2016年1月8日金曜日

『Bike in the sky』#17 One's exclusive hobby, Chapter3(Last chapter)

T‐PADDOCK630のタツミです。

お待たせしました。(・・・って、誰も待ってないか!?)

・・・独り言はさておき、今回は前回、前々回の「One's exclusive hobby」の続きで、いよいよ最終章です。

因みに今回の記事から初めてお読みいただく方は#15、#16から読んで頂けると話の内容が繋がると思います。少々長くなりますが・・・

今回は出来るだけ「One's exclusive hobby」=「唯一の趣味」がなぜ「人生の道標」や「仕事の糧」になるのか!?を私なりに起承転結に纏めたいと思いますが、たぶん無理でしょう!

さて前々回では一文で

”故障した時に問題を解決していく過程が「One's exclusive hobby」のような気がします。”
と書きました。
また前回一文でも

”・・・趣味をもっと突き詰めていったところに存在する感覚のような気がします。”
とも書きました。

これらの私の表現は非常に”情的”なものですので、そのまま、どなたにでもハマるのか!?と
疑問にも感じております。

よって、ここからは毎度のことながら、あくまで私見として書き進めますのでご了承ください。

その前にまず、バイクですがバイクでもいろんな用途が有ります。
一般的に例えれば、郵便屋さんの郵政バイク、そしてバイク便の韋駄天バイクや我々の敵?
の白バイなどなど・・・

ですが我々の趣味人のバイクは旧車、現行車を問わず”生産性”という点で数値化すれば、
ほぼ”ゼロ”に等しいと言えるでしょう!?

特に旧車は、故障も多いし、更にエンジンをかけるにしてもスッとかからないし・・・

ではなぜ、そのような役に立たない乗り物が「人生の道標」や「仕事の糧」になるのか!?

それは、生産性という視点で”物理的”に或いは”合理的”に観るのではなく、渋いと感じる
クルマのデザインも、官能的な排気音も、またバイクのドコドコ感・・・もすべて”感覚的”な視点?(人が唯一持つ五感を刺激されるという意味)であると言えることが、先ず趣味目線になっている
からだと思います。

その”感覚的”に捉える中で「故障した時に・・・」、そして自身でそれを解決できたら・・・
人はそう思うのですが・・・ところが故障は完全に”物理的”に起きた現象です。

なので、そこには逆に”ストレス”が発生するメカニズムが存在します。

ここから「人生の道標」に結びつけたいと思います。
私の場合、前回に書きましたBSAを手に入れた時は仕事が順調に推移している時で、その時の感情はBSAを所有していることに満足感を得ておりました。

ところがBSAを本気で乗ろうとした時は、けっこう手こずるし・・・で止む無くW1がメインに・・・

そのW1で旧車の集いやツーリングによく出向いておりましたが、程なくして仕事で厳しい状況に追い込まれ、ストレスを溜める時が訪れます。

そんな状態ですから、ストレスから逃れたい思いで休日に「ツーリングでもして・・・」と、その休日の朝、W1を出してエンジンを掛けようとキックを何回か踏むも・・・かからず!

「え~!なんでやねん!」 「この頑丈なW1がなんで?」

結局はツーリングには行けず、そのまま原因を見つけ修理をしなくてはならない羽目に!

で、その時の私の修理は然したる技術的な腕もなく、早く乗りたい想いから、今から思えばけっこう大雑把な作業で、けっして誉められたものとは言えません。

結局また同じところが故障し再度、修理をしなければならなくなります。

この時です。

私のところに”趣味バイクの神”が舞い降りてきました。そして『天のお告げ』が・・・
「仕事がうまくいってないからと言って、大事に扱わなくてはならないバイクをイイ加減に扱って・・・それでは、いずれ事故を起こすぞ!」

と言われたような・・・聞いたような・・・(ほんまかいなっ!?)

で、ここは一旦落ち着いて気を鎮め

バイクが思うように乗れないストレス、そのストレスの原因である仕事のストレス!

となると、仕事のストレス発散をバイクに求めたはずが、結局バイクでストレスを溜めて…となっているわけですから完全に悪循環にハマっておる事に気が付きました。

まぁ、普通の方であれば私の様に何かに”取り憑かれる”?ことにはならないと思いますが・・・

とりあえず、そんな『天のお告げ』があり、そこからが「先ず、仕事のストレスを解消しなくては!」となって・・・
(この仕事のストレス解消の話は更に長くなりますので割愛させていただきます。)

ここで「人生の道標」です。
この件で少々大袈裟な表現かもしれませんが、私にとっては間違いなく「進むべき方向」のお告げでした。

言いたいのは優先順位の話で、今その時を振り返ればレストアでも、単に修理であっても、その手順を間違うとエライ手間を食う事になるのと同様に感じました。

たったこれだけのことですが、私は「一刻も早く、いい気分でバイクに乗りたい!」

この”いい気分で”が非常に重要なポイントであって、”いい気分”になるには、それを妨げている要因を排除すればよい事なのですが・・・

要するに私の場合で言えば、単に手順が間違っていたのだと思いました。

それは仕事にストレスが発生しているのに、更に趣味でもストレスを発生させていたことです。

その本来の手順ですが、特に旧車!
まず旧車を所有して、更にその旧車を常に気持ち良く乗りたい!と考えます。

でも、「壊れたらお金もかかるので、できたら自分で治したい」と次に思う事はコストダウン!

更に次は、その手間をかける知識や時間や場所や道具や・・・などなど環境整備!

といった具合になります。

それが#15で書きました「”勇気”と”覚悟”が必要になります。」と言う意味です。

ただ、この”勇気”と”覚悟”のキャパと言いますか、設定値は人それぞれですから先ずは手の届きそうなとこから始め、徐々にレベルを上げていく方法で良いと思います。

絶対ダメなことは

仕事が安定していない時 (注意:安定度の見解は千差万別であるため自己判断による)
また趣味で仕事に影響するほどのストレスが掛かっている時などは、即座に趣味に注力することをストップするべきです。

