しかしアナログメーターでこのスケールを目の当たりにすると思わずオーナーのMa〇さんに

「出るの?」って聞いてしまいました。

返答は「△□☓※〇ЖΦ・・・」でした。

私的には旧車ばかり乗っておりますので一般道でアナログメーターでこのスケールは初めて見たような気がしました。

私の感想は「メッチャ、かっこエエなぁ~」と思ったわけです。

そして他にもいないかなと周りのバイクを探すも大型2輪は1台を残して皆、デジタルでした。

その1台のメーター!
常連の“八ちゃん”さんのKAWASAKI Ninja?のメーター周り

やはりタコもレッドゾーンは10500rpmからの高回転型です。

しかし速度計の280km/hスケールは、さほどビックリはしません。

でも、これが1970年以前であれば衝撃的で巷では大騒ぎになっていたでしょう!?

そんな70年以前で大騒ぎを引き起こしたバイクが1968年?発表のHONDA CB750です。
この画像はT-PADDOCK630が所有します69~70年発売の金型エンジンのCB750 K0のメーターです。

当時CB750が発売された時、高校生の私はバイク屋で展示されてるのを見た瞬間・・・

「なんじゃ、こりゃ!」と、その車格の大きさに先ずビックリします。

そして当時の“バイク好き達”が絶対、真っ先に見るのがメーターなのです。

「わぁ~、200km/h以上出るで!」と大騒ぎ!

と、時代のひとコマを思い出されます。

このCB750のメーター、それもK0になると今やビックリするほど高値で取引されております。

私も数年前、積算計のトリップが不動になり、ついでにメーターのレストアを専門業者に出しました。

しかし、トリップのカウンターギア?の入手が不可能で、その業者も製作するには「一個が6,7万以上」するとのことでした。

それも「造るにしても相当数のロットが必要ですから今は造れません」との状態でした。

話しを戻して・・・

他にも当時のバイクでT-PADDOCK630が所有しますバイクのメーターでお気に入りは・・・
YAMAHA初期型XS-1のオリジナルメーター!

速度計、回転計とも好きな感じなのですが、どちらかが後期型で不揃い。

よって現在はさらにお気に入りのメーターセット!
英車風のメーターで一見、針が逆回転をするかのように見間違うレイアウトのメーターセット!

また同じ大型車のKawasaki W1Sのオリジナルは
悪くはないのですが各メーターの目盛のピッチが荒いのでややチープに見えます。

よって雰囲気のあるメーターに年代の古いモノがありました。
1965年のKawasakiの前身、メグロ500K2のメーターをレストアしてしばらく乗っておりましたが、やはりタコメーターは欲しいことから・・・

よって、またもや換装!
タコメーターの回転数は下が0ではなく2000rpmがスタートです。

よってW1の「ドッ、ドッ、ドッ・・・」という700rpm前後では2000rpm辺りで針が音に合わせて振れているだけです。

しかし雰囲気的には私はお気に入りです。

次はCB72(77)のメーター
72(ナナニ)と言えばメーターは「喧嘩メーター」と言われるほど有名。

それは針が左右から立ち上がって衝突するかのように見えることからついた通名です。

しかし、私のCBは海外から走行距離が約3800マイル(実走)と低走行距離で見つかった為、喧嘩メーターの年式車よりエンジン等の質を優先で若い年代を入手しました。

よってカリフォルニア時代のマイル表記です。

また同じくマイルメーターでは
YAMAHA RT-1のアメリカ仕様のメーター!

このメーターもCB750と同じ業者でレストアをしてもらいました。

RT-1は250ccのDT-1が爆発的にヒットしたので海外向けに360としてUSA先行で発売されました。

しかし、日本では「250でもじゃじゃ馬で持て余すのに360なんて・・・」という理由で販売数はそれほどは伸びず。

よって、現在ではRT-1は玉数が少ない事から希少車。さらに海外モデルはさらに希少車!

という理由で海外モデルとハッキリ認識できるようにマイル表示でレストアをしました。

次はT-PADDOCK630のシングルメーター

先ずは
CL72(77)

CLは日本で初めてHONDAが「ストリート・スクランブラー」というコピーでジャンル化し販売したバイクです。

このメーターも同業者にてレストア済!

また次のバイク、1955年辺りのドイツ製NSUのシングルメーター
当のNSUのメーターは車両がレース用の為、オリジナルは元々ありませんでした。

よって私的には超お気に入りのスタック社製タコメーターを装備。

このタコは4000rpmまでがクロノメトリック動作で4000rpm以上では正確さが求められることから通常動作でシビアな高回転域に対応する設計になっているそうです。

とにかくお値段は、いい値をつけていました。

そして
イタリアが誇るDucati Mach1のメーター!

現在はメーターケーブルが欠品の為、不動状態です。

Ducati繋がりでは・・・
2000年にメモリアルとして世界2000台限定で発売されたDucati 900MHe!

このドゥカは先代の78年にマン島TTレースで優勝したマイクヘイルウッドの記念モデルMHRの後継として発売されたモデル!

ここで私が感じたことは

「ドゥカティはよう分かってるわ!」

「このモデルがもし計器類を全てデジタルメーターにしてたら買わんかったやろなっ」と!

やはりカウルのど真ん中にアナログ表記のタコメーターを持ってくるのはイタリア人はバイカーの気持ちをよく分かっていると思ったからです。

ちょっと生意気な言い方をすればファッション的に観ても開発陣、もしくは企画側のディティールへの拘りでしょう。

また同じくイタリアですが・・・
何のメーターかわかります?

T-PADDOCK630では新参もんです。

Vespa P50 Ape(アペ)という三輪トラックです。

このApe、ノーマル車は50ccで最高速度35km/hですが積載量はなんと200kgも載せられるのです。

当方のApeは今のところ40km/hは余裕?で出ています。

と今回はバイクのメーターというジャンルに絞って綴ってきましたが、改まって今の世の中を見渡しますとクルマはAI搭載で近い将来、無人で運転が可能になるとか・・・

電化製品もAI化して「スマート○○・・・」など、確かに便利にはなっていくようです。

しかし反面、トースターや白物家電が1960年代に寄せたノスタルジックなデザインや機能をシンプルにした家電に人気が集まって売り上げも顕著に伸ばしているようです。

そこには便利でなくてもお洒落で使いやすい方が良いという人の心理が働いています。

家電とは一緒にできませんが、バイクそのものも一考の余地があるのではと思います。

ではまた!
T-PADDOCK630 T/Tatsumi