この状態になる一歩手前にいたのが私でした。

そして「仕事の糧」ですが、先程の手順の話で言えば仕事を安定させるのも、結局はレストアや修理の手順と一緒だと思います。

それは、よくよく考えれば仕事においても、すべてにストレスになる原因があるという事です。

ただ、自然災害や経済の極度な変化、或いはテロなど本人の意に起因しないことを除いて考えれば答えを導き出すことは可能と考えます。

「え~!それはないで!」と思われる方もいらっしゃると思いますが、これは冒頭にも述べましたようにあくまで私見です。

例えば現実に故障した時、

落ち着いて原因を探り、

そしてその対処法を見つけ、

そして修理をし、

そして点検を行う。

そしてちゃんと治ったかの確認をする。

これがキチッとできた時は、ほんまに「よっしゃ~!」とひとりで雄叫びを上げてます。

この過程が”勇気”と”覚悟”から”楽しむ”に変えられた時だと思います。

そして、この”楽しむ”までの過程が仮に仕事でのトラブルであったとしてもトラブルの原因をしっかり把握し、そしてその対処する手順を間違わなければ結果は必ず「よっしゃ~!」となります。

まぁ、こういうことが私の場合「仕事の糧」となったのは間違いないかもわかりません。

ですので、ちょっと不謹慎ですが私は会社では、よく「仕事はゲームだ!」と言っておりました。

「ゲームでも直ぐゴールできるゲームは飽きるやろ?」それと同じで「手こずる仕事ほど遣り甲斐があるやろ!?」とか、けっこう無責任ともとれるような・・・

そして、その結果に対して得るモノは
仕事では”インセンティブ”

「One's exclusive hobby」では”アテンション”そして”Hommage(オマージュ)”

「One's exclusive hobby」=「唯一の趣味」が「人生の道標」や「仕事の糧」になる。
と、こんな感じで纏めたかったのですが、言いたかったことが伝わりましたでしょうか!?

そして、もっと大事な事は「One's exclusive hobby」を楽しめるのは「仕事も楽しんでいる」から。という事と「仕事が楽しめている」からこそ「One's exclusive hobby」になるという事だと思います。

その境地がわかれば#15で引用しました欧米の人たちの「立ち振る舞い」の

「趣味として車やバイクが如何にあるべきか!?」

「それを所有する自分と社会との関係がどうあるべきか!?」

こんな事を言える人格者になりたいものです。

私がそうなれるのには残された時間がちょっと?不足しているようにも感じます。

それではまた。

2016年1月5日火曜日

『Bike in the sky』#16 One's exclusive hobby, Chapter2

こんにちは

T‐PADDOCK630のタツミです。

前回ブログ#15「One's exclusive hobby」の続きを書きたいと思います。

相変わらず長文になっておりますがお付き合いください。

さて、前回の最後で

”勇気”と”覚悟”から気持ちを”楽しむ”に変えていかなくては・・・

そして、”楽しむ”を手に入れることができれば、「人生の道標」や「仕事の糧」を掴むヒントに・・・
と書きました。

今回は、その続きです。

たぶん旧車を乗っておられる方は納得して頂けると思いますが、

旧車を手に入れて、最初の頃は機嫌よく乗れていたのが、ある日突然エンジンがかからない!
途中でエンジンが止まって、レスキューを呼ぶ羽目に・・・せっかくの休日が・・・

そして、あくる日は仕事で会社に・・・

ところが仕事中も「なんでエンジンが止まってん?」とか、「どうやって修理するん?」とか・・・
頭の中は故障したバイクのことで支配され、仕事も手につかない状況になってしまいます。

そんな状況で「楽しめるか!?」となり、逆にストレスを感じる事さえあります。

ところが、ここから旧車乗りのタイプが大きく二つに分かれます。

一つ目のタイプは、旧車の修理を生業としてるバイク屋に修理依頼をされる方。
もう一つのタイプは、自身でできる限り修理をしようとされる方。

両者、どちらが良いとか悪いとかの話ではなく、共通しているのは「せっかく趣味のバイクで休日に仕事の憂さを晴らしたかったのに・・・」と思うところから、どちらもけっこう”ストレス”が溜まるという事です。

そこの話をしだすと、また話しが長くなりますのでカットして次に進みます。

私の場合は後者の修理を”自分でやろう派”で、あった訳なのですが特別、専門知識を持ち合わせていた訳でもなく、約30年前にリターンライダーとなってバイクに乗ることを再開させたところが遠因だろうと思います。

その再開させた最初に手に入れたバイクが”BSA・GOLDSTAR”
浅間火山レース2 - 日本のモータースポーツ黎明期物語 砂子義一伝説

日本でも1955年頃に公道を閉鎖して行われた浅間火山レース
(左の画像:Yahoo!画像サイトより転用)

そのレースにイギリスより取寄せて、HONDAなどの日本車勢を寄せ付けない強さで常勝バイクとして名を轟かせました。



このBSAは当時、友人が「レストア屋を始めるのでイギリスにトライアンフなどを数台、仕入に行く」と言うので、「じゃあ、俺のも頼む!」と気軽に依頼しました。


と言うのも、現地直接仕入れでダイレクトに格安で手に入る訳だったので、好きモノにとっては滅多にないチャンスです。

そして、手に入れたBSAのゴルディ(GOLDSTARの愛称)は500cc単気筒の超伝説のバイク!

しかし、いざ乗り出そうとすると、そのゴルディはエンジンをかけるのに儀式が必要になります。





まず、キャブレターに”ティクラ-”と呼ばれる言わばポンプのような装置でガソリンを通常より多く呼び込む。

(ティクラ-の参考画像 : CB77用に装着のモノ。
 1960年後期の当時のレース用CRキャブ)

左画像キャブの真ん中の円筒状に細長く突起してるモノがティクラー







そして、オイルラインのコック(古い英車はオイルタンクからの圧力でエンジン下部にオイル漏れが多く見られ、その防止策としてオイルラインの途中を遮断する事に使われた)を解除し、そして




























デコンプレバーを引き燃焼室内の圧力を下げる。
(デコンプレバーの参考画像 : NSUに装着のモノ)

(上左画像がハンドル左にクラッチレバーとは別に取付けられ、このレバーを引くと上右画像の真鍮製のアームが連動して燃焼室内の圧力を下げる仕組み)

次にキックを数回、空キックし、そこから上死点を探し、イグニッションキーをONにして、そこで一気にキックを踏み下ろす。

これ等の儀式でサッとエンジンがかかってくれれば良いのですが、なかなかそうとはならず、またかかって走り出してもCRキャブゆえ、アイドリングも無く、信号待ちでは常にアクセルグリップを煽りながらエンジンが止まらないように、と気を使わなければなりません。

今であれば、上述の状況でも乗りこなせた思うのですが、久々のバイクに「これはちょっとキツイな!?」となり、その友人に「バイクを変えてくれ!」となって、そこで登場したのが下の画像(昔のアナログカメラにて撮影)の同じくBSAですが・・・
このBSA!
同じBSAでも、こちらは2気筒の650㏄!BSA・ROCKET・GOLDSTARです。

このバイクのエンジンはメグロ(1964年に倒産しカワサキに吸収される)のK2(500cc)が、そのまま手本として製作したと言われ、そのままカワサキのW1へと引き継がれた伝説があります。

このROCKET・GOLDSTARは約2年ほど所有しておりましたが、年に数回程度しか乗る時間もなく、たまに乗っても普段あまり手入れをしていなかったことで、夏場に乗ると信号待ちでクラッチを切っているにも関わらず”ズルッ、ズルッ”と前に動き出す、俗に言う熱ダレなどの症状で、いろいろなところに不具合が生じておりました。

しかし、今から30年前辺りの日本ではYAMAHAのSRというバイクがこのBSA風にカスタムして巷では憧れのバイクとして人気を博しておりました。

それ故、手放すのも惜しく結局、写真の様に会社の商談室に”お飾りバイク”として眠らせながら、自社の”商品の拘り”を説明する比喩として一役を担わせておりました。

しかし、私も40歳を過ぎて仕事もやや落ち着き、「休日にバイクを楽しみたいな・・・」となった時、いざ乗ろうと思った時に「ちょっと近場の郊外で乗るバイクがないやん!」

とは言うものの、いろいろ物色していても当時の現行車では・・・

前置きがメチャ長くなりましたが、この辺りから「One's exclusive hobby」に関わってきます。

やはり、皆が乗ってるバイクではなく、何か”主張”するようなバイク・・・自分でチョコッと触れて普通に走れるバイク・・・

そこで頭に過ぎったのが国産の旧車!



そこで1969年製?のカワサキW1Sを入手。
左の画像(Yahoo!画像サイトより転用)
がノーマルのW1S










ノーマルで暫く乗るも、どうしてもノーマルのポッチャリ感が馴染めず、やはりBSAの様なインパクトと言いますかアテンションが欲しいとなりカスタムへの道へと進みます。

下の画像がW1Sを最初にファイバー製ガソリンタンクやFCRキャブ、バックステップなどで換装した写真。


同下が赤タンクから10年以上を経てワンオフで製作したアルミ製ガソリンタンクの今も快調に走っているW1S。



本物のBSAの持つオーラには到底、敵わないのですが、私自身はなかなかのお気に入りで
けっこう注目もされますし、何より45年以上昔のバイクとは思えない故障知らずで、走りがFCRキャブの御かげで、W 1とは思えない100㎞/hを越えてからの加速が気持ち良く、そして低速は当然キャブトンサウンドの排気音が・・・というところでしょうか!?

「One's exclusive hobby」は諺ではないと思うのですが「唯一の趣味」を意訳していくと、趣味をもっと突き詰めていった”ところ”に存在する感覚のような気がします。

ただ”乗るだけ”を決して否定はしませんが、やはり「もっとこんな風にしたいなぁ・・・」とかを自身で創り上げていくのは言葉では言い表せない、何か子供の頃にプラモデルを組み立てて完成させた時の喜びに近いモノがあります。

バイクの車種や新旧などは問わなくても、創り上げていく楽しさは同様に感じれるはずです。

現行車であればもっと可能な事で、実際「ここまでやる!?」という見本が下の画像。
この写真のベース車は英車の現行TRIUMPH。

撮影したのが2年前ぐらいで、ニューヨーク/ブルックリンという今、アメリカではアーティストやミュージシャン、マイスターなどの若手がどんどん移住している旬の街です。

そういう土地柄、ベースのTRIUMPHと分かるのがエンジンぐらいで、あとはご覧のように色から全てやりたい放題に仕上がっています。

また、次の写真は











こちらは昨年、ロスに行った際、アパレルクリエーターの友人がバイク屋をやってるとの事で、「一度見て欲しい!」と言われた時のものです。ベース車はHONDAのCB500か550!

こちらも一見してベース車を特定できるのは、やはりエンジンです。

今、アメリカは元々のオリジナル車というのは現行車以外殆ど見られず、それ以外は何がしかのカスタムを施してます。

そのカスタムもオンロードのネイキッド系であればハーレーでも、ご覧の様な画像のテイストに振られており、今のアメリカはカフェレーサーブームのような感じです。
(すべてが同じテイストでは、それはちょっと面白くないと思うのですが・・・)

そして上のW1の赤タンク時からアルミタンク時に変るまでの10年以上の間で、私の「One's exclusive hobby」に至る出会いがあります。

それが下の画像
ご存じの通り、HONDAの1970年製モンキーZ50Z!
この写真は昨年の夏にT‐PADDOCKに入って来た時のものです。

実はこのモンキー私の兄が当時に買って、そのまま所有してたのですが上述の10年の中で一度
再会しておりました。

私がその再会時に見たモンキー君は外に雨ざらしで錆まくってて「え~、なんでこうなるまで放ってたん!?」と兄を責めておりました。

そして、「持って帰って綺麗にするわ!」となり、以前住んでおりました普通の住居のガレージにてレストアの真似事が始まったわけです。

そして、そのモンキーをバラしていく内に、「あの工具が無い」「あの部品がない」など、原付ですが
スグに作業が壁に当たり、前に進まない連続でした。

それから、工具を少しづつ買い足したりして揃えていくと次はタイヤの修理やらで「エアーコンプレッサーが要るな!」とかで、最初の頃はホームセンターに行くのがけっこう楽しくなってきてました。

昔と違い、今はホームセンターや廉価な海外ツール専門店などでプロ並みの道具や工具が購入できます。それもあってレストアの真似事をしている内に「早く完成させて、エンジンをかけて走らせたい」

それが気が付かないうちに完全に”休日を過ごす私の目的と目標”と化しておりました。
正に「One's exclusive hobby」のはじまりです。

下の画像は、それから20年近く経って、再度”レストアとアレンジ”をしようと上記写真と同昨年夏
にバラしはじめたところです。

以前と違って道具も設備も揃っておりますので、悩むことは無くなりましたが・・・・

と、ここまで私の「One's exclusive hobby」に至る経緯を書いてきましたが、いつになったら「人生の道標」や「仕事の糧」を掴むヒントの話が出るのだろう・・・と思われていると思います。

私も、ここまできて「いったい何を書きたいのか!?」と、頭がコンガラガッております。

ちょっと整理してまた、次回Chapter3に繋げたいと思います。

それでは次回の「One's exclusive hobby」Chapter3で確信に迫ります。

2016年1月2日土曜日

『Bike in the sky』#15 One's exclusive hobby・・・

こんにちは!

T‐PADDOCK630のタツミです。

新年第一弾の『Bike in the sky』は予告しました通り、タイトルの「One's exclusive hobby」、
訳して「唯一の趣味」についてです。

しばらくCL77などメカ的な記事が続きましたので、今回は『Bike in the sky』ならではの話しをしたいと思います。

”趣味”ということだけで観れば人それぞれ、いろいろな趣味をお持ちだと思います。

ここでは『Bike in the sky』に関わる話としてバイクに絞って進めます。

そこで、バイクやクルマの趣味について記事にするにしても先ず現状を観れば、ここ数年の”クルマ離れ”や”バイク離れ”が日本だけでなく欧米でも同様に起きているそうです。

ところが、日本と欧米で少し趣が違うのが欧米には”車文化”や”バイク文化”という乗り物文化が社会に浸透しており、それに対して理解と共感を得られております。

では、日本は?と言えば昔のように乗り物にワクワクすることも少なくなり、今や車はただの移動手段だと捉えられる方が多くなり、またバイクは性能面のスペックだけで語られることも多く、更に”社会悪”と思われ、まだまだ迷惑な乗り物の域を脱しておりません。

この欧米との差は何なのか?

これが「One's exclusive hobby」を文化として語る欧米ならではの人達だからなのでしょう!?

特に英国では昔から「バイクは紳士の乗り物」と言われ、それは当然でバイクが登場するまで馬や馬車が紳士の移動手段であったからなのだと思います。

現代では、バイクのことを”鉄馬”と言われる所以も頷けます。

その英国のクルマやバイクを所有する人たちの思考として

「趣味として車やバイクが如何にあるべきか!?」

「それを所有する自分と社会との関係がどうあるべきか!?」

などを考えて立ち振る舞っているのだそうです。

要するに移動手段であっても常に周りに気を配る”人格者”としてのマナーや見られているという意識のもとに着るモノにも”品格”を漂わせる気遣いを忘れない人たちだと言えると思います。

よって今、”旧車ブーム”と言われている昨今のクルマやバイクに”渋い”と言われる乗り物は上述の品格を私見ですが持ち合わせていると思います。

それも、ロールスロイスのような高級車ではなく当時の中間所得層の人たちの”遊び”の移動手段の足として下の画像のような・・・

『Bike in the sky』#10で掲載させてもらいました京都在住のFさん所有の
1958年から1960年まで生産された英国オースチンヒーリースプライト。

あくまで私が感じる「シッブゥ~!」という車です。

他にも下の画像のポルシェ356typeC(1964~1965年製?)

この356は昨年、米ダラスに出店調査で視察に行った折、ランチタイム時に通りがかりの関西で言うところの”万代”のようなスーパーマーケットの駐車場にて撮影したモノです。

運転しておられたのが70歳過ぎの白髪かシルバー髪のお婆ちゃん(関西のおばちゃんとはえらい違い!)でした。
それがまた上品でオシャレなお婆ちゃんでスゴくこの356が似合ってました。

そして、私の思う渋いバイクは・・・たくさんあるのですが最近お目にかかったところで

英国の御用達の筆頭、TRIUMPHやBSA。そして下の画像のNorton Commando!
(以下の3枚の写真は昨年、奈良で開催された旧車の集いにてオーナーさん了承の上、撮影させて頂いたモノです)

また、イタリアでは・・・
イタリア御用達と言えばDUCATI!  下の画像のドゥカは450ccのシングル

同じくイタリア!
下の画像はAGUSTA MV750
このアグスタ!今やCB750K0以上の伝説度をもつ旧車です。
と、ほんの一部のクルマとバイクの旧車を観ていただいてますが・・・

ご覧いただいて、多くの説明を要さなくても今の時代の乗り物と「何かが違う!」と感じて頂けると思います。

それは、まずメーカーの乗り物に対する考え方をデザインで表現する。またエンジンの造型も各車それぞれに”造形美”を競うべく個性が追求されていると思います。

当然、今で言うところのスペックにも当時としては最先端を目指していた訳ですが、スペックより先に考えられたのは、「人が乗る」という事を先ほどの「どう乗るか?」から入っているように感じます。

ここからが、本題の「One's exclusive hobby」=「唯一の趣味」に強引にもっていきたいのですが、上の画像の様なバイクやクルマは、ただ乗るにしてもけっこう”勇気”と”覚悟”が要るように、普通であれば思われるところです。

確かに私が言うのもおかしな話ですが勇気と覚悟は要ります。

まず、
エンジンはスッとかかるのか?

途中でエンジンが止まるのでは?

故障した時、簡単に治せるのか?

故障した原因がパーツ交換と判ってもそのパーツがあるのか?
などなど・・・まぁ、”枚挙に暇がない”とはこういうことを言うのでしょう!?

しかし、これらの問題を解決していく過程が「One's exclusive hobby」のような気がします。

ここで話が脱線しますが、

先程も言いましたように、ここ数年”旧車”がブームになっていますが、この傾向も日本だけでなく海外でも同様に欧米を中心として巻き起こっております。

この旧車ブームは過去にも正確ではありませんが10年から15年サイクルで起きてます。

ただ、傾向的に今までとは違い、旧車の市場相場がちょっと異常と思えるほどの高値相場になっていることです。

この高値相場は、ずっと続くのか!?は、何とも言えませんが、私的には「続かないのでは・・・」と思っております。

それは多少、経済のトレンドも関係してきますので、このままではないと思ってます。

それより人の嗜好が、より”本物”を求め出している機運のようなモノの方が強く感じます。

更に脱線しますが

今、一般的な市場で”売れているもの”の条件と言いますか”キーワード”は
「私だけ・・・」 「ここだけ・・・」というように”限定的”なモノに人が引きつけらる傾向が見られます。

ここで話を戻すと、その”本物”とか”限定的”なモノは、そのまま旧車という世界にはあるのでは?となる訳です。

なので今後、旧車がブームではなく”文化的な乗り物”になっていくのでは・・・
と「T‐PADDOCK630」の主は読んでおります。

その裾野は、今の”伝説のバイク”と言われるような”高値の花”バイクから、意外と”不人気車”まで拡がっていき、それこそ「私だけ・・・」的なオンリーワンバイクを堂々と楽しめる時代が来るのではとも思っております。

それこそ、日本も「One's exclusive hobby」を楽しんでバイクの中の”本物の文化的バイク”というカテゴリーが根付くのではとも思っており願ってもおります。

それには”勇気”と”覚悟”から気持ちを”楽しむ”に変えていかなくてはなりません。

その”楽しむ”を手に入れることができれば、「人生の道標」や「仕事の糧」を掴むヒントにはなると思います。

年始早々からまた長文になりましたので、続きは次回にします。

では、今年もよろしくです!

2016年1月1日金曜日

明けまして おめでとうございます

皆様もお元気で新春を迎えられたと思います

また 昨年にはT‐PADDOCK630のリアルストアに来て頂いたり ウェブサイトにも多数の方のご訪問も頂いたり 誠にありがとうございました




2016年 元旦 午前零時
T-PADDOCK630のサイトをリニュアルいたしました。

今年も、できる限り楽しいストア、そしてサイト運営を心掛けて参りたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

そして、『Bike in the sky』の新年第一弾も#15からのスタートになります。

その#15のタイトルは「One's exclusive hobby」と題して、また私の勝手な想いを記事にします。

内容は「One's exclusive hobby」=「唯一の趣味」をどのように”人生の道標”や”仕事の糧”に活かすのか!?

と、正月早々ちょっと気難しい話題ですが、どこまで的を射た内容か・・・楽しみにしてください。

たぶん、期待外れ?の”絵空事”になると思います

それでは『Bike in the sky』#15でお待ちしております。

T-PADDOCK630 T・Tatsumi

2015年12月27日日曜日

2016年1月1日金曜日 T-PADDOCK630 サイト・リニュアルのお知らせ

こんにちは。

“T‐PADDOCK630”のウェブサイトを開設いたしまして間もなく4か月になろうとしております。

お陰様で、当ブログの閲覧者も3か月少々で3000名様を超え、日に日にご訪問者様が
増えてきております。
誠にありがとうございます。


またその間、画像のMACHⅢもお買上げ頂き、合わせてお礼を申し上げます。

そして、サイトの開設のキッカケは、
約25年間で1950年代~1970年辺りまでの所謂、旧車と言われるバイクを、レストアしたりしながら集めた訳なのですが、今から70歳までに・・・もう少し先まで伸ばしたとしても75歳までに、

そのバイクたちのコンディションを維持しながら、そして私自身の納得のいく走りも含めて、
全ての集めたバイクを乗り続けられるのか!?

この疑問を自問自答した結果、「先ず大型のバイクから手放していこう!」となりました。

そこで、手放す方法として“オークション”などで売却も検討しましたが・・・
あの短期間、短時間で買って頂ける方と大した会話もなく、ここまで手塩に掛けたバイクたちを
手放すのは
「なんか可哀そうやなぁ・・・忍びないなぁ・・・」




まぁ、そんな思いから売却するにしても「大事に乗って頂ける方にお譲りしたい!」
それなら、サイトを通じて“そういう思い”を理解して頂くために「サイト開設をしよう」と始めました。

そこで、サイト開設から僅か4か月足らずですが、

2016年1月1日金曜日 元旦 午前0時
「T‐PADDOCK630」
サイト・リニュアルオープン

もっと見やすく・・・
もっと、バイクを楽しんでもらいたい・・・
もっと、旧車ファンも増やしたい・・・

などなど切りがないですが、そんな事を感じて少しリニュアルを試みます。

前段が長くなりましたが、サイトの基本構成はそれほど大きく変えてはおりません。
変ったところを簡単にお伝えすると、先ず

①HOME      
シャッターが開いたらリアルにガレージに入った感じを表現

②NEWS(新設) 
シャッターが開いてIGNITION BUTTONを押すと
先ずニュース等のお知らせ画面が来るように情報を優先
           
③PROFILE     
T‐PADDOCK630の運営に当たる基本的な考え方をシンプルに表示

④ARRANGED MOTORCYCLES   
当T‐PADDOCK630の胆のコンテンツ画面、
メニュー画面は、見た瞬間にバイクが分かるように表現

⑤その他           
各項目の画像もT‐PADDOCK630のディティールが垣間見れるように
挿絵風に



などなどです。

というわけで、お正月の“すき間時間”にじっくりご覧いただけたら大変うれしい限りです。

今年も、残すところあと僅かですが、皆様もどうぞ良いお年をお迎えください。
また、2016年もバイカーにとりまして良い走りのできる一年となりますようお祈りいたします。

T‐PADDOCK630 T・Tatsumi

2015年12月21日月曜日

『Bike in the sky』#14 CL77…久々のエンジン解体が・・・

こんにちは。

T‐PADDOCK630のタツミです。

今回の『Bike in the sky』はCL77のエンジン解体の様子をお送りします。

今回のエンジンの解体作業はCB750K0以来、おおよそ10年ぶりの作業になります。
果して、最後まで組み上げてエンジンがかかって走れるのか!?

楽しみに(失敗すれば「人の不幸は蜜の味!」でそれはそれでオモロイかも・・・)
お付き合いください。

では画像を追いながら様子をリポートします。

上の画像は、まずエンジン本体を定盤作業台の木枠に載せたところです。

ここで本来はエンジンスタンドやエンジンハンガーという治具的なモノを使用するのですが
私の場合、画像の木枠でCB750も含め全ての解体に長年、使用した万能治具です。

一番の利点は、50cc~750㏄まで全てに対応でき、木製ゆえ滑りにくいのと取り回しの時
そして各パーツを分離させる時など、プラスチックハンマー(プラハン)でエンジン本体を叩いたり
する場合に衝撃を緩和してくれます。(これは素人の見解ですのでご注意ください)

次の画像
ヘッドカバーを取り外したところ

ヘッドカバーはすんなり外せたのですが、画像の様にガスケットが綺麗に剥がれず部分的に
本体に固着してしまっております。

これは、年末の大掃除をするより“メンドクサイ”なかなか厄介な作業になりそうな予感をさせます。

やはり、旧車によく見受けられる経年ゆえの乾燥状態でこうなったのだと思うのですが
他の箇所も、たぶんこうなっているのだろうと察する事ができます。


上の画像
順次、エンジン周りを解体していきます。

ここまでは、各内部は綺麗な状態。
右の画像のクラッチ側カバーのガスケットパッキンは予想に反して固着しておらず、
すんなり取り外し。

そして下の画像
シリンダーヘッドを外した状態。

ここまでは全く問題なく進行。

画像にあるエンジンから垂れ下がっているカムチェーンですが、ヘッド加工だけの作業の場合は
このチェーンがクランクケースに落ちないよう本来はチェーンの両端に針金などで引っかけて
その針金をシリンダースタッドボルトに掛けておきます。

今回は全バラをしますので、その処置は省略です。
それよりも、このカムチェーンの伸びの計測をして再使用するか、チェックが求められます。

また次の画像
シリンダーヘッドに続き、ブルートレイの画像下のシリンダーをエンジンから抜き取ったところ。

画像では簡単に抜き取れたように映ってますが、実はこのシリンダーを抜き取るのに
ちょっと一苦労でした。

それはこのシリンダーとクランクケースの間のガスケットが完全固着で先ほどのプラハンで
叩こうがガスバーナーで炙ろうが“ウン”とも“スン”とも、全く分離する気配もありませんでした。
上の画像のブルーのバーナーが簡易バーナー。

そして、同画像下の真ん中が止む無く使う、超極薄スクレーパー。
それが今回、登場!

その超極薄スクレーパーをシリンダーとクランクケースの隙間の無いところの
ガスケットに食い込ませる感じで“カチッ”とあて、今度は金属ハンマーにてスクレーパーの
柄の頭を“コンコン”と叩いて抉じ開けていきます。

シリンダー、クランクケース双方を傷をつけてはいけないという事で慎重に作業を続け
約20分ほどで分離完了。

そして、今回の作業の“最も手こずるのでは!?”と予測しておりますカムシャフトの取り外し。
何とか、取り外した画像ですが・・・

画像の右側の小さい4枚のトレイ。
これは各排気、吸気側のロッカーアームと各バルブスプリング、各コッター類です。

また、その画像に付いておりますエフ札!

各ロッカーアームに付けておりますのは組み上げる時に念の為、吸気側左を「IN・LEFT」と
それぞれをマークしておけば混乱しないで済みます。

また経年のため、ロッカーアームとカムとの相性もできていると思いますので・・・
(あまり関係ないかもわかりません)

問題は左の大きいトレイのカムシャフト。

そのカムシャフト。1本の単体のシャフトではなく3分割になって組み立てられており
それを分解するのが・・・
上の画像
バルブ周りは、この画像のバルブスプリングコンプレッサーという特殊工具を使い簡単に終了。

ところがシャフトの取り外しはバルブ周りのようにはいかず、トレイに入ってる3分割にした
真ん中のカムスプロケットの右に付いてる、ちょっと蔭になって見難いですが20㎜超の
ロックナットがあります。

そのロックナットを緩める作業ですが、このナットは左回りか、右回りで緩むのか?
また、緩めるに当たってシャフトが空回りするのでスプロケの歯を空回り止めになるよう
何かを噛ませるにしても左回りでか、右回りでかを判断しなければなりません。

そこで、いつもの「凄腕バイク屋」にてレクチャーを受けることに・・・

結局、進行方向にカムシャフトが回る事から逆ネジにてロックされる仕組み。
普通とは逆の右に回して緩めることになりました。

しかし、この緩めるにしても完全にロックされておりましたのでカムスプロケットに木片を噛ませ
3番の大きめのマイナスドライバーをロックナットのスプライン状に切ってある溝にあて、
あとは鉄ハンマーでコンコン叩いて緩めることができました。

まぁ、今回の第一段階の作業はこんな感じでしたが、これからがまだまだ難題が出てくると
思われます。

まず、次の問題!

エンジンを開けてみて現在、入っていたピストンがスタンダードより0.25㎜大きい
オーバーサイズピストンが入っておりました。

ということは既に一度ボーリングがされてた訳ですが、当T‐PADDOCKが所有するスペアの
ピストンも0.25㎜の同サイズで、これでは全く使えず、求めるのは0.5㎜以上のピストン!

今やCB77系のオーバーサイズピストンは希少アイテム!
特に0.5㎜サイズは超希少!

海外でも見つけるのは困難!
あってもリプロの偽物の可能性大!(本物の純正の様に見せかけてボられることも・・・)

さ~て、どうするか!?
いきなりのピンチ!

また眠れぬ夜が・・・どうする?どうする?・・・

それではまた!

2015年12月15日火曜日

『Bike in the sky』#13 いよいよCL72が・・・

こんにちは。

T‐PADDOCK630のタツミです。

昔から12月は先生も走る季節(師走)と言われてますが、それほどの忙しなさも感じられず
その12月も今年の気温は暖かくX'masがそろそろと、いう風にはとても思えない今日この頃です。

でも、バイク乗りにはシーズンオフとなる真冬が間もなく訪れるのは間違いない事ですので
私は、この暖かい内に予てより計画しておりましたCL72のアレンジの準備を始めました。
上の画像
本体より、一先ずエンジンをチェーンブロックで吊り下げ定盤に下ろしたところです。
そして上の画像、フレームから各パーツを取り外し丸裸になったところです。

上の2枚の画像にありますチェーンブロックですが実は昭和30年代初め頃の今や
アンティーク物のツールです。

それが下の画像です。
一応、250kgまで吊れると表示はあるのですが内部のギアが少々擦り減ってきてるようで
ラチェット機能が効かず、あまり重いモノ(100㎏以上)を吊りますとガチャガチャとギアが滑り、少し上がっても下に落ちるという大変危なっかしいシロモノです。

そんな危ない器具を「なぜ?」と思われるかも分かりませんが、実はこのチェーンブロック、
私の父が昔、東洋紡績の下請けの町工場を営んでおりまして、私が小学生の時によく、
このチェーンブロックにぶら下がったりして遊んでいた思い出もあり、父が亡くなって以来
捨てるに捨てられず、私のガレージで復活したという次第です。

まぁ今のところCB750のエンジン(約60~70kg)をひとりで下す際、なんとか吊れました。

実際、これ以上の重さのエンジン等はないと思いますので、ひとりでの作業の時は他にも
いろいろ使え、たいへん役立っております。

まぁそんな事で、ここまで準備しておきますと、それこそ「今日はメッチャ寒いやん!」とバイクに
乗るのが億劫になる日、チョコッとづつ作業に”やる気”が出て前進します。

さて、ここでこのCLを「どう、アレンジするのか!?」ですが

あまり先に全容をお話ししてしまいますと、仕上がった時に想像と現車のギャップに
「え~!違うやん!」とか、期待外れになっても拙いですのでちょっと遠慮しときます。

ただ、アレンジの進行具合は随時、このブログでアップして参りますので・・・

そもそもアレンジの前にどうしても、このCLの修理しておかなければならない事が
ありましたので、ここは「ついでに!」となり丸裸の状態になりました。

では、その修理箇所ですが
それは、XSの時にも感じた事と同様です。

話しは少し戻りますが要は、XSの不具合の真の原因ですが、最終的に根っこの原因は
未だ分からない状態です。

ただ、私が思いますのは下手人(犯人)は私自身!
もっと言い換えれば「私のメンテナンス不足」あるいは「ケア不足」とでも言えると思います。

それはどういうことか?

この事に関わることは、当サイトのProfile、Impressionの中にも書いておりますように
「旧車は乗ってあげないとダダをこねる!」
この一言につきます。

要するにXSにおいてもですが、XSを始めて手に入れたのが今から約17,8年前です。
そこからレストアをしていった訳ですが、その当時に今回の問題のキャブを新品状態で手に入れ
装着し、そして電気系の不具合では”フルトランジスタ”に変え外装もやり直し・・・

などなど、レストアが完成して車検を通し、完璧にいい状態になって楽しく走っておりました。
レストア後、約4000km越えの走行で車検が切れて乗れなくなりました。

たまにエンジンを掛けたりしながらできる限りコンディションを維持してきましたが、
やはり限界はあります。

そこに、私の事情でアメリカでの仕事やら、また東京での仕事やらで家を空ける期間も
けっこうあり、久しぶりにバイクに乗りたいと思う時など、サッと乗れるバイクに気持ちも揺れ
そこで、たまたま手に入れられた「DUCATI MH900e」が暫くは圧倒的に月ヶ瀬バイクの
御用達になってしまってました。

まぁ、それはそれで楽しかったのですが、置き忘れた代償のツケが一気に今回の
この時に廻ってきました。

それが、今回のXSのキャブ内部の経年劣化、特にバタフライバルブの軸の小さなシールや
各ジェット類、フロートの腐食などなど・・・

また、トランジスタにおいても個体差はありますが同じく経年による誤作動もあるとの事。
こちらは幸い問題はなかったのですが・・・

と言うように同様の各パーツの経年劣化は今回のCLでも発生したわけです。

このCL!
実は私と次男が旧車で楽しく走り回っておりました折、長女が「私もバイク乗りたい!」
それも「旧車が欲しい!」となりました。

しかし、自転車以外乗ったことのない娘にいきなり自動二輪、それも旧車では・・・!?

そこで「クラッチ付の原チャで暫く練習しろ!」となり、娘はYAMAHAのYB50というスポーツタイプの
バイクを購入し、しばらくそれで遊んでおりました。

しかし、そろそろちゃんとした?旧車を探さなくては・・・

「娘が乗れる、且つそれなりのアテンションも必要。そして娘の予算も・・・」と条件が厳しい中で
となると「オッ!CL72がエエのでは・・・」となり、娘にそのCLの写真を見せると
「可愛い!乗りたい」で決定しました!

そして、たまたま”いい出物”がオークションで見つけられたという次第です。
ここでYB50は購入価格とほぼ同額で手放しCLへの道へとなる訳です。

このCLも、やはり手に入れてから15年以上は経っております。

娘の場合は本体購入の予算しかなく、レストアなどに掛ける費用はゼロですから、
その中でできる事は限られてました。

それでも購入した時の程度は悪くなく、全バラにして基本はレストアと同じ工程を踏んで
組み直ししました。

その間、娘はバイクの中型免許取得中でしたが組み上がった頃、目出たく免許取得!

そして、組み上がったバイクに乗って次男も同伴の親子で近場ツーリングを楽しむ事が
できた、なかなかの家族の絆を作ってくれた物語のあるバイクです。

それが娘の結婚、出産と同時に、このCLは私が買い取って止む無く所有する羽目に!

それからはXSと同じ、ただガレージで眠る日々が続きます。

その間、CLに病魔がジワジワっと迫っているのに私は何も気づかず、毎週のように
ドゥカと戯れておりました。

そして、今年の夏場!

ガレージで眠っているはずのCLのエンジンの下辺りの床にオイル溜まりが、けっこう広範囲に
拡がっておりました。

それも突然で、ちょっとビックリです。

話しは更にそれますが、旧車の普段の保管状態ではエンジンオイルはポタポタレベルで
けっこう漏れる事が”旧車の常識”と言われております。

それも人によっては、「漏れるのはオイルがちゃんと入ってる証拠や!」と笑い話で語られてます。
特に英車や1960年以前の”本物の旧車”には、確かにその傾向は見受けられます。

しかし旧車と言えども、程度にもよりますが、やはりオイルが漏れているというのは、けっして
気持ちが良いものではありません。
私は、やはり直せるものであれば直してあげるべきと考えます。

話しを戻します。

そこで、当CLです。
慌てて、いろいろ調べますと、殆どがエンジンのオイルシール周りからの漏れで、これも
経年劣化によるものと判明!

以上がCLのエンジンの分解修理を行わなければならない事情です。

ところが、CLのエンジン関係のオイルシールも最近はHONDAからも欠品が多く、「どこまで
手に入るか!?」と心配しておりましたら案の定、最も無くてはならないシールが欠品でした。

となると、あとはネットでリプロ品を探すしかなく、幸いそのシールは手配できましたが・・・
下の画像の右側はHONDA純正、左はCL購入時、車体に付属してたリプロのガスケットキット
 

下の画像
右はシール類を特定するパーツリスト。

レストアにおけるパーツリストはプラモデルを組立てする時の説明書のように、非常に重要な
モノで特に旧車ではお宝書物です。

左が一応、日本製であるがネットで購入した胆のオイルシール
と、いうことで
今の段階では一応、準備万端というところです。

以後はまた、上述しましたようにブログでアップしていきます。

それではまた!


2015年12月14日月曜日

『Bike in the sky』#12 XS(ペケエス)完全復調!!

こんにちは。

T‐PADDOCK630タツミです。

早速、XS復調のインプレッションです。
(この『Bike in the sky』#12をお読み頂くには、前話がありますので『Bike in the sky』の
#4、#6、#11を先にお読み頂くと話は繋がると思います。)

さて、修理後の退院翌日、そして先週12日土曜、13日日曜の2週にかけての中距離走行テスト、
全3日で合計約400kmでの結果です。

結論から申せば、完璧に復調しました。
復調度をパーセントで言えば95%といったところでしょうか!?

では「残りの5%は何なの?」と思われると思いますが・・・

それはT‐PADDOCK630の私の考え方です。
サイトのプロフィールにも書いておりますが、「バイクのビジュアル的な見た目は綺麗でも
性能的に今一つ・・・」と言うのは、やはり乗っていても楽しくない。

できる限りは「当時の性能に戻す」を念頭に手を掛けてきました。
と言いますように乗り物の胆であるエンジンに低速から中速、高速域と全域に安定感が
求められます。

その中でも、街乗りで最も重要視されるのが”アイドリング”の安定度です。
その回転数もバイクにもよりますが、極力低いところ!
更に旧車の苦手な夏場でも、或いは混合気が薄くなる極寒の冬場でも・・・

理想はCB750K0で900rpm/m。XSで1000rpm/mぐらいで数分の信号待ちでも
アクセルグリップから手を離した状態でもエンジンが止まらず安定していることです。

乗ってましてバイクが楽しくなる”影の功労者”とでも言いましょうか、アイドリングが安定するのは
それも理想の低回転で・・・
ほんとうにエンジンが調子が良くないと、なかなか”こう”はいきません。

そこで、その5%の不満になる訳ですが、信号待ちのXSのアイドル時のことです。

信号で停車してから10秒、20秒と「ドッドッドッ・・」けっこうエエ感じで1250rpm/mで
安定していると思いきや、突然「プスッ・・・」でエンジンストップ!

慌てて、キックを踏むも一回ではエンジンがかからず、4,5回踏んでやっと始動!

また、もっと焦るのが数分の信号待ちでも、いい調子でアイドル状態が続いていて
前の信号が”青”になって、「さぁ、発進!」とチェンジペダルを1速に踏み込んだ途端、
「プスッ・・・」でストップ!

さぁ、後続の車はクラクションを鳴らしたり、空ぶかしで煽られたりと
とにかく”焦る、あせる、アセル!”です。

なんとかバイクを道路の左端に押して寄せ、キックを数回ふんでやっとエンジン始動。
という有様で。
ひと呼んで「恐怖の信号待ち」

この初期型XS!
この現象は事実かどうか分かりませんが、よく言われておりますのが「圧縮比(ピストンが一番上に
来ている時の燃焼室容積とピストンが一番下にある時のシリンダー容積との比率)が高いから
アイドリングが低いとピストンが上に上がって来る時、圧縮圧力に負けてピストンが上がり切れずにエンジンが止まる」などと言われてます。

確かに一理あると思いますが、真実のほどは・・・・です。

ただ、思うにこのXSも生産年式が1970年です。
今から、45年前です。

当時の新車状態であれば、すべての構成パーツや各部の機能などが完璧にマッチングしてて
先ほどの突然エンストなんて現象は考え難いと思われます。

しかし、45年も経た現在に当時の新車状態を求めるのは、やはり少々無理があるかもしれません。

よって、低回転のアイドル状態で数分の信号待ちを耐えられるか!?
この命題に取り掛かるべく、スロットル調整用のミニドライバーをすぐ取り出せるようにジャケット
のポケットに忍ばせながら走行テストを実施しました。
上の画像がその様子。

山之内さんにてキャブ内部のジェット類やフロートなどなど、ほとんどの部品は全く問題ないと
いうモノを除き90%以上は交換してもらい且つ、セッティングまで行ってもらいましたので

ここから”触る”というのは、なかなか勇気がいることです。

というのも、このXSのキャブはほとんどの方が「メッチャ、デリケートやから・・・」と言われます。
それ故、ここは慎重にとの思いからです。

このキャブの左右の同調も4連キャブ同調ツールの”バキュームゲージ”が使えれば良いのですが、(下の画像が4連キャブ同調を行う時のバキュームゲージ)
そのバキュームの取り出し口がない為、組立時に先ず、マフラーからの排圧をマフラーの排気口に手をあてて、勘でスロットル調整しながら左右の排圧を合わせます。

そこから回転数を上げたり下げたりする時は、左右のスロットルスクリューの回す度数は同一でなければなりません。

以上のような事を頭に入れてのテスト&アイドリングベストポイント探し&セット走行です。

またしても、ダラダラと長く講釈が続きましたが
結論から、1350rpm/mの理想より350rpmも高くなりましたが一応、ドッ、ドッ、ドッの重低音の
心地よい回転域でエンジンも信号待ちで止まる事もなくなり(まだゼロではないですが・・・)
ほぼほぼ、完了というところです。
上の画像は先週の12日の土曜の月ヶ瀬の様子です。
あいにくの前日からの雨の影響で東大阪から路面が湿り気味。奈良市内を抜けて月ヶ瀬までの
峠道は完全にウェットコンディション!
案の定、いつもの月ヶ瀬信者の走り屋膝擦り組はゼロ!
月ヶ瀬に来る時、到着手前で”月ヶ瀬信者”命名者のHさんと行き違いになったぐらいで着けば
私だけでした。
月ヶ瀬の橋をバックに完全復調の記念撮影。
と、ちょっと普段の月ヶ瀬の賑わいとは違う趣に浸っていたところに下の画像のクルマ!

なんと、発売されて間もない今、自動車業界でノリノリのマツダのロードスターじゃありませんか!?
今、マツダ車は「魂動(こどう)」というデザインテーマで生命観溢れる野生動物の躍動感を
表現しているそうです。

特に最近のマツダ車は顔もいいのですが、私はバックの処理がシンプルで「うまいな!」と
感じておりました。
なので、斜めバックスタイルで撮らせていただきました。

確かに私も『Bike in the sky』で「最近のクルマはどこも同じ様な形で面白くない」的な事を
記事にしました。
しかし、最近のマツダ車は国産の中でも”デザインから入る”と言う点で唯一、共感できる
メーカーと思います。

現実にマツダのデザイン担当役員?さんはビジネス雑誌のインタビューにも
「最近のクルマにないロングノーズにして、カッコ良さを追求するとともにドライビングシートに
座った時のフット周りのゆとりにも気を使って乗る楽しさを感じて頂きたい。」と
コメントされております。真にマツダのキャッチコピー『Be a driver.』です。

そこで、月ヶ瀬にお越しになりました画像のロードスター! 
マツダの今のテーマカラーのワインレッド?のロードスターの所有者は我々と同じ月ヶ瀬信者の
奈良在住、Yさん!

「今日は雨の後なので慣らしがてらこのロードスターできた。」と仰ってました。
納車3日目のクルマだそうです。

そのYさん!
実は下の画像のスーパーバイクを、ついこの間までお持ちで、今はDUCATIに乗ったはります。


このバイク、イタリアの「bimota(ビモータ)]という元々、空調設備会社で3人の協同創業者の内のバイク好きの一人の発案で始まった言わば「バックヤードビルダー」の成功者です。

そのbimotaの「Tesi(テージ)」という車種。
毎回、新車を出しても世界で数台という少量生産車。
故に価格も○百万という高級バイクです。

足回りを観る限り、一瞬「どっちが前?」と思わず見惚れてしまうバイクです。
個人的には、このような”アテンション”の高いバイクは旧車とは違う視点でけっこう好きなバイクです。

と、今回もまた取り留めのない記事になってしまい「お前はいったい何が好きやねん?」と
言われそうですので、この辺りでやめておきます。

では!